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ノルウェーのロイヤルファミリー、国王の棺を伝統儀式で礼拝堂へ

  • 2026.9.1
Rune Hellestad - Corbis / Getty Images

ノルウェーの首都オスロの中心部にあるノルウェー王宮で2026年8月31日(現地時間)、28日に死去した国王ハーラル5世の遺体を収めた棺を運ぶロイヤルファミリーの姿が、王室史上初めてテレビで放映されました。ハーラル5世は溶血性貧血とその後に起きた血液の細菌感染のため、市内の病院に入院していました。89歳でした。

重要な儀礼などに使用される「赤の間」に安置されていた棺は、宮殿のスタッフが亡き国王への敬意を表すために整列して見守る中、ロイヤルたちによって礼拝堂に運ばれました。

礼拝に出席したロイヤルたち Rune Hellestad - Corbis / Getty Images
Per Ole Hagen / Getty Images

棺を運ぶ役目を担ったのは、ハーラル国王の子と孫たちです。先頭にはホーコン国王と皇太子となった孫のイングリッド・アレクサンドラ王女、そのほか国王の長男スヴェレ・マグヌス王子と姉のマッタ・ルイーセ王女、その娘であるモード・アンゲリカ・ベーン、リア・イサドラ・ベーン、エマ・タルーラ・ベーンの3人、そしてハーラル国王の義理の孫にあたるマリウス・ボルグ・ホイビーの姿がありました。マリウスの母であるメッテ=マリット王妃は、亡き国王の妻ソニア前王妃と並んで、棺の後ろを歩きました。

ロイヤルたちとともにマリウスがこの役割を務めたことは、特に注目すべきことでした。6月に結審した裁判で性的暴行罪2件その他の罪で有罪となり、判決を不服として控訴中のマリウスは現在、オスロ郊外にある皇太子の公邸「スカウグム」で自宅軟禁中のためです。

ロイヤルたちは宮殿内のいくつかの主要な部屋、「黄色の間」や「鏡の間」「グレート・バンケット・ホール(大晩さん会室)」などを回り、礼拝堂へと向かいました。棺を運ぶこの儀式は、「ビア・セレモニー(棺台の儀式)」と呼ばれます。「ビア」は、棺を運び、安置するための「棺台」や「棺架(かんか)」を指します。

Per Ole Hagen / Getty Images

ノルウェーの放送局『NRK』は、1991年にハーラル5世の父である国王オーラヴ5世が逝去したときと同じように、いくつものリースに囲まれて安置された棺は王室旗で覆われ、その上には王冠と「国宝の剣」が置かれていると伝えています。棺は9月1日から国葬が行われる9日まで、礼拝堂で公開安置されます。

ハーラル5世の逝去が伝えられて以降、オスロの王宮前には花やキャンドルを手にした大勢の市民が集まっています。

picture alliance / Getty Images

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