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メーガン妃、製作総指揮デビュー作が大失敗 週末の興行収入は12万円、ネコ動画を集めた作品にも勝てず

  • 2026.8.13
ヘンリー王子(Prince Henry)、アリサ・ナミアス(Alysa Nahmias)、メーガン妃(Meghan, Duchess of Sussex) Cindy Ord / Getty Images

メーガン妃とヘンリー王子が製作総指揮として加わったドキュメンタリー映画『Cookie Queens』が8月7日(金)にアメリカで劇場公開された。その週末の興行成績が発表された。

『Cookie Queens』はドキュメンタリーの監督として活躍しているアリサ・ナミアスの作品。スカウト活動に参加している女の子たちが、スカウト伝統のクッキー販売で全米トップになることを目指して頑張る過程を追っている。メーガン妃は自分も少女時代にスカウト活動に参加、クッキーの販売もしていたことから、この作品のテーマにすぐに共感。「抵抗できないほど魅力的な作品」だと感じ、製作に関わることをすぐに決意したとコメントしている。本作は王子と妃にとって初めての製作総指揮作品。彼らが関わった初めての劇場公開作品という記念すべき1本である。妃はPRのために上映会に参加、トークイベントにも出演するなど熱心に宣伝していた。

アリサ・ナミアス(Alysa Nahmias)、メーガン妃(Meghan, Duchess of Sussex) Eric Charbonneau / Getty Images

しかし結果は初登場15位に終わった。興行成績は上映館446スクリーンで327,797ドル(約5,200万円)、興行収入はわずか735ドル(約12万円)だった。映画サイト「ボックスオフィス・プロ」が報じている(注)。ランキングを見てみると、ネット上の面白い猫動画を集めた作品『CatVideoFest 2026』にも負けてしまっている。ドキュメンタリー映画はエンタメ大作に比べると苦戦を強いられがちとはいえ、シェフで作家だったアンソニー・ボーディンの生涯を追ったドキュメンタリー『Tony(原題)』は13位にエントリー。上映館はわずか6スクリーンだが、『Cookie Queens』を上回る興行成績を記録した。

プレミア上映されたサンダンス映画祭で。メーガン妃(Meghan, Duchess of Sussex) Cindy Ord / Getty Images

王子と妃のファンであるサセックス派からは、世界的な有名シェフであるボーディンの伝記的映画とスカウト活動を追った作品を比べるのは不公平だという意見も聞かれる。とはいえ、過去に作られた同じようなテイストの作品、たとえば8人の少女が全米のスペリング大会で優勝するまでの奮闘を描いた2002年の『Spellbound(原題)』は1スクリーンあたり17,508ドル(約280万円)という興行収入を記録した実績を持つ。新聞「ニューヨークポスト」が報じている。

批評家たちからの評も厳しい。雑誌『バラエティ』は「リアリティ番組のような、取り止めのない話」と評している。映画評論家のオーウェン・グレイバーマンはこの作品には「感情が欠けている」とコメント。「早熟なアメリカの少女たちが体制に立ち向かうのではなく、それをどう利用するのかを学んでいく映画」「スカウトのクッキー販売の活動がどのようにして今のような姿になったのか、過去を振り返ることはまったくしていない」と指摘、考察する視点に欠けていると批判している。また新聞「サンフランシスコ・クロニクル」は「甘くて演出過剰」としている。ヘンリー王子とメーガン妃が製作総指揮を担当していることに言及し「この映画には、彼らの他の作品と同じレベルの自然さしかない。つまり、自然さがほとんどない」。わざとらしいとばっさり斬っている。

メーガン妃(Meghan, Duchess of Sussex) Dan Steinberg / Getty Images

公開当初は地味な反応しか起きなかった作品が、観客の口コミの力でじわじわヒットしていく事例もある。しかし観客による映画評価サイト「ロッテントマト」を見ると、星3.5以上の評価をつけた観客は59%にとどまり、「ぱっとしない」映画に分類されている。ある観客からは「これまで見た中で最悪のドキュメンタリー」と厳しいコメントも。王子と妃にとってはほろ苦いデビューとなった。

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