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義母「嫁は実家を捨てなさい♪」→私「了解しました、段取りは夫へ」同じ理屈を返した結果

  • 2026.10.4
SHUFUFU

盆前の夕方、台所の窓から湿った風が入ってきた。私は夫に「今年は私の実家にも顔を出したい」と伝えた。
数分後、夫のスマホが震え、義母から私へ電話。
胸のざわつきは、最初の一言で現実になった。

「嫁は実家を捨てなさい」の圧

「うちは昔ながらの家なの。嫁が実家に帰るなんて非常識よ。嫁は実家を捨てなさい」

電話口の義母は、ためらいなく言い切った。
「法事も控えてるでしょ。あなたはこっち優先。帰省は禁止」

私は少し間を置いてから、短く返した。
「わかりました」
ここは合わせておく。筋は後で通す。

「家族じゃない」なら窓口は夫へ

その夜、義母から追い打ちのメッセージが来た。
「嫁はうちの人間。だから帰省はナシ。それが出来ないなら家族じゃない」

私は既読だけ付け、メッセージアプリで夫と義母と私の三人スレッドを作った。
「今後、義実家の行事や段取りの連絡は、夫にお願いします。“家族じゃない”と言われたので、窓口は夫に一本化します」

夫が目を丸くする。
「本気でやるの?」
「義母さんの言い分の通りにするだけ。私が出ると“他人が出しゃばるな”って言われるから」

義母からは既読だけで返信なし。
私は手帳を出して自分の帰省日程を決め、夫にも共有した。
「当日、あなたが車で向かう途中、私を駅で降ろしてね」
夫は少し考えてからうなずいた。「わかった」

同じ言い分をそのまま返す

一週間後。法事の準備が動き始めたらしく、私の個人宛にメッセージアプリの通話が続けて鳴った。
けれど窓口は夫に変えた。私は通知を切って朝食の片付けを続けた。

ほどなく、今度は夫のスマホが鳴る。
夫がスピーカーにすると、義母の声が急く。
「会場の予約は? 引き出物も席次も! ねえ、早く決めないと困るのよ」

私は夫に目で合図をして、三人スレッドに先日の義母の文言を引用して送った。
「『うちを優先しないなら嫁は家族じゃない』—承知しました。窓口は夫です。私は“家族じゃない”と言われているので、口を出せません」
そして一言、添える。
「義母さんのお望み通りにしますね」

義母は少し間を置いて、声を強めた。
「非常時に融通が利かない! 嫁なら段取りして当然でしょ!」

私は落ち着いて言う。
「“家族じゃない”と言われた相手に“当然”は求められません」

向こうの声が止まり、しばらく何も言わなかった。

夫「頼るのは筋違いだよ」

沈黙のあと、夫がはっきり言った。
「母さん、俺がやる。もともと俺の家の行事だし。彼女に“家族じゃない”と言ったなら、頼るのは筋違いだよ」

義母は食い下がる。
「でも、段取りは女の仕事で—」

夫はかぶせた。
「決めつけはやめよう。必要な連絡は俺にして」

そのまま夫は電話を切り、会場、寺、仕出し、送迎の順にリストを作って電話をかけ始めた。
「人数は大人◯名、子ども◯名で」「見積は今日中にメールでください」
メモを取りながら予定表に書き込む。私は横で茶を淹れ、子どもの迎え時間と重ならないかだけ確認した。必要事項の共有は受けた。

夕方、義母から短いメッセージが届いた。
「今回は…あなたの実家に行ってきなさい」
私は「ありがとうございます」とだけ返した。

役割の分け方が決まったあと

法事当日。夫は自分で作ったチェックリストを片手に進行を回し、親族への声かけやお車代の袋詰めまで終わらせた。
帰宅して腰を下ろすと、ぽつりと言う。
「やればできるもんだね、俺」
「助かったよ。私は私の実家へ予定どおり行ける」

数日後、義母から連絡が来た。
「今度の掃除、手が足りなかったら…相談しても?」
私は条件を伝えた。
「日時と内容を夫に送ってください。私にできる範囲なら、手伝います」

それからは、義実家関連の連絡は夫にまとまり、私へは必要な情報だけが届く形になった。
盆には私は予定どおり自分の実家へ。母の煮物をゆっくりよそい、台所で昔話をした。道中、携帯はほとんど鳴らなかった。久しぶりに、気持ちに余裕ができた。

さいごに

強い言い方には、その言葉どおりの運用で応じる方法もあります。役割を分けると、家のことは案外まわるもの。無理を抱えずに済むと、家族にもやさしくなれます。あなたなら、どこで区切りますか?

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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