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キャサリン妃からチャールズ国王まで。英ロイヤルの車移動ルール、公用車と愛車に見る独自の流儀を解説

  • 2026.4.4
Max Mumby/Indigo / Getty Images

公務やプライベートで日常的に車移動を行う英国王室メンバーたち。キャサリン皇太子妃の実用的な車内アイテムから、チャールズ国王が貫く独自のこだわりまで。ロイヤルファミリーに共通するドライブ習慣と、それぞれの個性がにじむ、移動時間の過ごし方に注目してみよう。

キャサリン妃が車中に必ず常備する2つのアイテム

運転手付きの1977年製ロールス・ロイス・ファントムVIリムジンでバッキンガム宮殿に到着したウェールズ皇太子一家。2025年の「トゥルーピング・ザ・カラー」。 Max Mumby/Indigo / Getty Images

ロイヤルファミリーは長時間の外出に慣れており、国内各地での様々な公務のために車で移動することが多い。なかでもキャサリン皇太子妃は、主要な公務を行う王族として最も多忙なメンバーの一人であり、公式訪問中は通常、運転手付きの車で移動する。

チャールズ皇太子夫妻や他の王室メンバーに仕えた元執事であるグラント・ハロルドはキャサリン妃の車内に常備されている2つの必需品を明らかにしている。

1つ目は彼女や他の王室メンバーが長距離移動中に水分補給をするための基本的な携行品だ。「車の後部座席には王室の方々のために常に水のボトルを積んでいました」とハロルド氏。2つ目は、特に長距離移動など、忙しい一日を通して爽快感を保つためのものだ。「彼らは一日中人々と会話しなくてはならないため、ミントも常備していました」

エレガントで美しい、英国王室の女性メンバーの降車マナー

公用車の後部座席から降りるキャサリン妃。 Max Mumby/Indigo

公務の場にようやく到着したキャサリン妃は、次に車から降りる際の綿密に計画された手順に従う必要がある。「特に王室の女性の場合、車から降りる方法には王室の作法に従う必要があります」と、ハロルド氏。「彼女たちは非常に優雅でなければならず、それは一種の技術です。足を揃えて、シートに手を置いて体を押し上げるようにして立ち上がります。それが彼女たちが教えられているやり方です。王室の公務では常に写真に撮られていることを忘れてはなりません。ですから、すべてが完璧でなくてはならないのです。それは本当に高度な技術です」

チャールズ国王が車に“絶対に”持ち込ませないもの

チャールズ3世国王。 WPA Pool / Getty Images

チャールズ国王の車には、キャサリン妃の車と同じ必需品が備え付けられているが、ほかにも国王が手元に置いておきたい特別なものが一つあるという。「国王は常に背中を支えるために座席にクッションを置いていました。私たちはいつも国王のためにクッションを用意しておく必要がありました」とハロルド氏。彼はチャールズ国王が車内に“絶対に”持ち込ませないものについても明らかにした。「国王は散らかるのが本当に嫌いなので、車内に食べ物を置くことは決してありませんでした」

英ロイヤルたちは自分で運転することもある

Max Mumby/Indigo

王室メンバーは、公務やイベントの場合は警護車両を従えて送迎車で移動するが、自ら運転することも頻繁にある。キャサリン妃は、よりカジュアルなイベントや日帰り旅行には自ら運転して行くことが多い。

Max Mumby/Indigo

2019年には、ジョージ王子、シャーロット王女、ルイ王子を連れてビリングベア・ポロクラブを訪れ、家族は車のトランクからピクニック用品を取り出してピクニックを楽しみながら試合を観戦した。

チャールズ国王の車はワインとチーズが燃料?!

Max Mumby/Indigo
愛車のアストンマーティンでドライブを楽しむチャールズ国王とカミラ妃。 Pool/Tim Graham Picture Library

チャールズ国王も運転が大好き。特に愛車のアストンマーティンは、チーズやワインの副産物から作られたバイオエタノールを燃料にするよう改造したことで有名だ。

ロイヤルメンバーは車中でどう過ごしてる?

国賓訪問中のナイジェリアのティヌブ大統領夫妻に同行し、車列で移動するウェールズ皇太子夫妻。 Pool

運転手付きの車に乗っている間、ロイヤルたちは車中でくつろいで過ごしていると思われがちだが、ハロルド氏によれば実際はその逆だという。

「王室の方々は常に車の後部座席で仕事をされます。特に国王はいつも仕事をしているので、スタッフが後部座席に書類や必要なものを準備しておくのです」とハロルド氏は述べた。「国王はいつも仕事をしていて、特に長距離移動の時はそうでした」

優雅に手を振るその直前まで、後部座席ではしっかり“仕事モード”。英ロイヤルにとって車内は、ひと息つく場所というより、次の公務へ向けて静かにギアを上げるための舞台裏のようだ。


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