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「あんたじゃ分からないんでしょ」ポイントを巡って店長を呼んだ女性客。だが、入口を見て黙った理由

  • 2026.9.28

ポイントのない店のレジで

学生だった私はコンビニでアルバイトをしていました。

私が働いていた店はポイントサービスの対象外で、入口の自動ドアにも、そのことを知らせる張り紙が貼ってありました。

ある日の夕方、年配の女性がお茶とおにぎりをレジ台に置きました。私がバーコードを読み終えると、女性はレジの画面をのぞき込みました。

「ポイントはつけたか」

「申し訳ありません。こちらの店舗ではポイントをお付けできないんです」

すると女性は、少し眉を寄せました。

「なんで付けれないのよ!」

後ろに並んでいた男性が顔を上げるほどの声でした。

「すみません。このお店はポイントサービスの対象外なんです」

もう一度説明しましたが、女性は納得していない様子で首を横に振りました。

「じゃあ他の人を呼んで。あんたじゃ分からないんでしょ」

そう言うと、女性はレジ台に置いていた私の手を軽く叩きました。

痛みはほとんどありませんでしたが、突然のことで言葉が止まりました。

店長が指さした入口の張り紙

やり取りが聞こえたのか、奥の事務所から店長が出てきました。私の横に立つと、女性に軽く頭を下げます。

「お待たせしました。スタッフから説明したとおり、この店舗ではポイントをお付けできないんです」

「でも、よその店ではつくのよ」

「そうですね。ただ、こちらの店舗は対象外になっています」

店長はそう言って、入口の自動ドアに貼られている「当店はポイントサービスの対象外です」という張り紙を指さしました。

女性は振り返り、張り紙をしばらく見つめました。

「じゃあ、本当につけられないの?」

「はい。申し訳ありませんが、この店舗ではできません」

店長は声を荒らげることなく、同じ内容を落ち着いて説明しました。女性はそれ以上何も言わず、小銭をトレーに置きました。

レシートを受け取ると、そのまま自動ドアの向こうへ出ていきました。後ろに並んでいた男性が、小さく息を吐くのが聞こえました。

次のお客さんの会計を終えると、店長が私の手元を見ました。

「手、大丈夫?説明はちゃんとできてたから、気にしなくていいよ」

「はい。ありがとうございます」

その夜、アルバイト仲間に何があったのか聞かれ、私は苦笑いしながら答えました。

「ポイントつけたかって聞かれて、最後は手まで叩かれちゃった」

「え、大丈夫だった?」

「うん。店長が来て、入口の張り紙まで見せて説明してくれた」

自分では何度説明しても伝わらなかっただけに、店長が落ち着いて対応してくれたことに、ほっとしたのを覚えています。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた20代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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