1. トップ
  2. 恋愛
  3. 【インタビュー】FANTASTICS、7年の軌跡と“次なる幕開け”――初のベストアルバムに込めた、FANTAROへの愛と感謝

【インタビュー】FANTASTICS、7年の軌跡と“次なる幕開け”――初のベストアルバムに込めた、FANTAROへの愛と感謝

  • 2026.5.2

7年間の軌跡を詰め込んだベストアルバム『Welcome to Sunshine』をリリースしたFANTASTICS。デビューから現在に至るまで、数々のターニングポイントを乗り越えながら進化を続けてきた彼らが、今“集大成”として届ける一枚とはどんな作品なのか。世界さん、瀬口黎弥さん、木村慧人さん、中島颯太さんの4名に語ってもらった。

※この記事は2026年3月25日に発売した2026年smart5月号に掲載した記事を再編集したもので、記載した情報もその時点のものです。

初のベストアルバムリリース!第1章に区切りをつけ、さらなる高みへ

――ベストアルバムが完成した今の率直な気持ちを教えてください。

中島颯太(以下、中島) 最初の頃は、一本のライブを成立させるだけの曲数もなくて、間に演技を入れたり、企画のようなパートを入れたりと、いろんな工夫をしながらステージを作っていました。それが今、ベストアルバムを出せるほど楽曲が増えて歴史を重ねてこられたんだと思うと、本当に嬉しいです。最近FANTASTICSを知ってくださった方にとっても、この一枚が名刺代わりになるような作品になったんじゃないかなと思います。

FANTASTICSの中島颯太さん

世界 アルバムという形では出してこなかった中で、ライブツアーはたくさん重ねてきたので、正直“お待たせしました”という気持ちもあります。でも、その分、時間をかけてここまで来られたという実感もあって、ベストアルバムを出せるというのは、やっとここまで来たんだなと率直に嬉しいですね。

木村慧人(以下、木村) 自分たちの歩みをあらためて振り返ることができましたし、こんなに曲が増えていたんだなとシンプルに驚きました。タイトルの『Welcome to Sunshine』にもあるように、次のフェーズへ進むきっかけになる作品でもありますし、一度ここで区切りをつけるような感覚もあって。終わりと始まりが同時に存在しているような、どこか不思議な一枚だと思います。

FANTASTICSの木村慧人さん

瀬口黎弥(以下、瀬口) これまでの楽曲をただ並べるだけではなくて、今回はFANTASTICS盤とFANTARO盤という形で、FANTAROの皆さんと一緒に作り上げるベストアルバムにできたことがすごく嬉しいです。僕はもともと、ファンの皆さんと何かを共有したり、一緒に形にしたりすることが大好きなので、今回それが実現できたのは本当に特別だなと思っています。

――FANTARO盤の結果を見て、意外だなと思った楽曲はありましたか?

中島 『Overflow』は正直意外でした。けっこう昔の曲ですし、しかもカップリング曲なので。ライブでは盛り上がる楽曲ではあったんですけど、フルで披露する機会はそこまで多くなかったんです。だから今回選ばれたのにはびっくりしましたし、同時にすごく嬉しかったですね。歌詞もすごくいいんですよ。

世界 わかる。FANTARO、そんなに『Overflow』好きだったんだって思ったよね。

FANTASTICSの瀬口黎弥さん

瀬口 選んだ理由のコメントを読んだら、歌詞の中の“好きなことを好きと言える”というメッセージを支えにして、聴き続けてくれていた方が多いと知りました。あの曲が誰かの背中を押していたんだ、本当にちゃんと届いていたんだなと実感しました。

――FANTASTICS盤はメンバーがセレクトしたとのことですが、どのように選曲したのしょうか?

世界 それぞれの楽曲が、自分たちにとってターニングポイントになったものを基準に選びました。デビューして間もない頃の『Flying Fish』もそうですし、『FANTASTIC9』や『Got Boost?』のように、グループの存在をより多くの方に知っていただくきっかけになった曲もあります。正直、『OVER DRIVE』はFANTARO盤に入るかなと思っていた部分もあって(笑)。そういう意味でも、自分たちの歴史の節目になった8曲を選んだ、という感覚ですね。

FANTASTICSの世界さん

――タイトルはどのようにして決めましたか?

