1. トップ
  2. 暮らし
  3. 生薬も食べるし、パンもワインも大好き!漢方薬剤師・Amiさんの「ご自愛」&「好き」が詰まった冷蔵庫

生薬も食べるし、パンもワインも大好き!漢方薬剤師・Amiさんの「ご自愛」&「好き」が詰まった冷蔵庫

  • 2026.9.1
Hearst Owned

今回、連載『What’s in my fridge? 冷蔵庫の中身を教えて!』で冷蔵庫の中を見せてくれたのは、ウィメンズヘルスの読者モデルコミュニティ「Fit Icons」の一員で、“漢方薬局の娘”ことAmiさん(@ami.kampo)。

実家は漢方薬局、大学では薬学部で学び、現在は漢方薬局で薬剤師として働くAmiさん。東洋医学のスペシャリストと聞くと、「さぞストイックな薬膳生活なのでは……?」と思いきや、冷蔵庫の中には、カラフルな夏野菜に大好きなパン、自家製の生薬おやつ、ワインにチーズ、そして大好物のちくわまで!

体をいたわる知恵を日常に取り入れながら、「好き」も大切に。Amiさんらしい“ご自愛”のヒントが詰まった冷蔵庫の中身をASK!(以下、「」内Amiさん)


旬の野菜に平飼い卵。素材をそのまま味わう「ホールフード」が好き

photo : RISAKO SUESYOSHI

ハウススタジオを兼ねているという、ご実家の漢方薬局の2階へ。まず冷蔵庫を開けると目に飛び込んできたのは、色とりどりの夏野菜!

「旬のフルーツや季節の野菜は、積極的に取り入れるようにしています。薬局のお客さんや友人からいただいたものも多いですね。自分で買うときも、できるだけ作り手の顔が見えるものを選ぶようにしています。食べ方もシンプルな調理法が好き。ホールフードが好きなので、普段はそのままグリルしたり、蒸したり。あまり手を加えず、素材そのままを食べるのが好きなんです」

photo : RISAKO SUESYOSHI

「大学3年生の頃から『ペスカタリアン』の食生活を始めていて、タンパク質は基本的に魚や卵、乳製品から摂ることが多いです。特にちくわが大好きで、ストックは欠かしません! お弁当に丸ごと1本持っていくこともあります(笑)。

食べ物が簡単に手に入る時代だからこそ、背景や作り手の想いまで考えたいと思っていて、栄養や味だけではなく、その向こう側にいる“作り手”まで想像することを食材選びでは大切にしています。実際に身近な方が作った食材を食べると、より美味しく感じたり、エネルギーを感じたりすることもあって。できるだけ作り手を応援する選択をしたいと思っているんです」

photo : RISAKO SUESYOSHI

「卵はできるだけ平飼いのものを。旅行へ行った際に、地元の平飼い卵を見つけて買って帰ることも多いですね。この卵も先日、家族と行った那須の道の駅で買ったものです。スーパーももちろん利用しますが、お豆腐は近所のお豆腐屋さんで買っています」

小腹が空いたら「食養生おやつ」。なつめ、ごま、白木耳も冷蔵庫に常備

「甘いものを食べたいときは、チョコレートや洋菓子よりも、なつめや黒ごまなど、食養生でも親しまれている食材を使ったおやつが我が家では定番です」

自家製・黒ごまペーストの「挟みなつめ」

photo : RISAKO SUESYOSHI

「大ぶりのなつめに、自家製の黒ごまペーストを挟んで何個か冷蔵庫にストックしています。なつめは漢方や食養生でも昔から親しまれている食材。小腹がすいたときにパッとつまんでいます」


【黒ごまペーストの作り方】

黒ごま70g、お好みのオイル大さじ2、蜂蜜大さじ2をブレンダーで撹拌する。

白木耳(しろきくらげ)と桃膠(とうきょう)のひんやりデザート

photo : RISAKO SUESYOSHI

「30分ほど煮て柔らかくした白木耳(しろきくらげ)と桃膠(とうきょう)を瓶に入れて冷蔵庫で保管。白木耳と桃膠は、中医学や食養生でも親しまれている食材。冷やして食べると、夏にぴったりのひんやりデザートなんです」

クコの実100%ジュースもお気に入り

photo : RISAKO SUESYOSHI



「イスクラの『枸杞(くこ)ジュース』がお気に入りで。クコの実100%で、ほんのり甘くておいしいんです。そのまま飲むこともありますし、豆乳とデーツシロップを入れるのもおすすめです」


オリジナルブレンド出汁のめんつゆに、発酵のうま味も。こだわりの「調味料ゾーン」

photo : RISAKO SUESYOSHI

さらに、冷蔵庫のドアポケットには、Amiさんが自分でだしをブレンドしためんつゆや、発酵のうま味を楽しめる調味料が並んでいた。

photo : RISAKO SUESYOSHI

ブレンド出汁のめんつゆ
「軽井沢にある『だし尾粂(おくめ)』で、自分でだしを選んで作った万能めんつゆ。さば節、のどぐろ煮干し、どんこ、舞茸、羅臼昆布、桜エビ、あおさ、実山椒、ごぼうをブレンドしています」

