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昭和の常識を押し付け暴走する義母に我慢の限界! 価値観の相違が招いたトラブルに嫁はどう立ち向かうのか?【書評】

  • 2026.5.8

【漫画】本編を読む

子どもがどんなに大きくなっても、親は我が子のことが気にかかるものだ。だから子どもから何かを求められたら嬉しいし、協力を惜しまないだろう。しかしそれが行き過ぎてしまっていたら……。『義母はもう一度ママになりたいらしい 優しい義母のウラの顔』(リアコミ:原作、rummy:漫画/KADOKAWA)は、子離れできず過干渉してくる義母に悩む嫁の姿を描いたコミックエッセイだ。

主人公・まいこは専業主婦。結婚前、既婚の友達から夫と義母の悩みを聞いていたまいこだったが、まさか自分が同じような苦しみを持つとはそのとき思ってもいなかった。ある日、一人息子が3歳になりそこまで手がかからなくなったため、パートに出ることを夫に相談する。しかしこれまで家事と育児を任せっきりにしてきた夫は、家事育児の分担を嫌がって否定的な態度を見せる。

さらにまいこは義母にも困らされることになる。突然、新幹線で2時間かけて訪問してきたと思ったら、息子を保育園に通わせているまいこに対して努力が足りないと言い、自分は専業主婦で家事をしながら3人の子どもをしっかり育ててきたことを武勇伝のように語る。義母はいわゆる「昭和の人間」で、その価値観を押し付けてくる人だった。気にかけてくれていることに対し、社交辞令として感謝を述べたまいこだったが、その後義母は、我が子と孫を愛するあまり、孫に対して「私のことはママって呼んでね」と言い出すほどの暴走を始める。加えて夫は義母の味方をするという状況に置かれたまいこは、この先どうなってしまうのか。ぜひ本書で結末を見届けてほしい。

各家庭にはそれぞれの常識や価値観があり、結婚して生活をともにするふたりはどんなに細かいことでもしっかりとすり合わせていく作業が不可欠だ。そして親は、嫁や婿は自分たちとは違う環境で育っていることをわきまえて彼らと接するべきだろう。親と子、双方に気づきを与えてくれる作品だ。

文=nobuo

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