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「やめたほうがいいよ」何を話しても否定から入る友人と、距離を置くまで

  • 2026.8.18
ハウコレ

サークルも、バイトも、友人の答えはいつも同じでした。学食で向き合った日、私はずっと言えずにいた問いを口にします。

新しく買ったワンピースの写真を見せると、友人は画面をよく見る前から、首を横に振っていました。

画面を見る前から

入学して最初の授業で隣に座ったのが、その友人でした。連絡先を交換した最初の相手も友人で、講義のプリントを分け合い、空きコマは学食の同じ席で過ごすようになりました。地元を離れたばかりの私にとって、心強い存在でした。

ただ、気になることが1つありました。私が何かを「いいな」と言うたび、友人は必ず反対のことを言うのです。ワンピースの写真を見せたときも、返ってきたのは「その色、似合わないと思う」でした。

冗談めかした言い方でもなく、友人は写真を拡大することもなく画面から目を離しました。私は画面を消して、話題を変えました。

サークルの話をした日

新歓の時期、私は講義で仲良くなった子たちからサークルに誘われました。

「新歓で誘われたサークル、入ってみようかな」

そう話すと、友人は箸を置いて言いました。

「やめたほうがいいよ」

理由を聞く前に、続けて「時間の無駄になるだけだよ」とも。誘ってくれた子たちの名前を出すと、友人は目を伏せて、味噌汁の椀を両手で持ち直しました。

「あの子たち、ノート貸してって言うだけだよ」

その声は、いつもより低く聞こえました。その日から、私はサークルの話を友人の前でしなくなりました。服も、バイトも、実家の話も。何を話しても否定から入られると分かっていたからです。

学食で向き合って

我慢が続いたのは、友人を嫌いになれなかったからです。それでも、バイトの面接に受かった報告まで「続かないと思う」と返されたとき、私は箸を止めました。学食の長机で、向かいの友人に聞きました。

「どうして全部、否定するの」

友人は口を開きかけて、何も言わずに手元のトレーを見ました。学食のざわめきが遠のいて、券売機の音だけが大きく聞こえました。私はそれ以上待てずに、先に席を立ちました。

そして...

数日後、友人から短いメッセージが届きました。

「今まで、ごめんね」

返事はまだ打てていません。ただ、連絡先は消さないまま、今も同じ学食でお昼を食べています。アルバイトは続いていて、まかないの話をできる相手も少しずつ増えました。講義で友人と目が合えば、会釈だけは続けています。

(20代女性・大学生)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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