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息子の妻に最初に食べてほしくて娘の箸を止めた私、煮物だけが残った誤算

  • 2026.8.18
ハウコレ

前の集まりで、息子の妻が持ってきた料理は、本人が食べる前になくなりました。今回は作った人に最初に取ってもらおうと考え、私の夫と娘には待つよう伝えます。

しかし、息子と息子の妻には説明しないまま食事を始めたため、煮物だけが最後まで残りました。

前の集まりの、空になった器

前の集まりで、息子の妻は春雨サラダを持ってきてくれました。本人は台所と居間を行き来していて、席へ着いたときには器が空になっていました。作った本人が食べていないと気づいたのは、片づけのときでした。

今回も一品を頼んだのは私です。同じことはしたくなくて、集まりの前の日に、夫と娘へ伝えました。

「今回は、作った本人が最初に取るまで待ってね」

夫は回りくどいと笑い、娘はうなずいただけでした。息子には話していません。食事が始まったら、私から息子の妻へ直接伝えればよいと思っていました。

本人へ伝える前に娘を止めました

食事が始まると、娘が煮物へ箸を伸ばしました。前の日の話を忘れていたようです。

「それはまだいいの」

娘は箸を戻しました。その場で息子の妻に事情を話せば済んだのに、前回の話を皆の前ですれば、かえって気を使わせるように思えました。席が落ち着いたら伝えようと考えているうちに、取り皿の交換や飲み物の支度に追われて、切り出す間を逃してしまいました。

気づけば、事情を知る夫だけでなく、何も知らない息子まで周りを見て煮物を避けていました。息子の妻も自分からは箸を伸ばしません。私が本人へ説明しなければ成立しない段取りなのに、夫と娘へ話しただけで準備を終えたつもりになっていました。

短い返事でさらに分かりにくくしました

片づけのとき、息子の妻から「何かいけなかったでしょうか」と聞かれました。娘の箸を止めた場面が、息子の妻には食べないよう指示したように映っていたのだと、ようやく気づきました。それでも私は、段取りの失敗を最初から話すことをためらいました。自分の思いつきが裏目に出たと認めるのが気まずかったのです。

「あなた、まだ食べてないでしょう」

そう返しましたが、それでは理由は伝わりません。本人に食べてもらうために始めた段取りで、本人を食卓から遠ざけていました。

そして...

玄関へ向かう前に、私は重箱から煮物を少し、自分の小鉢へ取り分けました。

重箱を返しながら、ようやく説明しました。「前に持ってきてくれた料理、あなたは食べられなかったでしょう。だから今回は、作った人に最初に取ってもらおうと思ってたの」

「返す前に少しもらったからね」

息子の妻からは「私にも先に言ってほしかったです」と返され、私は「言うタイミングを逃したの」と答えました。それ以上、うまく説明できませんでした。

玄関の戸を閉めてから、台所で小鉢の煮物を食べました。里芋にはよく味が染みていて、最初に一言伝えれば済んだのだと、空になった小鉢を洗いながら考えていました。

(60代女性・パート)

本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。

(ハウコレ編集部)

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