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「いつも空いてるから、20分くらいいいでしょ」契約中の駐車スペースを勝手に使っていた住人。だが、思い切って声をかけた結果

  • 2026.9.3

昼になると、うちの区画に同じ車が停まっていた

住んでいる建物の駐車場で、うちが借りているのは2番の区画です。エントランスのすぐ横にあり、買い物の荷物を運ぶにも便利な場所でした。

夫は朝早く車で出勤し、夕方に帰ってきます。そのため、昼のあいだだけ駐車スペースは空いていました。

あるころから、その時間を狙うように同じ車が停まるようになりました。同じ建物に住んでいる方の車です。長くても20分ほどで出ていき、夫が帰る時間まで残っていたことはありません。

だからといって、気にならないわけではありませんでした。お金を払って借りている場所に、知らないうちに別の車が入っているのです。

一度、オーナーさんには事情を伝えました。ただ、同じ建物に住む人と揉めるのも嫌で、私から直接注意することはせずにいました。

「空いてるから、少しくらいいいと思ってた」

ある日の夕方、夫から「荷物が多いから、先に駐車場まで来てほしい」と電話がありました。

私が下へ降りると、ちょうど例の車が2番の区画へ入ろうとしているところでした。

今日はもうすぐ夫が帰ってきます。さすがにそのままにはできず、私は運転席へ声をかけました。

「すみません。もうすぐうちの車が戻ってくるので、ここには停めないでもらえますか」

すると、その方は少し驚いた顔をしました。

「でも、いつも昼間は空いてるでしょう。20分くらいで移動するし」

「ここ、うちが契約している区画なんです」

そう伝えても、相手は納得しきれない様子でした。

「使ってない時間なら、別に困らないと思ってたんだけど」

夫の車も戻ってきましたが、入れないため少し離れたところで待っています。どう説明すれば分かってもらえるのかと困っていると、エントランスからオーナーさんが歩いてきました。

「2番は、こちらのお宅が契約されている場所ですよ。空いている時間でも、ほかの方は停められません」

静かな言い方でしたが、今度は相手も少し黙りました。

「わかりました」

そう言って車を動かし、自分の区画へ戻っていきました。

同じことでも、立場が違うと伝わり方が変わる

あとで聞くと、上の階に住む友人が窓からやり取りを見かけ、心配してオーナーさんへ連絡してくれたそうです。

「ちょっと長く話してたから、気になって」

友人はそう言っていました。

それ以来、その車が2番の区画へ入ってくることはなくなりました。顔を合わせれば、今までどおり普通に挨拶をしています。

相手も、誰かの場所を奪って困らせようとしていたわけではなく、「使っていない時間なら少しくらい」と考えていただけなのだと思います。

ただ、私が何度「借りている場所です」と伝えてもかみ合わなかった話が、管理する立場のオーナーさんから説明されると、すぐに伝わりました。

同じ内容でも、誰から言われるかで受け止め方が変わることがあるのだと感じた出来事です。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた50代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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