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「この子、また乗りたがっちゃって」我が子のストライダーに勝手に乗った子供。だが、私が止めた本当の理由とは

  • 2026.9.12
「この子、また乗りたがっちゃって」我が子のストライダーに勝手に乗った子供。だが、私が止めた本当の理由とは

「僕も乗りたい」に貸したストライダー

近所の広い公園は、休みの日になると自転車を練習する親子でにぎわっている。

その日も、娘は持ってきたストライダーで芝生の縁を何度も走っていた。

しばらくすると、保育園で同じクラスの家族がやってきた。3歳の男の子は、うちのストライダーを見るなり駆け寄ってきた。

「ねえ、僕も乗りたい」

「いいよ。でも、乗るならこれもかぶろうね」

私はヘルメットのあごひもを調整して、その子にかぶせた。少し離れたところにいた母親も、こちらを見て頭を下げた。

「ちゃんとありがとう言った?」

「ありがとう!」

男の子はうれしそうに芝生を蹴って走り回り、15分ほどすると自分から戻ってきた。ストライダーもヘルメットもきちんと返してくれた。

そのあと、娘と少し離れた場所へ行くことになり、私はベンチの脇に荷物とストライダーを置いて、その場を離れた。

戻ると、またあの子が乗っていた

しばらくして戻ってくると、目の前を見覚えのあるストライダーが横切った。

乗っていたのは、さっきの男の子だった。

けれど今度は、頭にヘルメットをかぶっていない。ヘルメットは私が置いた場所に残ったままだった。

しかも男の子が向かっていた先は、芝生から舗装された道へ続く少し下りになった場所だった。

私は急いで駆け寄り、ストライダーのハンドルを押さえた。

「ちょっと待ってね」

そこへ母親も小走りでやってきた。

「あっ、すみません。さっき貸してもらったから、もう少しくらいならいいかなと思って…。この子、また乗りたがっちゃって」

悪気があるというより、一度借りたから大丈夫だと思ったようだった。

ただ、私は少し怖くなった。もし転んで頭を打っていたら、笑って済ませられる話ではない。

私は置いてあったヘルメットを手に取った。

「乗るのは大丈夫です。でも、次からは一度声をかけてもらえますか。ヘルメットなしだと危ないので」

母親は男の子の頭とヘルメットを見比べて、表情を変えた。

「…そうですよね。ごめんなさい。そこまで考えてなかったです」

「もう少し乗るなら、これをかぶってからにしようね」

男の子にそう言うと、素直にうなずいた。母親がヘルメットをかぶせ、あごひもを留めるのを確認してから、私はもう一度ストライダーを貸した。

その日は、それ以上何も起こらなかった。

次の週、同じ公園でまたその親子に会った。

私がストライダーを出していると、今度は男の子より先に母親がこちらへやってきた。

「あの、今日も少し借りてもいいですか? ヘルメットも一緒に」

「もちろん。どうぞ」

それからは、私が知らないうちに男の子がストライダーに乗っていることは一度もなかった。

「置いていたストライダーに、3歳の子がヘルメットなしで乗っていた」


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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