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「固いこと言うなよ、車1台くらい通れるでしょ」敷地にはみ出す隣人が、同じ状況になって口にした一言

  • 2026.10.2
「固いこと言うなよ、車1台くらい通れるでしょ」敷地にはみ出す隣人が、同じ状況になって口にした一言

車を出すたびに何度も切り返す

わが家と隣の家の駐車場は、道路に面して横に並んでいます。

間に塀はなく、地面の色が変わるところが境界です。

2年ほど前から、隣に来る客や業者の車が、その境界をまたいで停まることが増えました。

道路ぎわに横向きに停めるため、車体の半分ほどがうちの敷地に入ってきます。

週に2、3回はそんな状態になり、そのたびに私は何度もハンドルを切り返して車を出していました。

ある土曜の朝も、白い車がわが家の駐車場の前にはみ出していました。

すぐ動くだろうと思っていましたが、30分たってもそのままです。

仕方なく隣の呼び鈴を押すと、50代くらいのご主人が出てきました。

「おはようございます。あの車なんですが、もう少しそちら側に寄せてもらえませんか。うちの車が出しづらくて」

ご主人は駐車場をちらりと見ました。

「固いこと言うなよ、車1台くらい通れるでしょ」

「通れなくはないんですが、毎回何度も切り返しているんです」

「ちょっとの間だしさ。頼むよ」

ご主人はそう言って家へ戻りました。

その後も状況は変わらず、夜11時すぎまで車が停まっていた日もありました。

同じ状況になった隣のご主人

隣どうしで言い争いになるのも避けたかった私は、取り外しのできる駐車用のポールを買い、境界の少し内側に2本立てました。

次の日曜の昼前、隣に客の車がやってきました。

これまでのようにうちの側へはみ出すことができず、車はポールの手前で止まり、そのまま隣の駐車場の前に横向きで停まりました。

客は隣の奥さんと一緒に歩いて出かけていきました。

それから1時間ほどしたころです。

上着を着た隣のご主人が家から出てきました。

庭で水やりをしていた私は、ご主人が客の車の前で足を止めるのを見ました。

自分の車を出そうにも、正面に客の車があります。

ご主人は電話をかけ、しばらくして切ると、腕時計を見ました。

やがて私と目が合いました。

ご主人はポールを見て、それから自分の車と客の車を見比べました。

「…1台でも前に停められると、出しにくいもんだな」

「そうなんです。うちも毎回、あんな感じだったんです」

ご主人は少し黙ったあと、首の後ろに手をやりました。

「……悪かったね。今度から、よそに停めてもらうよ」

「お願いします」

それ以降、隣に来る客は近くのコインパーキングに車を入れるようになりました。

次の日曜、私は久しぶりに一度も切り返さず車を出しました。隣のご主人も、こちらに気づくと先に片手を上げました。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代男性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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