キャサリン妃とシャーロット王女、トゥルーピング・ザ・カラー2025でアクアマリンの親子コーデを披露

トゥルーピング・ザ・カラーは、英国君主の公式誕生日を祝う毎年恒例の行事だ。英国王室一家が祝賀ムードに包まれ、ロイヤルキッズたちが公の場に姿を見せる数少ない機会のひとつでもある。ウィリアム皇太子と結婚後、キャサリン妃は印象的な装いを披露してきたが、今年は新たなカラーを纏い、シャーロット王女との親子コーデでロンドン中心部の沿道やバッキンガム宮殿前に集まった人々に笑顔を見せた。

かつてダイアナ妃も愛用した英国発ブランド、キャサリン・ウォーカー（CATHERINE WALKER）の鮮やかなアクアマリンのドレスコートにアイボリーのラペルとカフス、そしてジュリエット・ボッテリル（JULIETTE BOTTERILL）によるつば広ハットを合わせた。ジュエリーは常にロイヤルファッションに置いて重要な役割を果たしてきたが、この日はアイリッシュ・ガード連隊のブローチを着用。これはキャサリン妃の大佐としての役割にちなんだもので、パールのイヤリングは亡きエリザベス女王が所有していたものだ。

シャーロット王女は、母親より淡いカラーのアクアマリンのドレスに白のフラットシューズ、そしてハーフアップの編み込みヘアに白のリボンをアクセントに合わせた。

トゥルーピング・ザ・カラーは、18世紀半ばのジョージ3世の治世にさかのぼる慣習だ。しかし、昨年の式典は例年とは異なる雰囲気だった。キャサリン妃ががんの診断を受けてから初めて公の場に姿を現した場であり、約半年ぶりに公務に復帰した彼女を見たいという関心が高まっていた。

彼女は以前着用し、アップサイクルされたジェニー・パッカム（JENNY PACKHAM）のドレスに黒と白のリボンでアクセントをつけ、王室御用達フィリップ・トレイーシー（PHILIP TREACY）のつば広ハットを合わせて登場。前年は、シンガポール生まれでパリ在住のデザイナー、、アンドリュー・ゲン（ANDREW GN）によるシャムロックグリーンのカスタムルックを選んでいた。

今年、国王チャールズ3世とカミラ王妃はオープン・キャリーでパレードに参加。先日のエア・インディア墜落事故の犠牲者に敬意を表し、チャールズ国王は黒の腕章の着用を要請したという。ウィリアム皇太子やアン王女、エドワード王子は騎乗して軍事パレードに加わり、キャサリン妃は3人の子どもたちと馬車に乗って、沿道で待ち受ける人々に手を振った。

式典の最後には、王室メンバーが一堂にバッキンガム宮殿のバルコニーに集まり、空軍の飛行を見守った。その顔ぶれには、エドワード王子の妻ソフィー妃、ケント公爵、アン王女の夫ティム・ローレンス副提督、グロスター公爵夫妻も加わった。

Text: Anna Cafolla

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