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【5代目バチェラー・長谷川惠一】「バチェラーになっても結婚できないんだ」と落ち込んだ過去も、恋リア参加で広がったキャリア【インタビュー】

  • 2026.8.7

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人気恋愛リアリティ番組参加者の「その後」を追う本連載。今回は『バチェロレッテ・ジャパン』シーズン2に参加後、『バチェラー・ジャパン』にて5代目バチェラーとなった長谷川惠一さんにインタビュー。バチェラー参加後も、フィットネス分野での事業経営やプロバスケットボール選手としての活動と並行して、『突然ですが占ってもいいですか?』のマッチング企画や『ラブパワーキングダム〜恋愛強者選挙〜』シーズン1に出演(シーズン2では寮長として出演)するなど、様々な恋愛リアリティ番組に出演して話題になっています。恋愛リアリティ番組に参加しようと考えたきっかけや、数々の恋愛リアリティ番組に出演し続けている背景についてお話を伺いました。

ひとりで過ごすクリスマスイブの夜、偶然『バチェロレッテ』の募集を見つけて

──長谷川さんにとって初めての恋愛リアリティ番組への参加は『バチェロレッテ・ジャパン』シーズン2ですよね。当時はどのような経緯で参加しようと決めたのですか?

長谷川惠一(以下、長谷川):今でも鮮明に覚えているんですが、その日がちょうど12月24日、クリスマスイブの夜だったんですよね。当時は2年以上彼女がいなくて、その日も一人で過ごしていました。そろそろ年齢的にも結婚したいなと思いつつ、良い人と出会えるような機会もない。そんなときにたまたまInstagramの広告でバチェロレッテの参加者募集の投稿が流れてきたんです。「次はあなたの番だ」みたいなメッセージを見て、これなら僕の人生も変わるかもしれない、結婚相手が見つかるかもしれない、そんな期待を胸に応募しました。

──すごい、運命的な出会いですね。

長谷川:ただ、応募したときは正直自分が参加できるとは思っていませんでした。だから自分が大勢の応募者の中から選ばれたときはすごく驚きましたね。それと同時に、結婚願望も強くあったので、ワクワクもしていました。

──まさかそこから最後の2人まで残るとは。

長谷川:本当にびっくりですよね。でも、旅をしながら心のどこかで「結婚したいという想いは誰にも負けてない」みたいな自信もあったんです。バチェロレッテに対する想い、結婚に対する情熱、全てにおいて他の参加者に劣っているとは思えませんでした。

結婚への情熱を抱き、5代目バチェラーへ

──最後は悔しい結果だったと思うのですが、その後5代目バチェラーとして長谷川さんの名前が発表されたときは驚きました。どのような経緯で長谷川さんが選ばれたのでしょうか。

長谷川:正直、僕自身も選ばれた具体的な理由については知らないんです。ただ、これは自分でもわかっていることなんですけど、僕って歴代のバチェラーと比べて「バチェラーっぽくない」んですよね。ギラギラした感じもないし、事業を法人化したのもバチェロレッテ参加後の話で、ビジネスは軌道に乗っていましたが、経営者としては新米です。視聴者が思い描くバチェラー像とはかけ離れているように感じました。

──長谷川さんがバチェラーになったのは意外だという声もありましたね。

長谷川:でも、結婚願望だけは誰よりも強くあったんです。バチェロレッテでも、本当に結婚がしたいと思って、そのための努力とアプローチをし続けていました。そういった点も評価してもらえたのかなとは思っていますね。あくまで想像ではありますが。

──たしかにバチェラーは結婚相手を見つける番組なので、本人の結婚願望が強いことは重要なポイントですよね。実際にバチェラーとしての旅はいかがでしたか?

長谷川:正直、想像していたよりもずっと大変なことが多くて、苦しい決断の連続でした。誰かとデートをしていても、その次のパーティではその人とお別れすることになってしまうかもしれない。次は誰をデートに誘うべきなのか、何を話そうか、誰にローズを渡して、誰にローズを渡さないのか、常に選択し続けないといけない。それだけ考えてデートに臨んでも、そこでまた想定外の出来事が起きてしまったりする。

──台本がない恋愛リアリティショーだからこその苦悩ですね。

長谷川:バチェラーとして参加しているので、当然女性陣はみんな自分のことを好きだと言ってアピールしてくれるし、それもすごく嬉しいのですが、一方で自分にあまり興味がなさそうというか、振り向いてくれない感じの人がいると、つい追いたくなってしまうこともありました。最後までどこかつかめない感じがある参加者の方に惹かれてしまう……なんだかんだ自分も男なんだなあ、という感じです(笑)。

恋愛リアリティ番組は“誰かを好きになるためのスイッチ”のような存在

──本気で結婚したいという想いで臨んだバチェラーの旅だったと思うのですが、最終的に結ばれた方とは破局されてしまいました。振り返ってみて、何が原因だったと考えますか。

長谷川:これは一般的な恋愛結婚と一緒だと思うのですが、出会って、お付き合いをして、同棲をしていく中でどうしても相容れない価値観の部分が出てきてしまった。だから破局をした、というだけなんですよね。間違いなく言えるのは、あの旅を通して、僕はほんとに結婚がしたいと思って女性と向き合い続けていたし、そのための選択を重ねてきたということです。

