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なんで早く言わないの…!?〈ミスを隠す人〉の理由とは?【もしかして…発達障害!?】

  • 2026.8.8

「いつ何を報告すべきか、よくわからない」「重大ミスが起こって発覚!となりがち」。これがいつものこととなると、発達障害の傾向がありそうです。

忙しそうな上司に声をかけづらく、報告を忘れて大クレームに!【ASD傾向】

多動性や衝動性の強いADHDの人は、目の前のおもしろそうなことに次々と注意が向いてしまい、その結果、報告や連絡が後回しになりがちです。

一方、ASDの人は全体を俯瞰して見通しを立てるのが苦手なため、「ほう・れん・そう(報告・連絡・相談)」のタイミングを逃したり、そもそも必要性を認識できなかったりすることがあります。

また、「自分の気持ち」は理解できても、「相手の気持ち」が読みづらいため、例えば「今すぐ謝罪しないと事態が悪化する」といった切迫した状況を把握しにくいことも。

そのため、クレームの内容を聞き、電話口で謝罪もして、「やるべきことはやった」と一人で納得してしまい、上司に報告しないまま大ごとになるケースも見られます。

報告・連絡・相談は、社会人としての基本であり、職場で円滑に仕事を進めるために欠かせないスキルです。

最低限のコミュニケーションがとれなければ、結果として自分がいちばん仕事をしにくくなってしまいます。

ASDの人には、「自分は理解しているから報告しなくていい」「ちゃんとできているから相談の必要はない」と考えてしまう傾向があります。

でも、仕事は一人で完結するものではなく、チームで進めるもの。自分だけの判断ではうまくいかないことがたくさんあります。

周囲からのアドバイスやサポートは、ミスやトラブルを防ぐだけでなく、よりよい成果を出すことにもつながります。

問題が起きたら、まずメールで一報を入れる習慣をつけよう

ASDの人は、人とのコミュニケーションが苦手で、特に忙しそうな上司にどう声をかけたらよいのか迷うことがあります。そんなときは、「ほう・れん・そう」が苦手な人ほど、まずは問題が起きたタイミングで、上司に一本メールを入れる習慣をつけましょう。

もちろん、口頭で伝えるのが理想ですが、それが難しい場合は「クレームが来ています」など、早急に知らせることが何よりも大切です。これはビジネスの基本ルールでもあります。

また、あらかじめ相談の時間を予約するのも有効です。「1時に少しお時間をいただけますか?」とひと言添えれば、上司も都合がつくように調整してくれるはず。「ほう・れん・そう」の“予約”として活用しましょう。

情報を共有することは、仕事を円滑に進めるために欠かせない大切なステップです。その意識を、しっかりと持っておきましょう。

教えてくれたのは…司馬理英子先生●司馬クリニック院長。医学博士。岡山大学医学部卒。1983年渡米。アメリカで4人の子どもを育てるなか、ADHDについての研鑽を深める。1997年に帰国し、東京都武蔵野市に発達障害の専門クリニックである司馬クリニックを開院。以来、子どもから大人までの治療を行っている。

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