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「好きな時にゴミくらい出させてよ。家の中が臭くなったらどうするの」曜日を教えた私に声を荒らげた隣の女性。翌朝、じっと見ていたもの

  • 2026.9.28

燃えないゴミの日の朝

隣の家には、60代くらいのおばさんが住んでいる。

私が小さいころから、母の洗濯物の干し方や父の車の停め方など、顔を合わせるたびに何か言われることがあった。

その朝、私は空き缶の袋を持って、家の前のゴミ置き場へ向かった。

ちょうどおばさんが袋を置いたところだった。缶や瓶の袋が並ぶ中に、一つだけ野菜くずの透けた袋が混じっている。

「おはようございます。今日は燃えないゴミの日ですよ」

私がそう声をかけると、おばさんは振り返った。

「なんで、あんたにそんなこと言われなきゃいけないの」

「このままだと、回収されないかもしれないので…」

すると、おばさんはむっとした顔で声を大きくした。

「好きな時にゴミくらい出させてよ。家の中が臭くなったらどうするの」

私が返事に困っていると、おばさんは「好きな時にゴミくらい出させてよ」と、もう一度くり返した。

これ以上言っても仕方がないと思い、私は自分の袋だけ置いて家へ戻った。

玄関では、外の声が聞こえたらしい母が心配そうに待っていた。

「大丈夫?ずいぶん大きな声だったけど」

「うん。ゴミの日が違うって言ったら、怒られちゃった」

母は困ったような顔をして、ため息をついた。

残された袋に貼られた黄色い紙

そのあと出勤しようと外へ出ると、ちょうど収集車がゴミ置き場の前に止まった。

係の人は缶や瓶の袋を次々と積み込んでいったが、おばさんが出した袋だけは残された。

袋には黄色い紙が貼られ、「本日の収集品目ではありません」と書かれていた。

朝、私が伝えた通りだった。とはいえ、もう一度おばさんの家へ行って知らせる気にはなれず、私はそのまま仕事へ向かった。

翌朝、ゴミ置き場の前を通ると、掲示板に自治会の名前が入った曜日ごとの収集表が大きく貼られていた。

そこへ袋を持ったおばさんがやってきた。

おばさんは掲示板の前で足を止め、収集表をじっと見た。

それから手元の袋に目を落とし、もう一度曜日を確かめる。

しばらくすると、その日は袋を置かず、そのまま家へ引き返していった。

その後、私がゴミ置き場で見かける限り、おばさんが曜日の違う袋を出すことはなくなった。

顔を合わせても以前のように何か言われることはなく、おばさんは小さく会釈をして、決められた日の袋を静かに置いていく。

あの朝の言い合いを思い出すと少し気まずさは残る。それでも、ゴミ置き場の前で声をぶつけ合うことがなくなっただけで、私はほっとしている。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた20代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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