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「中学受験は進路の選択肢を広げる方法のひとつ」発達障害のある子の中学受験を取材した著者が伝えたいこと【著者インタビュー】

  • 2026.9.13

【漫画】本編を読む

近年、首都圏を中心に中学受験熱は高まりを見せている。中学受験は「頭のいい子が偏差値の高い学校へ行くためのもの」「大学受験対策として一貫校に入学するため」というイメージを持つ人もいるだろう。しかし、子どもたち一人ひとりが、自らの個性を活かすための選択肢にもなっている。「発達障害があるからこそ、中学受験をする」という選択をした4つの家庭の受験体験を描いたコミックエッセイが『発達障害っ子の中学受験』(モンズースー:著、小川大介・橋本圭司:監修/KADOKAWA)だ。

作中では、異なる特性を持つ4人の子どもたちとその家族の体験を、「受験を決意した理由」「塾・学校選び」などテーマごとに紹介。医師と中学受験専門家、それぞれの視点から書かれたコラムも掲載され、「なんのために中学受験をするのか」という本質にも迫った一冊だ。著者・モンズースーさんに4家族への取材・執筆を通して感じた発達障害のある子どもの成長や、中学受験について、広くお話を伺った。

※発達障害という言葉は近年、“神経発達症”という名称に変わっています。本記事ではわかりやすい表現として発達障害と表記しています。

※個人の体験、お話をもとにインタビューを行っています。ご了承の上お読みください。

――中学受験というと、都心部の方が受験者も多く、学校の選択肢も多い印象です。

モンズースーさん(以下、モンズースー):専門的なことはわかりませんが、確かに地域によってかなり違うと思います。ただ私が見学した地方の学校の中にも、一人ひとりの個性を尊重していて、生徒がのびのび過ごせそうだと感じる学校がありました。なので、発達障害のある子にとって良い環境の学校が都心部にしかないというわけではないと思います。実際に、都心部からあえて地方の学校を選ぶご家庭もあると聞いています。

――本作は中学受験を推奨するものではないとのことですが、モンズースーさんは今回の取材・執筆を通して中学受験についてどんなことを考えましたか?

モンズースー:中学受験は全ての子に必要なものではありませんが、発達障害のある子にとっては進路の選択肢を広げる方法のひとつだと感じました。公立・私立のどちらが良いということではなく、その子に合う環境を探すための選択肢として知っておくといいかもしれません。

取材・文=原智香

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