1. トップ
  2. エピソード
  3. 110番通報で「前の車の運転手が倒れているかも」急いで駆けつけると“車内から異臭”がして…予想外の結末に「絶対にやめて」

110番通報で「前の車の運転手が倒れているかも」急いで駆けつけると“車内から異臭”がして…予想外の結末に「絶対にやめて」

  • 2026.9.27
undefined
出典:photoAC ※画像はイメージです。

道路を走っていると、前方の車が突然動かなくなることがあります。

単なる故障の場合もありますが、運転手が急病で意識を失っている可能性もあり、決して軽視できません。

筆者が警察官として勤務していた時にも、「青信号になっても前の車が全く動かない」という通報を受けたことがあります。

急病人の可能性を考えて現場へ急行した筆者ら。しかし、そこで気付いたのは予想外の異変でした。

実際にあった事例を紹介します。

深夜突然の通報

深夜2時頃、警察に1本の通報が入りました。

「前を走っていた車が、信号が青になっても全く動きません。故障しているか、運転手が倒れているのではないでしょうか」

信号が変わっても車が全く動かないとなれば、運転手が意識を失っている可能性も考えなければなりません。

人命に関わる事態も想定されたことから119番通報も行われ、筆者ら警察官も緊急走行で現場へ向かいました。

現場へ到着すると、問題の車は道路上で停止していました。

筆者が運転席を確認すると、そこには40代の男性が座っています。

しかし、男性は口を開けたまま、目を閉じていました。

その姿を見た筆者は、急病によって意識を失っている可能性を考えました。

「大丈夫ですか!?」声をかけると…

筆者は窓の外から男性に、

「大丈夫ですか!?」

と大きな声で呼びかけました。

すると男性は目を覚まし、「大丈夫」と伝えるようなジェスチャーを見せました。

ひとまず意識があることは確認できました。

しかし、その様子を見ていると、どこか慌てているようにも感じます。

男性の状態や、なぜ道路上で停止していたのかを確認する必要があったため、筆者は窓を開けるように求めました。

男性はすぐには応じませんでしたが、筆者が説得すると、ようやく窓を開けました。

その瞬間です。

車内から酒のにおいがしました。

急病人ではなく「飲酒運転」だった

急病人だと思っていた男性に、今度は飲酒運転の疑いが浮上しました。

そこで必要な確認を進めた結果、男性が飲酒運転をしていたことが分かりました。

「運転手が倒れているかもしれない」

そんな通報から始まり、人命に関わる可能性も考えて急行した事案でしたが、結果的には飲酒運転が発覚するという予想外の結末となったのです。

もし男性がそのまま運転を続けていれば、重大な交通事故につながっていた可能性も否定できません。

また、今回の事例では、異変に気付いた第三者が通報したことによって警察官が現場へ向かい、飲酒運転の発覚につながりました。

道路上で明らかに不自然な車を見かけた時には、その背景に思わぬ事情が隠れていることがあります。

飲酒後の自己判断は危険

飲酒運転は、自分だけでなく、何の関係もない歩行者やほかの車の運転手などを巻き込む重大な事故につながる危険な行為です。

また、飲酒後に少し休んだからといって、必ずしもアルコールの影響がなくなっているとは限りません。

「少ししか飲んでいない」
「休んだから大丈夫」

などと自分で判断して運転することは避けなければなりません。

そして今回の通報者のように、信号が変わっても全く動かないなど、道路上で明らかに様子のおかしい車を見かけた場合には、運転手が急病で動けなくなっている可能性もあります。

自分で無理に対応しようとせず、安全な場所から110番や119番へ通報するなど、状況に応じた対応を取ることが大切です。

飲酒運転は絶対にやめてください

道路上で明らかに不自然な車を見かけた場合、その背景に急病や違反など、思わぬ事情が隠れている場合があります。

飲酒後は「少しだけ」「休んだから大丈夫」などと自己判断せず、絶対に車を運転しないでください。
今回、通報者が「何かおかしい」と異変を見過ごさなかったことで、飲酒運転の発覚につながりました。

道路上で普段とは明らかに違う状況を見かけた時には、自分の安全を確保した上で、必要に応じて警察や消防へ知らせることも大切です。


【エピソード募集】日常のちょっとした体験、TRILLでシェアしませんか?【2分で完了・匿名】

の記事をもっとみる

注目コンテンツ