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「同じ店なんだから、あんたが対応しろよ」在庫確認で担当者に代わろうとした店員。15分続いた電話で気づいたこと

  • 2026.9.8

在庫を確認できるのは、別の売り場だった

アパレルの店で働いていたころの話です。

夕方、フロアの電話が鳴り、私が受話器を取りました。

問い合わせは、ある商品の在庫についてでした。

その店では売り場ごとに担当が分かれていて、聞かれた商品は私とは別の売り場の商品でした。

在庫についても、その売り場にある端末で確認する必要があります。

そのため私は、いつものように案内しました。

「担当の者に代わりますので、少しお待ちください」

ところが、相手はすぐに声を強めました。

「なんで代わるんだよ。同じ店なんだから、あんたが対応しろよ」

私は少し戸惑いながら、「こちらの売り場では在庫を確認できないため、担当の者に代わります」と説明しました。

しかし、話している途中でまた言葉を遮られます。

「だから、同じ店なんだろ。そっちで分からないのかよ」

こちらとしては、担当者に代わったほうが早く在庫を確認できます。

ただ相手には、「担当が違うから自分では対応しない」と言っているように聞こえていたのかもしれません。

私は何度か説明を繰り返しましたが、そのたびに話が戻ってしまいました。

十五分たっても、在庫の答えは出なかった

結局、その電話は十五分ほど続きました。

本来なら担当者が端末を確認すれば、もっと早く答えられたはずです。

しかし、なぜ担当者へ代わるのかを理解してもらえないまま話が続き、肝心の在庫確認まで進めませんでした。

最後まで相手が納得することはなく、電話はそのまま終わりました。

受話器を置いたあと、私はずっと握っていた手を開きました。

気づかないうちに力が入っていたようで、指が少しこわばっていました。

相手の言い方には驚きましたが、あとになって考えると、私の説明にも工夫できるところはあったと思います。

「担当の者に代わります」と最初に言うのではなく、「その売り場の端末で在庫を確認しますので、担当の者に代わります」と理由から伝えていれば、受け取られ方は少し違ったかもしれません。

それ以来、別の担当へ取り次ぐときには、なぜ代わる必要があるのかを先に短く説明するようになりました。

もちろん、それですべての人に納得してもらえるとは限りません。それでも、同じ案内をするなら、少しでも伝わりやすい順番で話したほうがいい。十五分続いたあの電話は、そんなことを考えるきっかけになりました。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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