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8年前、“不倫妻”で大ブレイクした『遅咲き女優』テレ東史上“歴代1位!”3000万再生を生んだ「天才演技」

  • 2026.6.8

長い下積みの時代を重ね、ある作品との出会いをきっかけに一気に注目を集める――そんな俳優の歩みには、努力が実を結ぶ瞬間ならではの輝きがあります。今回は「下積みを経て大ブレイクした俳優」をテーマに、遅咲きながら確かな実力で存在感を放つ俳優たちをご紹介します。

第1弾として取り上げるのは、松本まりかさんです。2000年、15歳で女優デビューを果たした松本さんは、約18年という長い下積みを経て、ドラマ『ホリデイラブ』で本格的にブレイクしました。

本記事では、長い下積み時代から2026年の最新出演作まで、松本さんの軌跡と確かな実力を振り返っていきます。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品を選定・構成しています
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

15歳のデビューから約18年…長く続いた下積み時代

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2001年ごろ撮影 松本まりか(C)SANKEI

松本まりかさんが女優デビューを果たしたのは、2000年のこと。NHKドラマ『六番目の小夜子』で、15歳にして芸能界へと足を踏み入れました。

とはいえ、デビュー後すぐに脚光を浴びたわけではありません。テレビドラマや舞台に出演し、声優としても活動するなど、仕事の幅を少しずつ広げていった松本さん。大きな注目を集めるまでには、約18年もの長い時間がかかりました。

デビューから10年目ごろには、イギリスへ語学留学するなど、自分を見つめ直す時間を過ごしたといいます。

そんな松本さんが、帰国後に出会ったのが、小劇場の世界。山内ケンジさん主宰の城山羊の会の舞台に魅了された松本さんは、オーディションを受けて出演を果たします。その舞台が『ホリデイラブ』のプロデューサーの目に留まり、のちのブレイク作となる同作への出演のきっかけとなりました。 

デビューから約18年——決して順風満帆とは言えない歩みを経て、松本さんはようやく大きな飛躍の時を迎えます。

遅咲きの才能が花開いた『ホリデイラブ』

松本まりかさんにとって大きな転機となったのが、2018年放送のテレビ朝日系ドラマ『ホリデイラブ』でした。デビューから約18年、長い下積みを重ねてきた松本さんは、この作品で30代半ばにして本格ブレイクを果たします。

本作は、仲里依紗さん演じる高森杏寿を中心に、夫婦の愛と再生を描いたドラマ。松本さんが演じたのは、主人公夫婦の関係を揺るがす井筒里奈という役どころでした。主人公の夫と不倫し、穏やかだった家庭に影を落としていく——一歩間違えれば嫌われ役にもなりかねない難しい役どころを、松本さんは見事に演じ切ります。

放送当時、SNSには「あざとかわいさが怖い」「狂気的な演技がリアル」「怪演に惹きこまれた」「悪女ぶりが最高」「女優魂を感じる」といった声が続出。

長い下積みのなかで磨かれてきた実力が、この一作をきっかけに注目を集めることになりました。

『ホリデイラブ』でのブレイク以降、松本さんの活躍の場はさらに広がっていきます。2020年は、1年を通じて複数の連続ドラマに立て続けに出演。翌2021年には、『向こうの果て』(WOWOW)、『それでも愛を誓いますか?』(テレビ朝日系)で主演を務めるなど、出演作が一気に増えていきました。

注目を集める一方で、松本さんは興味を持たれなくなることへの恐怖を抱えていた時期もあったといいます。順調に見える歩みの裏側にも、表現を追い求める真摯な姿勢があったことがうかがえます。

GP帯連ドラ初主演を果たした『ミス・ターゲット』

近年の代表作として、まず挙げたいのが、結婚詐欺師が本気の婚活に乗り出すというオリジナルドラマ、『ミス・ターゲット』(テレビ朝日系 / 2024年4月期)です。

松本さんが演じたのは、主人公の朝倉すみれ。数々の男を手玉に取ってきた百戦錬磨の結婚詐欺師でありながら、普通の恋愛経験がゼロという女性です。人を欺くしたたかさと、恋を知らない不器用さ——その振れ幅の大きさが、本作の見どころとなりました。

そしてこの『ミス・ターゲット』は、松本さんにとってGP帯連続ドラマ初主演作。脚本は、松本さんをイメージして当て書きされたオリジナルストーリーだといいます。

放送当時、SNSには「ピュアすぎて尊い」「悪女なのに可愛すぎる」「ツンデレ全部盛りで最強」「あざとさ全開」「演技お化け」といった声が相次ぎました。

長い下積みを経た松本さんが、ついに地上波の主役を担う存在になったことを実感させる一作です。

配信で記録を打ち立てた『夫の家庭を壊すまで』

そして、もう一つの代表作が、2024年7月期にテレビ東京系で放送された『夫の家庭を壊すまで』です。 

「サレ妻による痛快無比なリベンジエンターテインメント」と銘打たれた本作で、松本さんが演じたのは、15年にわたって夫に裏切られてきた主人公の如月みのり。ある日、その不倫を知ったみのりが復讐を決意する——その姿が、物語の軸となっていきます。

本作の作品総再生数は、第1話の配信開始から78日目で3000万回を突破し、テレ東ドラマでは歴代初の記録を達成(ビデオリサーチ調べ)。さらに第2話は、放送後1週間の見逃し配信再生数が204万回に達し、こちらもテレ東歴代初を記録しました。放送終了後には第1話から第8話までのディレクターズカット版が配信されたほど。

SNSにも「没入感がすごすぎる」「天才演技」「人間の闇がリアルすぎて鳥肌」「さすがの怪演」「もはやホラー」といった声が多数寄せられました。

数字にも表れたこの注目度は、主演を務めた松本さんの存在感をあらためて印象づけることとなりました。

2026年も広がり続ける活躍

ここからは、松本まりかさんの最新出演情報をご紹介します。

  • ドラマ『元科捜研の主婦』(テレビ東京系)
    本作で松本さんが主演を務めたのは、元科捜研法医係の専業主婦・吉岡詩織。
    科学的推理で事件に挑む本格ミステリーに、ホームドラマの味わいを織り交ぜた一作です。これまでとは異なる役どころに加え、夫・吉岡道彦を演じた横山裕さんとの約20年ぶりの共演も、大きな話題を呼びました。

  • ドラマ『エミリとマリア』(2026年6月18日スタート / MBSドラマ特区)
    高橋メアリージュン
    さんとのW主演作。30代ならではのモヤモヤと向き合うガールズコメディで、松本さんがエミリを、高橋さんがマリアを演じます。
    かつて、ドラマ『奪い愛、真夏』で激しく奪い合う関係を演じたふたりが、今回は一転して大親友役で再共演するのも見どころのひとつです。

15歳でのデビューから約18年もの下積みを経て、『ホリデイラブ』で大きく花開いた松本まりかさん。悪女から専業主婦、そしてコメディへと、その役柄の幅は年々広がっています。

この先、どんな活躍を見せてくれるのか――松本さんの歩みから、ますます目が離せません。


※記事は執筆時点の情報です。

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