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【室見】台湾のお寺で食べる精進中華料理は、体に優しいおふくろの味!

  • 2026.3.7

こんにちは。地域特派員のハヅムラルダです!

福岡市に台湾の仏教寺院があるって知ってましたか? そこで、毎月2回、一般の方に開かれたこども食堂があり、大人もワンコインで中華精進料理を食べることができるんです! 知られざる台湾のお寺と、体に優しい台湾ごはんをレポートします。

出典:リビングふくおか・北九州Web

そのお寺「福岡佛光山寺」の場所は地下鉄室見駅から徒歩5分。到着すると、そこはお寺というよりビルでした。何度も通りかかっていた場所ですが、お寺だとは気づきませんでした。

出典:リビングふくおか・北九州Web

よく見ると入口近くには仏像があり、実はお寺っぽい。

出典:リビングふくおか・北九州Web

向かい側から見ると、看板が見えます。

ここで毎月第2、第4日曜日の12時から13時まで開催しているのが「三好(サンハオ)こども食堂」。“三好(中国語読みで“サンハオ”)”とは、「良い事をする」「良い言葉を使う」「良いこころを保つ」という3つの「好(中国語で“良”の意味)」を指しています。開催日には看板が出ています。

出典:リビングふくおか・北九州Web

階段を上って入口に入ります。

出典:リビングふくおか・北九州Web

靴を脱いで、1階のホールから、エレベーターで3階の食堂へ。

出典:リビングふくおか・北九州Web

こどもは無料ですが、大人も500円で食事ができるとのこと。

出典:リビングふくおか・北九州Web

お寺の昼食時間として12時から13時までの1時間と決まっているので、12時には入ったほうがよいそうです。

出典:リビングふくおか・北九州Web

大きなキッチンでは、台湾人の信者の方々が中華鍋をふるってたくさんのおかずを料理してくださっています。

出典:リビングふくおか・北九州Web

大根餅を調理中。おいしそう~

出典:リビングふくおか・北九州Web

お母さんたちが腕によりをかけたたくさんのお料理がカウンターに並びます。

出典:リビングふくおか・北九州Web

メニューは、日替わりで、その日の食材によって変わります。それぞれが好きなものを取るビュッフェスタイル。

出典:リビングふくおか・北九州Web

ごはん、スープ、フルーツもあり。早い者勝ちのおかずもあります。

食事は、日本のお寺の精進料理と違い、中華料理の精進料理です。

出典:リビングふくおか・北九州Web

提供:福岡佛光山寺

肉や魚はもちろん、たまご、ねぎ、にんにく、にら、たまねぎは不使用で、刺激物で使うのは生姜と唐辛子だけ。 仏教における精進料理では、強い臭気や刺激を持つ5つの野菜が「五葷/五辛(ごくん/ごしん)」と言われ、情欲や怒りを増幅させ、修行の妨げになるとして、原則的に禁じられているそうです。勉強になります。

スープのお出汁も、動物性のものは使わず、昆布、大根、白菜、椎茸から取るそうです。この日のスープは大根や白菜のお出汁とのことで、野菜から出汁が? と思ったのですが、野菜のうまみが感じられる汁で、なんともいいお味でした。

出典:リビングふくおか・北九州Web

どれもおいしそうで、ほぼ全種類のおかずをもりもりに盛らせていただきました。

大根餅 中国東北料理・じゃがいもの千切り炒め モロッコいんげんの炒め ロマネスク ブロッコリーの炒め 乾燥豆腐と野菜の炒め セロリ、ゆり根、カシューナッツの炒め 大根の漬物 豆腐、干豆腐ときのこの煮物 しょうがごはん 大根、白菜、きのこのスープ パイナップルとスウィーティー

ごはんはしょうがが入った味付き。これがおいしい。

おかずはどれも薄味で、しっかりと素材のうまみが活きています。それぞれに違う味つけがされていてて工夫されています。家庭的なおふくろの味に思わずほっこり。

出典:リビングふくおか・北九州Web

途中で追加された水餃子は、皮から手作りされた本格餃子。もちろん具には肉はなし。

出典:リビングふくおか・北九州Web

それなのに中身は4種類、中身も味付けも違ってバラエティ豊富。大豆ハムや青菜、春雨などが入っていて生姜味や酸っぱめの味付けもありました。大豆ハムは肉と間違うほどの肉感です。

時には、肉まんならぬ“野菜まん”がメニューに登場するときもあり、皮から手作りで絶品だとか。 子どもが多いときは精進のカレーライスや焼きそばが出ることも。大豆やきのこから作った唐揚げや、エリンギから作ったカツなど、日本の料理を精進で作るときもあるそうです。

食事はどのおかずもおいしくて、2人前くらいを盛ってしまったのにペロリと完食し、食後も全く胃もたれなどなし。健康的で体が喜ぶごはんでした。

食堂では、法師さんやスタッフ、信者の方が、わいわい料理を作ったり、食べたり話したり。皆さんとても親切で、初めて行った私を気さくに受け入れてくれました。皆さん日本語がとても堪能です。

出典:リビングふくおか・北九州Web

この日初めて来たというベトナム人の方々。

出典:リビングふくおか・北九州Web

子どもたちもそれぞれが好きなものを食べて楽しそうに過ごします。

出典:リビングふくおか・北九州Web

このお寺で5年副住職を務める法師の釈如愷(シャクニョガイ)さん(写真右)と広報を担当する事務の佳佳(ジャジャ)さん(写真左)にお話を聞きました。

「日本のこども7人にひとりがちゃんと食事をしていないと聞き、慈善活動のためこの食堂を始めました。ひとり親家庭のこどもたちやさみしさを感じているこどもたちを支援したいのですが、外国の宗教施設ということで入りにくいのか、遠慮されているのか、参加者が少ないです。こどもだけでなく、地域の皆さん、ご近所の皆さんに参加しいていただいて、困っていることがあれば相談していただける関係が作れたらいいと思います。信者の方でなくても、ぜひ来てほしいです」(釈如愷さん)

「学童の後にお寺で勉強する子どもの学習支援活動もやりたいと思っています。私が勉強を教えます」(佳佳さん)

お寺の食堂というとなじみがなく、台湾の仏教施設に信者でないのに入るのは気がひけるかもしれません。でも、気軽に行っていただいて大丈夫。「福岡佛光山寺」は、法師さんほか皆さんが優しく、温かいアットホームな雰囲気のお寺です。ここに来たら、以前、台湾や韓国で仏教寺院を訪れたとき、お寺の方に「食事をしていってください」と誘われ、観光客ながら、お坊さんたちに交じって精進料理を食べたことを思い出しました。台湾では、お寺はあらゆる人に開かれたオープンな場所なんですね。

「福岡佛光山寺」の総本山は、台湾の高雄にある「佛光山」で、台湾の4大仏教のひとつと言われ観光地にもなっている広大な仏教寺院です。福岡ほか東京、大阪など、日本で5か所に支部があります。

出典:リビングふくおか・北九州Web

「福岡佛光山寺」の2階にはきらびやかなお堂もあります。希望者はお参り可能。

「三好(サンハオ)子ども食堂」開催日は、通常第2と第4日曜日(行事などでないときもありますので要確認)

近日中の開催予定日(すべて日曜) 3月:8日、22日 4月:26日 5月:10日、24日 6月:28日

台湾のお寺参拝としても楽しいはず。一度行ってみてはいかがでしょうか?

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