実際に、番組で出会い、結婚をして仲睦まじく夫婦生活を続けられている方もいます。僕はそれを観ていたので、自分もバチェラーの旅を通して結婚相手を見つけることができるって本気で思っていました。

──たしかに恋リアで結婚が成功した例もありますもんね。

長谷川:まあ、だからこそかなり落ち込みましたけどね。「あ、俺ってバチェラーになっても結婚できないんだ」って現実を突きつけられたような気がして、なんかもう全部がどうでもよくなっちゃって。結婚したかった気持ちどころか、彼女が欲しいという気持ちも薄れてしまった。

──ただ、長谷川さんはその後『ラブパワーキングダム〜恋愛強者選挙〜』など他の恋愛リアリティショーにも出演されていますよね。そこに至るまでにどのような心境の変化があったのでしょうか?

長谷川:『ラブパワーキングダム』は、正直自分の中ではあまり“恋愛”という感じではなくて、どちらかというとゲームのような感覚で参加したんですよね。だから最初の時点では、バチェロレッテやバチェラーのときのような、結婚に対する情熱とか、運命の人と出会えるかもみたいな期待はなかったんです。

ただ、モテを競うというコンセプトの番組に出たことで、気づいたこともありました。人から好意を寄せられるためには、まず自分が相手に関心を持ったり好きになったりしないといけないんですよね。そうしないと相手からも関心をもってもらえないというのは、バチェラーの旅を振り返っても改めて感じます。そういう意味では、ラブパワーキングダムという恋愛リアリティ番組は、自分にとって誰かを好きになるためのスイッチのような機会でもありました。

恋愛リアリティ番組に参加後、キャリアも好転

──恋愛リアリティ番組は、誰かを好きになるためのスイッチ、というのは確かにそうかもしれません。限られた人数の中で、恋愛のことだけに向き合うような環境って特殊ですが、だからこそ今までになかったような出会いやコミュニケーションが生まれるのかもしれない。ちなみに、長谷川さんはラブパワーキングダムのシーズン2では寮長として登場されていましたよね。もはや運命の人を探すことをやめてしまったのかなと思ったのですが……。

長谷川:決してそういうことではないですよ。それはただお話をいただいて、面白そうだと引き受けただけの話です。まあ、ラブパワーキングダムの寮長としての役割は、自分としてもちょっと謎でしたけど(笑)。ファンからは、前みたいに本気で運命の人を探してほしい、また真剣に恋愛リアリティ番組に参加してほしい、みたいな声をもらうことがあります。もし僕が本当に結婚することができたら、彼らはすごく喜んでくれるんじゃないかな。

──実際、今後も恋愛リアリティ番組に参加したいと思っていますか?

長谷川:いい機会があれば、という感じですね。結婚したいという気持ちは変わらずありますが、決して焦っているわけではないし、自分自身が実現していきたいキャリアプランもある。その兼ね合いの中で、また出たいと思う場があれば出るかもしれない。

──実現したいキャリアプランというのは、経営されている会社の事業ですか。

長谷川:それももちろんあります。ありがたいことに、恋愛リアリティ番組に参加して知名度が上がったことで、それまでにはなかったような出会いやお誘いをいただくことも増えたんです。たとえば、僕は今「上野原サンライズ」というバスケットボールチームに所属しているんですけど、それもきっかけはそのチームの会長がバチェラーで僕を観て、直接メールをくれたところから始まっているんです。

──え、そうなんですね。

長谷川:もともと会長自身は恋愛リアリティ番組に対してどちらかというと否定的だったらしいんですけど、偶然僕が出演していたシーズンを観て、良い印象を抱いてくれたらしくて。僕もずっとフィットネス分野で働きながらも、いつか自分がプロとして続けてきたバスケットボールに関連する仕事がしたいと思っていたので、そのお声掛けは願ってもいないことでした。

──恋愛リアリティ番組をきっかけに知名度が上がったこともそうですが、何より長谷川さんが結婚したいと本気で願って誠実に向き合い続けてきたからこそ、その人柄を評価されたのかもしれませんね。

長谷川:そうだったら嬉しいですね。僕自身はただ純粋に結婚がしたくてバチェロレッテに参加したわけですが、それがきっかけで自分のキャリアはとてもいい方向に大きく動いたと感じています。バスケットボールで再びプロとして活動できたことももちろんそうですし、自分が続けてきたフィットネス分野の事業も、知名度が上がった今だからこそより多くの人に健康意識を持ってもらえるようになるのかもしれないと前向きに捉えています。

また、僕は恋愛リアリティ番組に出て、本来の願いであった結婚は叶っていませんが、それでも番組の中では間違いなく本気で恋愛をしていたと感じることができています。もちろん辛いことや苦しいこともありましたが、それ以上に僕にとって恋愛リアリティ番組は良い出会いと恋愛の場だと感じることができています。今後自分がどうやって運命の人と出会うことができるのかはまだわかりませんが、もしいい機会があればまた恋愛リアリティ番組に出てみたいと思えるくらいには前向きに考えていますね。

取材・文=園田もなか 撮影=島本絵梨佳

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