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「いやいや、俺はハンバーグって言ったって!」ステーキを前に怒る男性客。10分後、店長が対応した結果

  • 2026.9.14
「いやいや、俺はハンバーグって言ったって!」ステーキを前に怒る男性客。10分後、店長が対応した結果

席へ案内して間もなく、背中から声が飛んできた

大学生のころ、ファミリーレストランでアルバイトをしていました。

土曜の昼は毎週のように混み合い、入口には席が空くのを待つお客さんが何組もいました。

その日、60代くらいの男性が一人で来店しました。奥の二人席へ案内し、おしぼりを置いて離れようとしたときです。

「ちょっと。水は?」

振り返ると、男性がこちらを見ていました。席へ案内してから、まだほとんど時間は経っていません。

「すみません。すぐお持ちします」

「座ったらすぐ出てくるもんじゃないの?」

少しいらだった口調に焦りながらも、私は水を運び、そのまま注文を伺いました。

男性はメニューを眺めたあと、ハンバーグセットを指さしました。

「じゃあ、これで」

「ハンバーグセットですね。かしこまりました」

ところが、下がろうとすると「あ、待って」と呼び止められました。

「やっぱりステーキにする。そっちに変えて」

「ステーキセットに変更ですね」

確認すると、男性はうなずきました。私は変更前の注文も分かるように記録を残し、新しい伝票を厨房へ通しました。

ステーキを置いた瞬間、男性の顔が変わった

しばらくして、焼き上がったステーキを運びました。

皿を置くと、男性が眉をひそめました。

「……何これ?」

「ご注文のステーキセットです」

「いや、俺はハンバーグって言っただろ」

私は一瞬、言葉に詰まりました。

「最初はハンバーグでしたが、そのあとステーキに変更されましたよね」

「変えてないよ。そんなこと言ってない!」

「こちらで変更を承っているのですが…」

「いやいや、俺はハンバーグって言ったって!」

声が大きくなり、隣の席の家族もこちらを見ました。

私は変更前と変更後の記録を持ってきました。

「最初のご注文がこちらで、そのあとステーキに変更しています」

しかし、男性は紙に目を落としただけでした。

「そんなの知らないよ。俺はハンバーグを頼んだんだから」

説明しても同じところへ戻ってしまい、やり取りは10分近く続きました。

最後には、男性がため息をつきました。

「もういいから。責任者の人、呼んでよ」

店長が出てきて、店内にいつもの音が戻った

厨房から店長が出てきました。

私から記録を受け取ると、内容を確認してから男性の横に立ちました。

「お待たせして申し訳ありません。お話はこちらで伺います」

男性は店長に向き直りました。

「ハンバーグを頼んだのに、ステーキが来たんですよ」

店長は話を最後まで聞いてから、静かに答えました。

「分かりました。今回はハンバーグを作り直します」

男性はまだ納得しきれない様子でしたが、声は小さくなっていました。

「…最初からそうしてくれればよかったんだよ」

店長が私に厨房へ戻るよう合図しました。

少しすると、隣の家族も再び食事を始め、レジの音や食器の音が聞こえてきました。止まっていた店の時間が、ようやく動き出したように感じました。

作り直したハンバーグを男性は黙って食べ、会計を済ませて帰っていきました。

片づけに向かおうとすると、近くの席にいた年配の女性が小さな声で言いました。

「大変だったわね」

「ありがとうございます」

それだけのやり取りでしたが、張りつめていた気持ちが少しゆるみました。

店長もあとで記録を返しながら、「変更前の分も残しておいてよかったね」と一言。

忙しい店内では、注文を正確に残しておくことの大切さを改めて感じた出来事です。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代男性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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