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ママタルト・檜原洋平「歯医者の楽しさについて書いて褒められた」M‐1ファイナリストが放つご機嫌エッセイで前向き気分に【インタビュー】

  • 2026.5.11

※本記事は、雑誌『ダ・ヴィンチ』2026年5月号からの転載です。

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2年連続で『M-1グランプリ』ファイナリストとなったママタルトの檜原洋平が、初となるエッセイ集『正直言わせてもらうでぃ、この本読んで日々をご機嫌にするほかないやろう』を刊行。生活の中にある“楽しみ”に焦点を当てた飾らない文章が「読むと気持ちがラクになる」と評判だ。

――ウェブ連載が一冊に。連載期間中のことを振り返ってください。

ママタルト・檜原洋平(以下、檜原):連載当初は順調だったんですけど、10回目を過ぎたあたりでネタ切れになって“楽しく豊かな暮らしだと思ってたけど、エッセイ10本書いたら終わるくらいのボリュームやったんか”と気付かされました。結果的に、ネットで調べた楽しそうなものを買って、レビューのような文章を書いてしまったことも(笑)。“歯医者”の楽しさについて書いた際に、編集者さんから“楽しみを発見する能力がすごい”と褒められたのも印象深かった。“歯医者は楽しくないですよ”なんて言われていたら終わりでした。

――檜原さんの芸人人生において、本書はどんな一冊になりそうですか。

檜原:ちょっと前に、ロケバスの中にいた芸人が、僕以外全員本を出してるみたいな瞬間があったので、“僕もちゃんと書いたぞ”って言えるのはうれしいですね。以前は、M-1で決勝に行くのがゴールだと思っていたんですけど、その先にも挑戦が待っていて。これまでが“賞レース挑戦編”だったなら、いまは賞レースじゃない世界で自分を知ってもらう“世の中編”みたいな新章がスタートした感覚。ネタではツッコミ担当だけど普段はボケるタイプだとまだ世間に知られていないので、1から浸透させていかないといけないんですけど、そこにワクワクがあります。そんな芸人人生の転換期に出せたのがこの本です。

――どんな人に読んでほしいですか。

檜原:つい考え過ぎちゃう人や、完璧主義な人は、僕の本を読めば“頑張らなくてもいいんだ”って思えるかも。僕自身は真剣なつもりでも、周りからは“気楽だね”って思われてしまうタイプなので(笑)。春から新生活を始める方にも“楽しみ方を見つけよう”みたいな気持ちで読んでもらえれば。

取材・文:澤井 一 写真:川口宗道

ひわら·ようへい●1991年、大阪府生まれ。少年時代は『着信御礼! ケータイ大喜利』やラジオ番組への投稿に熱中。高校時代に「M-1甲子園」で結果を残すなど早くから注目を浴びた。以前はボケだったが、相方の大鶴肥満と2016年に組んだママタルトではツッコミに。24年から2年連続でM-1グランプリで決勝に進出。ワードセンスが冴える“長尺ツッコミ”が武器。

『正直言わせてもらうでぃ、この本を読んで日々をご機嫌にするほかないやろう』

檜原洋平

KADOKAWA 1980円(税込)

WEBサイト「ウォーカープラス」にて、2024年から連載された「ママタルト檜原の楽しみ日記」を書籍化。檜原の何気ない日常や、お気に入りアイテム紹介などが、“檜原構文”と称される独特な語り口で綴られていく。檜原周辺の芸人たちとのエピソードも豊富。連載内容を振り返った「追記」も収載され、ネタとは一味違う、檜原の鋭く深い面白さに出会える。

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