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「ペットとの暮らしに必要なお金のこと」|お金の教科書Vol.97

  • 2026.8.4

毎日の暮らしや将来に必要なお金のこと、きちんと把握してますか?「わからない」ゆえの不安は、知ることで解消できるはず! “お金初心者”の3人と一緒に、お金の勉強を始めましょう。今回は「ペットのお金」の話。

今回の先生

お金の教科書

「一生涯でかかる飼育費用のこと、考えてみましょう」

ドッグトレーナー、愛玩動物看護師・岡田敏宏

おかだとしひろ しつけ教室「Pet Life Consulting シンビオーシス」代表。ペット共生住宅管理士、2級FP技能士などの資格も持ち、さまざまな観点から人とペットが心地よく共生できる暮らしをアドバイスする。

生徒代表

お金の教科書

「ペットがいる暮らし、ずっと憧れています」

地道奈子

じみちなこ 28歳・派遣社員。既婚・子なしのDINKS。NISAのつみたて投資枠でコツコツ投資を継続。ポイ活に精を出しつつ、サブスクやスマホなど、新しい固定費の見直しを、目下模索中。

ペットと暮らすために必要なお金はどのくらい?

奈子

近い将来、犬か猫をお迎えしたいと考えています。その前に、費用のことを知りたくて…。

岡田

それは素晴らしい心構えですね。近年、ペットの飼育頭数は減少していますが、1頭あたりの飼育費用は上昇傾向に。ペットを家族として考え、お金をかける人が増えているのだと思います。

奈子

SNSを見ていると、私よりいい暮らしをしていそうなワンちゃんや猫ちゃんもいます(笑)。

岡田

ペットのお金は、かけようと思えば際限がありません。だからこそ、飼う前にある程度の見通しを立てることをおすすめします。

奈子

詳しく教えてください!

岡田

下の表に、犬や猫と暮らすにあたり、一生涯で必要な最低限のお金をまとめました。

奈子

生涯費用となると、やはりそれなりにかかりますね…。

岡田

ワンちゃんは大きさによって費用が大きく異なります。またワンちゃんも猫ちゃんも、カットが必要な被毛かどうか、どこまでプロに任せるかなどによって、さらに費用が変わってきます。

奈子

ここにない項目で、備えた方がいいお金はありますか?

岡田

大きいのは医療費ですね。病気やケガの程度によっては、1回で数十万円というお金が必要に。介護費用はそれ以上になる場合もあるので、万が一のために100万円は備えておいてほしいです。

奈子

こればかりは削れないし、読めないですものね…。

岡田

ペット保険に入っておくと、医療費を抑えられますよ。予防のための定期的な健康診断やサプリメントも効果的です。

奈子

ふむふむ…。

岡田

あとは、忘れがちな出費が光熱費。飼い主の不在時も家で過ごすワンちゃんや猫ちゃんのために冷暖房をつける必要があります。

奈子

節約できる項目は?

岡田

シャンプーや爪切りなどを自宅でできるようにすると、その分の費用を抑えることができます。ただし、正しい知識がないと皮膚トラブルなどの原因になるので、くれぐれも気をつけて。また、ペットの服やグッズなどの嗜好品は節約しやすいと思います。

奈子

自分がペットグッズに散財している未来が見えます(笑)。

岡田

ペットは大切なパートナー。日々を楽しく過ごすための出費も重要ですが、最期まで責任を持って飼えるような資金計画を立てるのも飼い主の務めです。

奈子

ペットの生活の質も、体調管理も飼い主次第だと思うと、やっぱり責任重大ですね!

岡田

不安になりすぎる必要はないので、その気持ちさえあれば大丈夫。楽しいペットライフを!

お金の教科書

犬・猫を生涯お世話するのに必要な最低限のお金は?

お金の教科書

※小型犬15歳、中型犬13歳、大型犬10歳、猫16歳の平均寿命をもとに、岡田さんが算出※お迎えにかかる費用、去勢・避妊手術や病気、ケガなどの医療費、サプリメントや服など嗜好品ほかの費用を含まない最低限の金額

お迎えする前に費用を把握し終生を共にする心構えを!

毎月の飼育費に加え、部屋の広さなども考慮する必要が。ケガや病気など緊急時の費用として、100万円程度の備えがあると安心。

 

イラスト・小迎裕美子 取材、文・宮尾仁美

anan 2506号(2026年7月29日発売)より

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