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【堤真一さん&山田裕貴さんインタビュー】極限状態で変化する関係性。実話を基にした″人間ドラマ〟

  • 2025.6.26

Tsutsumi Shinichi & Yamada Yuki

堤真一&山田裕貴

出典:シティリビングWeb

映画「木の上の軍隊」に出演する堤真一さんと山田裕貴さん。2人の日本兵が2年もの間、敗戦を知らず樹上で生き延びたという実話を基にした、終戦から80年の今こそ語り継ぎたい物語で、堤さんは上官の山下、山田さんは新兵の安慶名(あげな)を演じました。

――お話が来たときの感想は?

堤:やりたいと即決でした。起きていることは悲惨なのですが、沖縄の人たちの苦しくても笑って生き抜く力が素晴らしく、「反戦」は大きなテーマではあるけれど人間ドラマとしてしっかりと描かれていると思いました。

山田:マネージャーの声かけの瞬間から良い話だろうと思いました。「お相手が堤さんで…」と聞いた瞬間にやります!と即答でした。そのあとタイトルを知って脚本を読んだのですが、こうした作品に挑戦する機会もあまり多くなかったので、撮影に入るのがすごく楽しみでした。

――お互いの印象は?

堤:山田くんは最初に会ったときから印象は全然変わらないですね。お互い撮影中は減量していたのですが、食事に誘っても何も食べず、なんだこいつ!と思っていました(笑)。

山田:そう思われている気はしていました(笑)。堤さんはもっと寡黙な方だと思っていたのですが、たぶん僕よりしゃべります。食事せずともお話を聞いているだけで本当に楽しかったです。

――山下と安慶名の関係性をどう築いていったのですか?

堤:木の上にこもってからはほぼ台本通りの順番で撮影が進んだので、最初の緊迫した状態からだんだん居心地がよくなって木の上が安心できる場所になっていくさまは、意識せずに自然とそうなりました。この木は本物の生きている木で、1年程前に植樹して育てていたそうです。映画は役者や監督だけでなく、本当に多くの人の力を借りてできていると実感できる現場でした。

山田:新兵は上官に自分から口をきくこともあまりできないと思うのですが、それでも安慶名はぽろっと友達の話をしたりするんですよね。時代背景は自分の中に持ちつつ、最初は上官と新兵、途中からは先輩と後輩、最終的には親子に見えればいいなと思いながら演じていました。

――仕事をする上で大切にされていることは?

堤:年齢とキャリアを重ねた今こそ思えるのは、「何をやっても堤真一」と言われるようになりたい。いろいろ考えて役作りをするというよりは、あまり気負わずに委ねられるようになりました。

山田:僕はまだその境地には達していないのですが、一つ一つ一生懸命取り組んでいくことです。声をかけていただける感謝を忘れずに、その期待を越えられるように頑張ろうと思っています。

出典:シティリビングWeb

7月25日(金)から全国公開

(C) 2025「木の上の軍隊」製作委員会

【STORY】

沖縄県伊江島での実話を基に描かれた、井上ひさしさん原案の舞台を映画化。激しい攻防戦の中、木の上に身を潜めた2人の日本兵(堤真一、山田裕貴)。彼らは日本の敗戦を知らないまま、極限の樹上生活を続ける。

【PROFILE】

堤真一さん/1964年生まれ、兵庫県出身。数多くの舞台、映画、ドラマに出演。映画「ババンババンバンバンパイア」「旅と日々」の公開、舞台「ライフ・イン・ザ・シアター」の上演が控える

山田裕貴さん/1990年生まれ、愛知県出身。2011年俳優デビュー。映画「ベートーヴェン捏造」「爆弾」の公開が控える。毎週月曜25:00から「山田裕貴のオールナイトニッポン」が放送中

取材・文/高木明日美(シティリビング編集部)、撮影/大川晋児

堤さん:ヘアメイク/奥山信次(b-sun)、スタイリスト/中川原寛(CaNN)、山田さん:ヘアメイク/小林純子、スタイリスト/森田晃嘉

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