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この夏行きたい! 今トレンドの"おしゃれ焼酎”が楽しめる東京の話題店5選

  • 2026.8.3
SHINTARO OKI

フルーティーで飲みやすい焼酎が注目されるなか、各蔵元では世代交代が進行中。新しい造り手たちの手によって、味わいはもちろんボトルデザインも進化したニューウェーブ焼酎が次々と誕生。

そんなおしゃれな焼酎、略して“おしゃ酎”と合う、ツイストの効いた料理を楽しめる東京の人気5店を厳選。暑い日こそ爽快な一杯で喉を潤し、おいしい料理を堪能しよう。

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居酒場 イゴールコージー 代々木上原店/東京・代々木上原

感度の高い大人が夜な夜な集う、居心地のよい酒場

2025年5月、東京・代々木上原にオープンした「居酒場 IGOR COSY 代々木上原」。「居たくなる酒場」をコンセプトにアットホームな空間でゲストを出迎える。

同店の魅力を牽引するのは、オリジナリティあふれる創作料理。和食をベースに異国のエッセンスを絶妙に織り交ぜた一品は、ここでしか味わえないものばかり。それらに厳選された本格焼酎が寄り添い、食体験をさらに豊かなものにしてくれる。

例えば、訪れる客の多くがオーダーする「半熟卵のさつま揚げ」(¥900)は魚のすり身に季節の野菜を練り込み、半熟卵を包んで油で揚げ、だしの効いた湯葉入りあんかけをかける。中からトロトロの黄身があふれ、濃厚なソース替わりに。やさしくもしっかり味のだしはつまみになるおいしさ。

焼酎は鹿児島の焼酎蔵、大山甚七商店の「YAMADAICHI 山大一 Copper pot distillation 銅製蒸溜器使用 紅はるか」の2024年と2025年の年度違いを水割り(各¥780)で。同じ蔵が手掛けるシリーズを年度違いで飲み比べできるのも銘柄が豊富な店だからこそ。

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本格焼酎で作る、お茶割りにも注目!

同店はボリュームある料理から野菜を取り入れた一品、酒のあてまで多彩なメニューが揃う。

静岡県富士市のマッシュルーム農家から仕入れる作る「長谷川農産のマッシュルームサラダ」(¥980)は、新鮮なマッシュルームのシャキシャキ感にクリームチーズのしょうゆ漬けを合わせ、ビネガーのドレッシングで味わう、さっぱりと濃厚なコクが共存。

甘海老のプリッとした食感とみょうがの歯応えが楽しい「甘エビと茗荷の酒粕味噌」(¥760)は、酒粕味噌のまろやかなうま味にお酒が進む。

これら料理には本格焼酎を使ったお茶割りがおすすめ。ナデシコの花酵母で醸し日本酒のようなニュアンスが漂う「あさぎりの花」で割った「あさぎりの花のジャスミンサワー」(¥680)がしょうゆや酒粕と好相性。ほかにも「水出し柚子緑茶割り」や「紅ほうじ茶割り」があり、いずれも本格焼酎で割ってもらえる。親しみやすい味わいは焼酎に馴染みのない人にこそ楽しんで欲しい。

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料理と相性抜群な香り系焼酎

お酒が進むと欲しくなるのが、揚げ物。オープン以来人気を誇るのが、季節の鮮魚を包んだ「鮮魚の揚げ春巻き 生海苔クリームソース」(¥900)だ。

サクサクした皮としっとりした魚の食感コントラストが楽しい春巻きには、生海苔、生クリーム、パルミジャーノ、白ワインにゆずの皮を散らした濃厚なソースをたっぷりと付けて召し上がれ。磯と柑橘の香りが、こっくりとしたコクを引き立てる。

ペアリングには鹿児島にある若潮酒造の「跳ねる一日」のソーダ割り(¥750)を合わせたい。芋と麦の焼酎をブレンドし、柚子の果汁と皮で香りを付けた一杯で、ソースのゆずと調和しつつ、口の中をすっきりとさせてくれる。ソースが残ったら「磯部揚げ風 生海苔のゼッポリーニ」(¥660)を追加オーダーして余さずディップして味わおう。

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スタッフとの会話も楽しい焼酎選び

日本が誇るバラエティ豊かな本格焼酎。どれを頼めばいいのか分からない人も多いのでは? そんなときは店員さんに質問してみよう。いつも飲むワインやビールの好み、好きな料理を伝えれば、会話を糸口にあれこれ焼酎を提案してくれる。

