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北海道で広がる「極上の民泊」秘密は空き家にあり!絶品朝食や古さも魅力にする新しいカタチ

  • 2026.9.9

2025年、日本を訪れた外国人観光客は4268万人。
初めて4000万人を突破し、過去最多を更新しました。

一方、観光地では『ホテル不足』が深刻になっています。その解決の切り札として、今注目されているのが『空き家』を活用した民泊です。

人気ホテルの絶品朝食と連携した札幌の運営会社や、築60年の古民家をおしゃれに一棟貸しする美瑛町の事例など、道内で広がる空き家の民泊活用を深掘りします。

民泊を始めたい人が増加

札幌で民泊の運営を代行するコハビホーム。

酒井聖平統括部長は「ゲストが来たときに『お!』と思ってもらえるような部屋を作っている。札幌だけでも160室ある」と話します。

また、「新しく民泊を始めたい」という問い合わせも多いといいます。

朝食はホテルの絶品バイキング!

Sitakke
提供:コハビホーム

6月、慢性的にホテルが不足する新ひだか町でも、新たに民泊を始めました。
改装したのは、空き家だったマンションの一室です。
3LDKの部屋で、広々としたリビングがあります。

宿泊料金は、1室1泊1万1100円からで、2人目以降は1人あたり5000円を追加。
最大4人で利用すると2万6000円で泊まることができます。
なんと言っても、特徴は『朝食』です。

民泊の客は、徒歩5分ほどの距離にあるホテルの展望レストランで朝食を食べることができます。

地元のお母さんが作る茄子の煮物など、約80種類のバイキングで、「楽天朝ごはんフェスティバル」の北海道地区大会で2017年から2年連続で1位に輝くなど、数多くの賞を獲得しています。

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コハビホームの酒井統括部長は「ホテルの朝食を食べられるのがうれしいと予約する人もいるし、SNSで『ホテルの朝食がおいしかった』というコメントを見ると、喜んでいただけたとうれしくなる」と話します。

新ひだか町の空き家は増加傾向で、2023年度の調査では659戸にのぼり、7年前から16%も増えています。

高齢化で離農する人が増えているのも大きな要因です。

新ひだか町保健福祉部生活環境課の小野和寿課長は「空き家を観光や宿泊ビジネスにうまく転換して活用されていれば、この課題も改善される」と話します。

築60年古民家の変身

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2026年1月、美瑛町にオープンしたのは、築約60年の空き家を改装した『1日1組限定』の1棟貸しの宿です。
ベッドルームは4部屋あり、最大10人まで宿泊することができます。

外観はどこにでもありそうな2階建ての住宅ですが、建物の中は築60年とは思えないおしゃれな空間が広がっています。

リビングには、100インチのプロジェクターが備えられているほか、広々とした最新のシステムキッチンもあります。

Sitakke

この宿では食事の提供はありませんが、調理器具や食器なども完備されていて、長期滞在にもしっかりと対応しています。

語学留学をきっかけに日本が好きになり、6年前に移住した中国人オーナーの馬(ま)さんは、家の『古さ』に魅力を感じています。

「イギリスやヨーロッパでは家が古ければ古いほど価値が高い。新築にはない昔の重厚感が僕にとって大事なポイント。今後は、道内でさらに空き家の活用を広げていきたい」

休館日増、人材共有も

Sitakke

ホテル不足の背景には、人手不足も強く影響しています。

観光庁が公表した「観光白書」によると、全国522の宿泊施設への調査で、72.2%が「人手不足を感じている」と回答しました。

人手不足の主な要因は「賃金の低さ」「休日の少なさ」、さらに業務量の変動に伴う「非正規雇用の高さ」が挙げられています。
白書では、解決に向けた先進的な事例も紹介されています。

例えば、愛知県のホテルでは『週3日の固定休館日制』を導入し、売上減に対し利益率が15%増加。
若手人材の安定的な確保にもつながりました。

また、奈良県や北海道では、閑散期と繁忙期で地域間連携を図る『人材共有』を実施し、稼働率の維持とスタッフのスキル向上を両立させています。

国が2030年に掲げる「訪日外国人旅行者数6000万人」という目標に向けて、インバウンドの受け入れ態勢の早期強化が求められています。

取材・文:HBC報道部
編集:Sitakke読者編集部ぬまぬま

※掲載の内容は、HBC「今日ドキッ!」放送時(2026年7月16日)の情報に基づきます。

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