中島 けっこう話し合いましたね。HIROさんも含めていろんな案が出た中で、最終的に『Welcome to Sunshine』というタイトルに決まりました。ストーリーが自然につながっていくような言葉でもあって、“SUNFLOWER”というアリーナツアーも控えているので、その流れも意識しています。FANTASTICSにとって“ひまわり”は大切なモチーフですし、サンシャイン=光という意味も込めて、自分たちだけが輝くのではなく、ファンの皆さんと一緒に光のほうへ向かっていけたら、という思いで名付けました。

――新曲「FINALE」についても教えてください。

世界 久しぶりに、がっつり明るくて疾走感のあるダンスナンバーになりました。トラックもかなり速くて激しいんですけど、FANTASTICSらしい爽やかさはちゃんと残っていて。ベストアルバムという区切りのタイミングで、ある意味これまでのFANTASTICSにフィナーレを告げるような楽曲でもあるんです。ただ、終わりというよりは、次へ進むためのフィナーレ。MVもこれまでの作品を思わせるシーンがちりばめられていて、これまでの歩みを抱きしめながら、次へ踏み出す一曲になったと思います。

木村 “幕が上がる”というフレーズがあるんですが、『OVER DRIVE』を思い出す方もいると思います。これまでの楽曲を連想させる言葉がところどころに入っているんです。FANTAROの皆さんが聴いたら、“あっ”と気づいてもらえるような仕掛けがあります。

――これまでの7年を振り返ったとき、「BUTTERFLY EFFECT」が起きたと感じる瞬間はありますか?

中島 やっぱりコロナ禍ですね。最初のアリーナツアーが決まって、しかも“最速”と言っていただけるようなスピード感で発表できて。すごく勢いづいていた中で、初日の4日前に〝開催できません”と告げられたときは、本当に絶望しました。どうすればいいのか、誰も正解を持っていない状況でした。でも、今振り返ると、あの瞬間が一番のバタフライエフェクトだったのかもしれません。あの経験があったからこそ、配信という形でたくさんの方と同じ時間を共有できるようになったし。もしあのまま順調にアリーナツアーを回っていたら、今の自分たちはなかったかもしれないし、実力もまだ足りていなかったと思います。

世界 ファーストホールツアーも、大きな転機だったと思います。1曲目でいきなり止まって、メンバーがそれぞれセリフを話し出す、という構成にしたんです。ホールツアーが決まった当時はまだ曲数も充分とは言えなくて、“じゃあ、こういう作りにしよう”と試行錯誤した結果でした。あのとき生まれたのが、今のFANTASTICSの“カオスさ”の土台だった気がします。それが正解だったのかはわからないですけど(笑)、メンバー一人ひとりの個性や面白さが前に出た瞬間でもあったと思うんです。あそこから、今のスタイルにつながっていったのかもしれません。

――最後に今年の展望を教えてください。

瀬口 今年は、もっと歌番組にも出たいですし、フェスにもたくさん出演して、いろんな場所で僕たちを知ってもらえる一年にしたいです。FANTAROの皆さんと一緒に、さらに景色を広げていけたら嬉しいです。

世界 今年は午年で、“うまくいく”っていう意味もあるので(笑)、本当に全部うまくいったらいいなと素直に思います。2026年は3度目のアリーナツアーになりますし、3部作でいうと3章目。ある意味ひとつの集大成でもありながら、そこからまた新しいFANTASTICSが始まるタイミングになると思っています。

Profile/FANTASTICS
EXILEの想いを継承するダンス&ボーカルグループとして結成され、2018年にシングル「OVER DRIVE」でメジャーデビュー。ライブで培った確かなパフォーマンス力と、エモーショナルなボーカルワークを武器に、ポップで高揚感のある楽曲から、繊細なミディアムバラードまで幅広い音楽性を展開。近年は音楽活動にとどまらず、俳優・バラエティなど個々の活動も広がり、グループとしての厚みも増している。

【INFORMATION】BEST ALBUM『Welcome to Sunshine』発売中

CDは、アルバム新録曲「FINALE」「BUTTERFLY EFFECT」にメンバーがセレクトした楽曲を集めたFANTASTICS盤と、ファン投票にて決定された楽曲に「OVER DRIVE -2026Version-」を加えたFANTARO盤の豪華2枚組!

元記事で読む
の記事をもっとみる