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「急いでるんだから先に出してよ」番号待ちのカフェで順番を飛ばそうとした女性。だが、店員が返した一言

  • 2026.9.9

受け取りカウンターの前で、番号を待っていた

半年ほど前の夕方、駅の近くにあるカフェへ立ち寄ったときのことです。

店内は仕事帰りらしい人たちで混みあっていて、注文するレジにも列ができていました。

私は注文を済ませ、番号の書かれたレシートを手に、受け取りカウンターの近くで待っていました。

同じように商品を待っている人は、私を含めて五人ほど。カウンターの前をふさがないよう、それぞれ少し距離を取って立っています。

店員さんが番号を読み上げるたび、該当する人がカウンターへ進み、カップを受け取っていきました。

そんな中、あとから来た一人の女性が、待っている人たちの横を抜け、そのままカウンターの正面まで進んでいったのです。

そして、店員さんに向かって大きな声で言いました。

「急いでるんだから、私の注文を先に出してよ。もう5分も待ってるの」

近くにいた何人かが、思わずそちらを振り返りました。

店員さんは手を止めず、落ち着いた声で答えます。

「番号順にお呼びしますので、少しお待ちください」

しかし女性は納得しなかったようです。

「急いでるって言ってるでしょ。先に出してくれればいいじゃない」

それでも店員さんは、その女性の注文だけを先に渡すことはありませんでした。

しばらくすると、女性はさらに声を強めました。

「接客の態度が悪い。店長を呼んでください!」

店員さんは表情を変えず、もう一度だけ答えました。

「申し訳ありません。番号順にお呼びしていますので、お待ちください」

最後まで、順番は変わらなかった

そのあとも番号は一つずつ順番に呼ばれていきました。

やがて女性の番号も呼ばれました。女性はまだ何か言いながら商品を受け取ると、そのまま店を出ていきました。

店長が出てくることはありませんでした。

しばらくして、私の番号も呼ばれました。

カウンターでドリンクを受け取ると、先ほど対応していた店員さんが小さな声で言いました。

「お待たせしました」

私は思わず、

「大変でしたね」

と声をかけました。

すると店員さんは、少しだけ笑って答えました。

「いえ、大丈夫です」

あの場で、女性に直接注意した人はいませんでした。私も何も言えませんでした。

それでも店員さんは、最後まで順番を変えませんでした。

強く言い返さなくても、決められた順番を守ることはできる。その日の店員さんの落ち着いた対応が、今でも印象に残っています。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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