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「私の接客が先でしょう!」レジで私を指さした客。だが、思わず返した一言とは

  • 2026.8.24

図書カードを選ぶ人の後ろで待っていた

近所の本屋で、参考書をまとめて買ったときのことです。

何冊も重ねて抱えていたため、腕がだんだん痛くなっていました。

レジの前には、先に来ていた客がひとりいました。図書カードを買うようで、店員に何種類かの柄を見せてもらいながら、どれにするか迷っています。

「こっちもいいけど、こっちも捨てがたいのよね」

一枚を手に取っては戻し、また別の柄を見る。

その間、店員は急かさずに待っていました。

ただ、この店のレジはひとつしかありません。私の後ろにも、少しずつ人が並び始めていました。

しばらくすると、店員がその人に声をかけました。

「お選びいただいている間に、後ろのお客様のお会計を先にしてもよろしいでしょうか」

その人がすぐには返事をしなかったため、店員は私に「どうぞ」と声をかけました。

私は抱えていた大量の参考書をレジ台に置きました。店員が一冊ずつ読み取り、最後に金額を告げます。

「2万円になります」

財布を出そうとした、そのときでした。

「ちょっと待って。私はまだ接客してもらっているでしょう」

さっきまでカードを見ていた人が、こちらを振り向いていました。

店員は手を止めて、「申し訳ありません」と頭を下げました。

「お選びいただいている間だけ、先にお会計をと思いまして……」

するとその人は、私のほうへ手を向けました。

「私の接客が先でしょう!」

指を向けられて、黙っていられなかった

突然自分のことを言われたうえ、まっすぐ指まで向けられ、私は戸惑いました。

その人にしてみれば、自分への対応が途中で終わったように感じたのかもしれません。

ただ、後ろには待っている人がいて、私は店員に案内されただけです。

言い争うつもりはありませんでしたが、指を向けられたことだけは気になりました。

「人のことを指さすのは、やめていただけますか」

できるだけ静かにそう伝えると、その人は一瞬こちらを見たあと、手を下ろしました。

「私はまだ選んでいただけなのに…」

声の勢いも、先ほどより少し弱くなっていました。

店員は改めて、「お待たせして申し訳ありません。お決まりになりましたら、すぐに承ります」と伝えました。

その人は台の上のカードを見直し、少しして一枚を選びました。

私の会計はそのまま済ませてもらい、参考書の入った袋を受け取りました。店員から「お待たせしました」と言われ、私も小さく会釈をして店を出ました。

相手にも「自分が先に接客を受けていた」という思いはあったのでしょう。ただ、待っている人がいる場所では、少しの間だけ順番を譲ることもあります。

それ以上に、腹が立っても人を指さして責めるような態度は取りたくない。あの日の出来事を思い出すたび、そう感じています。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた50代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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