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【札幌】風が吹けば海苔が舞う!「手打入福(いりふく)」で挑む爆盛り極太そばの極楽

  • 2026.9.15

ファイターズ通りの有名店

札幌市東区のファイターズ通り近くに佇む、行列必至の名店「手打 入福」。

暖簾をくぐる者の胃袋を掴んで離さないのが、名物の爆盛り看板メニュー「冷たい入福そば」だ。

今回は、開店直後の熱気から予期せぬ風のハプニング、そして心温まる女将さんの気配りまで、五感と胃袋で堪能した至福の一杯をレポートする。

出典:リビング札幌Web

開店前から始まる熱戦!一巡目滑り込みの緊張感

食いしん坊たちの朝は早い。

開店5分前に店舗へ到着したものの、すでに店の前にはズラリと長蛇の列ができていた。

冷や冷やしながら最後尾に接続したものの、なんとか一巡目で店内のカウンター席へ滑り込むことに成功。

しかし、ここからが本当の「おあずけ」タイムの始まりであった。

店内を仕切る巨大な釜の一巡目からは漏れてしまったため、自分の丼と対面するまでの待ち時間は約30分。

だが、カウンター越しに見る調理風景はまさに極上のエンターテインメントである。

巨釜から豪快に立ち上る白い湯気、出汁の香ばしい香り、そして職人が見事な手さばきで丼のきわきわまでぎっしりと蕎麦を盛り付けていく様は、見ているだけで喉が鳴る。

出典:リビング札幌Web
出典:リビング札幌Web

丼の限界突破!聳え立つネギと海苔の山

待ち焦がれた30分後、ついに目の前に「冷たい入福そば」が降臨した。

丼のフチギリギリまで隙間なく敷き詰められた麺の上に、これでもかとばかりに載せられた天かす、刻みネギ、そして山盛りの刻み海苔。

そのルックスは、まさに蕎麦界の標高記録に挑むかのごとき威容である。

箸をどこから入れるべきか一瞬迷うほどの密度だが、意を決して山をかき分けると、下から現れるのは力強い極太の平打ち手打ち蕎麦。

噛みごたえ抜群のコシと豊かな風味が、濃いめのつゆと絡み合って口いっぱいに広がる。

この圧倒的な食感とボリュームは、一度体験すると病みつきになる中毒性を秘めている。

出典:リビング札幌Web
出典:リビング札幌Web
卵黄が隠れていた!

秋風が運んだハプニングと女将さんの神対応

背後が出入り口という特等席に座っていたこの日、背中越しにすうっと舞い込む秋風が何とも心地よいアクセントとなっていた。…と、風流な気分に浸っていたその瞬間である。

運ばれてきたばかりの丼に突風が直撃。

山盛りの刻み海苔が一斉に舞い上がり、見事に隣の男性客の目の前へ全量フライングキャッチされるというまさかの事故が発生した。

あまりの出来事に思わず吹き出しつつも、食いしん坊の矜持として躊躇なく飛んで行った海苔をかき集めて自分の丼へと帰還させた筆者。

すると、その一連のドタバタを優しく見守っていた女将さんが、スッと小皿に盛られた「新品の追い海苔」を届けてくれたのだ。

そのさり気なく温かい気配りに、胸も胃袋も熱くならずにはいられない。

出典:リビング札幌Web

中盛りは勇者の証?15時過ぎまで続く幸福な満腹感

ふと周りを見渡すと、常連らしき男性客たちが果敢にも「中盛り(+100円)」を注文していた。

しかし、普通盛りですらこの密度である。中盛りの全貌はまさに「勇者専用のメガ盛」であり、初見ならば普通盛りから挑むのが無難だろう。

何しろ、しっかりとした噛みごたえのある極太麺とたっぷりの具材は腹持ちが抜群。

この日も完食してから15時を過ぎてもなお、お腹の中には心地よい満腹感がどっしりと鎮座していた。

一杯でこれほどまでの満足感と達成感を与えてくれる蕎麦が、他にあるだろうか。

出典:リビング札幌Web

濃厚蕎麦湯で締めくくる至福のフィナーレ

麺と具材を勢いよく完食した後は、お楽しみの締めタイム。

運ばれてきた朱色のそば湯入れから注がれるのは、ポタージュのようにトロリと濃密で白濁した蕎麦湯だ。

残ったつゆに注ぎ入れると、カツオと昆布の上品な出汁の香りが再び立ち上る。

女将さんにもらった追い海苔の風味を最後まで味わいながら、温かい蕎麦湯をゆっくりと飲み干す。

外の秋風で少し冷えた体に、温かい蕎麦湯がじんわりと染み渡り、最高のフィナーレを迎えた。

心もお腹も満たされる「手打 入福」。

行列に並ぶ時間も、風のハプニングすらも愛おしく思える、札幌が誇る最高の下町グルメであった。

次回は温かい蕎麦に挑戦するか、やはりまた冷たい入福そばの山に登るか、早くも悩ましい限りである。

とろりと濃い!
出典:リビング札幌Web

手打 入福(いりふく)
〒060-0907 北海道札幌市東区北7条東4丁目4-28 TEL 011-751-8210 営業時間 11:00~15:00 定休日 水曜 日曜 駐車場なし 現金のみ

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