いしる
「能登の魚醤で、和風ナンプラーとも呼ばれる『いしる』。納豆や炒め物などに入れるとおいしいんです!」

からすみジャン(烏魚子醤)
「台湾旅行の際にゲットしたうま味の塊!蕎麦やお豆腐、納豆などに使っています」

こうした調味料はAmiさん一人で選んでいるわけではなく、家族みんなで共有しているものだそう。

「誰か一人が選んでいるというより、それぞれが気になったものや好きなものを個別に買ってきて共有していることが多いです。母がおすすめしてくれたものもあれば、私が旅行先で見つけてきたものもあって。家族それぞれの『これおいしそう!』が集まっています」

photo : RISAKO SUESYOSHI

自家製味噌
「この糀と大豆で仕込んだ自家製味噌は、友人と共同開催しているワークショップで作ったもの。同世代の友人、Mizuna(食養生コーチ)、Haruka(アーユルヴェーダショップ「mok」オーナー)と3人で、『養生クラブ』として都内を中心にワークショップを開催していて、味噌作りだけでなくオリジナル薬膳茶作り、SUPや写経など、さまざまな体験を通して、心と身体に向き合う時間をつくっているんです」

実は小麦も大好き!パンは欠かさずストックしてます

photo : RISAKO SUESYOSHI

「意外って言われることが多いんですけれど、パンが大好きなんです! お気に入りの国産小麦のカンパーニュ専門店『ぱん工房たろたろ』や、自家製酵母を使った『畑のコウボパン タロー屋』からお取り寄せしていて、届いたパンはすぐに冷凍して、いつでも食べられるようにしています。

パンの中でもカンパーニュが好きで、シンプルにそのまま味わったり、ポタージュに合わせたり、野菜やツナなどをのせてオープンサンドにして楽しんでいます」

漢方や食養生について学んでいるAmiさんだけれど、「体にいいかどうか」だけで食べるものを決めているわけではないそう。

私にとって『食べること』は、体や心をつくるものでもあり、毎日の楽しみのひとつでもあります。健康を意識するほど『これは体に良い・悪い』と考えがちですが、私は『おいしい』『楽しい』という気持ちも同じくらい大切にしています。

食養生は、食べたいものを我慢し続けたり、完璧な食生活を目指したりするものではありません。おいしいものを、いつまでもおいしく食べられる。食や人生を楽しめる丈夫な体をつくるために、日々養生する。そんな感覚が近いです。

また、小麦は避けられることも多いですが、薬膳で小麦の五味は【甘】に属し、心を落ち着けるはたらきがあるとも考えられています」

薬学、漢方、つぎはワインにも挑戦!

冷蔵庫には、テイスティング練習用のワインがずらりと並ぶ photo : RISAKO SUESYOSHI

薬学部で学び、薬剤師の国家資格を取得。さらに国際中医専門員の資格も取得し、現在は漢方薬局で働くAmiさん。薬学と漢方の知識を深めながら、最近はワインについても学んでいるそう。

「最近はあまりできていないのですが(笑)、常に何か新しい知識を学んでいくのが好きです。ワインが好きなので、もっと詳しくなりたいと思って、ワインエキスパートの資格講座を受講しています!

ワインと食事を楽しむ時間が好きで、食事とのペアリングをもっと知りたいと思ったことが、勉強を始めたきっかけです。旅先でその土地のワインを買うのも好きで、家でゆっくり楽しんだり、友人との外食でお店の方にワインのお話を聞きながら楽しむことも多いんです」

「大好きなんです♡」というチーズは、パリ旅行中にゲットしたものをストック中。 photo : RISAKO SUESYOSHI

チーズと一緒にワインを楽しむのも好きだというAmiさん。冷蔵庫には、パリ旅行中に購入したお気に入りのチーズもストックされていた。

「チーズなどの乳製品は、体に潤いを保ってくれる一方で、消化機能が落ちているときや食べ過ぎたときには、「痰湿」という粘り気のある不要物として蓄積しやすくなると考えられています。アルコールや乳製品も、『良い・悪い』で分けるのではなく、そのときどきの自分の体調や、量や食べ合わせを意識して、うまく付き合うことが大切。少し食べすぎた翌日は、消化の良いものや温かいもので胃腸を休ませるなど、日々の小さな調整を大事にしています」

薬膳の知識があるからこそ、何かを禁止するのではなく、その日の自分に合わせて調整する。旬の野菜や食養生の知恵を日常に取り入れながら、大好きなパンやワイン、チーズも楽しむ。体をいたわること、そして自分の“好き”、”美味しい”と思う心も大切にすること。それが、漢方薬局の娘・Amiさん流のご自愛冷蔵庫術だった!

漢方薬局の娘 Ami(@ami.kampo)
photo:Risako Sueyoshi

薬剤師/国際中医専門員/ヨガインストラクター

漢方薬局の娘として育ち、大学では薬学部で学び薬剤師資格を取得。薬剤師としての知識に加え、漢方・中医学を専門的に学び、国際中医専門員の資格を取得。現在は漢方薬局で薬剤師として勤務する傍ら、ヨガインストラクターとしても活動。漢方・中医学をベースに、季節に寄り添った食事や養生、セルフケアなどをInstagram(@ami.kampo)で発信している。

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