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「あなたは割り込んだから並び直して」観光施設の列で突然責められた私。だが、20分後に分かった勘違い

  • 2026.9.12
「あなたは割り込んだから並び直して」観光施設の列で突然責められた私。だが、20分後に分かった勘違い

朝いちばんの列で、入口を待っていた

海外旅行中、朝から観光施設を見に行ったときのことです。開館前でしたが、石造りの入口の前にはすでに長い列ができていました。

私は最後尾につき、そのまま順番を待ちました。私のすぐ前には夫婦らしい二人がいて、後ろには二人ほど、そのさらに後ろに年上の女性が一人で並んでいました。

列は少しずつ進みましたが、入口近くまで来るころには20分ほどたっていました。

ようやく中へ入れそうだと思ったとき、後ろから少し強い声が聞こえました。

「ちょっと、あなた」

振り返ると、数人後ろにいた女性がこちらへ近づいてきます。

「あなた、今そこに入ったでしょう?」

一瞬、誰のことを言っているのか分かりませんでした。

「え……私ですか?」

「そう。あなたは割り込んだから並び直して。後ろに行って」

あまりにはっきり言われたので、思わず周りを見てしまいました。しかし、私は列を離れた覚えなどありません。

「いや、待ってください。私、最初からここに並んでいましたよ」

女性はすぐに首を振りました。

「いいえ。さっきまでそこにはいなかったでしょう」

どうやら本気で私が途中から入ったと思っているようでした。

「私、20分ずっとここにいました」

ここで黙って後ろへ行くのも違うと思い、私はなるべく落ち着いて伝えました。

「私、20分ずっとこの列にいました。途中で抜けてもいません」

すると女性は少し顔をしかめます。

「でも、私は見てましたよ」

「そう言われても……本当にずっとここにいたんです」

困っていると、それまで前を向いていた夫婦の男性が振り返りました。

「この方、最初からいましたよ」

女性が男性を見ると、今度は隣にいた妻も小さくうなずきました。

「ええ。ずっと私たちの後ろに並んでいました」

私のすぐ前にいた二人なので、並び始めたときから私がそこにいたことを知っていたのです。

女性はしばらく黙ったあと、少し戸惑った顔になりました。

「……そうなの。じゃあ、私が勘違いしたのね」

「たぶん、そうだと思います」

私もそれ以上は何も言いませんでした。

女性は気まずそうに元の位置へ戻り、ちょうどそのころ列も再び動き始めました。

入口へ進む途中、前にいた男性が小さな声で言いました。

「急に言われたら、びっくりしますよね」

「はい。私も一瞬、自分が何かしたのかと思いました」

そう答えると、男性は苦笑いして前を向きました。

女性がなぜ私を途中から来た人だと思ったのかは分かりません。少し離れた場所から見ていて、誰かと見間違えたのかもしれません。

それでも、強く言い返すのではなく、「20分ずっとここにいました」と事実を伝えられたことで、その場で落ち着いて誤解を解くことができました。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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