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数時間後に戻ってもまだ同じソファにいた夫婦。「あれ、慣れてるね」と思った行動とは

  • 2026.9.9

窓ぎわのソファに座っていたご夫婦

旅行で泊まったホテルに、宿泊者が飲み物や軽食を自由に楽しめる部屋がありました。

大きな窓から明るい光が入り、台には飲み物やお菓子、軽食が並んでいます。時間が早かったためか、席にもかなり余裕がありました。

私は飲み物を一つ取って、窓から少し離れた席に座りました。

そのとき、窓ぎわのソファには年配のご夫婦が座っていました。足元に荷物を置き、飲み物を手にしながら、ゆっくり過ごしている様子です。

特に気に留めることもなく、私たちはしばらくして部屋へ戻りました。

荷物を整理し、少し休んでから外へ出る準備をしているうちに、数時間が過ぎていました。

数時間後も、同じ席に座っていた

出かける前にもう一度その部屋へ寄ると、私は思わず窓ぎわを見ました。

そこには、先ほどのご夫婦がまだ座っていたのです。

「まだいるね」

連れも気づいたようで、小さな声でそう言いました。

窓から入る光の色は変わり、台に並ぶ軽食も一部入れ替わっています。

それでも、ご夫婦のいる場所だけは数時間前とほとんど変わっていませんでした。

ずいぶん長く利用するんだな、と思いながら飲み物を取っていると、今度は奥さんが足元のかばんを開けました。

中から取り出したのは、水筒でした。

奥さんは水筒に飲み物を入れると、続けてかばんから紙を取り出しました。そして台から持ってきた軽食を包み、かばんの中へ入れていきます。

一つだけではありません。次の軽食も包み、その次も同じようにしまっていました。

迷う様子がなく、動きがとても手慣れていました。

「あれ、慣れてるね」

私が言うと、連れも小さくうなずきました。

「水筒も最初から持ってきてたんだね」

長時間同じ席にいたことよりも、その準備のよさのほうに驚いてしまいました。

しばらくすると、ご主人が「そろそろ行こうか」と声をかけ、ご夫婦は荷物を持って部屋を出ていきました。

使っていたテーブルには、二つのコップが揃えて置かれていました。散らかして帰ったわけではありません。

ただ、水筒も軽食を包むものも用意していたことを考えると、あの日だけ思いついてしたことではなかったのかもしれません。

旅先のホテルで同じような部屋を見かけるたび、今でもあの窓ぎわのソファと、迷いのない手つきを思い出します。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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