そして、ラベルから選ぶのもポイント。ジャケ買い感覚で、直感的に飲みたい1本を選ぶのも“イマドキ焼酎”ならでは。

金魚の愛らしいイラストが目を引く若潮酒造の「跳ねる一日」は柑橘がふわりと香るみずみずしく爽やかな味わいで、揚げ物はもちろん、どんな料理にもすっきりとマッチする。

また「半熟卵のさつま揚げ」に合わせた大山甚七商店の「YAMADAICHI 山大一 Copper pot distillation 銅製蒸溜器使用 紅はるか」はワインボトルのような洗練された佇まい。この一本は焼酎の製法としては珍しい銅釜で蒸留しており、芋特有のクセを抑えた雑味のないクリアな味わいを実現。フルーティーで華やかな香りと、紅はるか本来のピュアな甘みが広がる。醸造年度ごとに味わいの表情の違いを感じられるのも、楽しみのひとつ。

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ボトルをゆっくり眺める楽しみ方も

カウンターとテーブル席を備えた店内には、少人数での日常使いから仕事帰りの2軒目まで、おいしいものに目がない人々が集う。

夜が更けるにつれて賑やかさを増す空間だが、オープン直後の時間帯なら、店内に並ぶ焼酎ボトルをゆっくりと眺めながら過ごせることも。ラベルやボトルデザインを手がかりにお気に入りを選んでみたい人は、ぜひ少し早い時間に訪れてみて。

居酒場IGOR COSY(イゴールコージー) 代々木上原
住所/東京都渋谷区上原1-36-15 トーカンマンション代々木上原 101
電話/03‐6407‐8373
営業時間/17:00~23:00
定休日/月曜
Instagram/@igorcosy.yoyogiuehara


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焼酎あんど/東京・八重洲

カジュアルでも、料理と焼酎は本気度MAX!

東京駅直結の東京ミッドタウン八重洲「ヤエスパブリック」内に2025年9月に誕生した焼酎バル。「焼酎をもっと自由に」をテーマに100銘柄以上の焼酎が揃う。

一人でもふらりと立ち寄れる気軽な空間には、今話題のフレーバー焼酎も豊富にラインナップ。暑い日の一杯目には乾杯する虎のイラストがキュートな「トロピカルタイガー」がおすすめ。

従来の芋焼酎のイメージを覆す、ライチやパッションフルーツなどの南国フルーツを思わせる華やかな香りが特徴で、ソーダ割り(¥880)にすればすっきりと爽快に喉を潤してくれる。

お供には「九州産鶏のたたき」(¥890)を。しっとりとした食感の鶏肉に、まろやかな黒酢で作ったポン酢をたっぷりかけた大根おろしと柚子こしょうが添えられており、この薬味だけでもお酒が進む。ポン酢と柚子こしょうの爽やかな柑橘香が、焼酎の持つトロピカルな風味を引き立てる。

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珍しい焼酎もさらっと登場!

人気メニューの「あんど特製肉焼売」(5個入り¥840)は、ぎゅっと詰まった豚肉から溢れるうま味をまとったジューシーな肉汁と、玉ねぎの甘みがが口いっぱいに広がる。人数やシーンに合わせて3個入り、5個入り、10個入りと個数を選べるのもうれしい。

熱々の焼売には、あまりお目にかかれない希少な芋焼酎「たっぱい」の水割り(¥770)がよく合う。こうした隠れた名酒がさらりと登場するのも同店ならでは。

樽熟成によるバニラのような甘い香りが上品に漂い、水割りにすることで豚肉の脂の甘みをやさしく包み込んでくれる。パンチのある味わいにも負けない、奥深い組み合わせを堪能したい。

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創作串揚げにフレーバー焼酎でさっぱりと

同店の看板メニューが、驚くほど軽やかな創作串揚げだ。「串揚げおまかせ5本」(¥1,100)の香ばしい軽さの秘密は、エクストラバージンオリーブオイルならぬ、上質なエクストラバージン大豆油でカラッと揚げていること。

一本ごとに粋な工夫が施されており、たくあんのコリコリ食感がアクセントのタルタルソースで味わう「プチプチ子持ちししゃも」や、麻婆のタレを揚げたズッキーニにのせて麻婆茄子を再構築した「まぁ!ボーナス!」など、遊び心あふれるネーミングと独創的な味わいに次々と手が伸びる。

このおいしさをさらに加速させるのが、夏に大人気の芋焼酎「クールミント グリーン」のソーダ割り(¥880)。焼酎とは思えないペンギンのイラストが目印のこちらは、華やかな香りに着目したフレーバー焼酎のパイオニア的存在だ。ミントを思わせる爽快な香りとバナナのような甘みが、軽快な串揚げの風味とみずみずしく響き合う。

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デザートまで焼酎!

たっぷり料理を楽しんだ後のデザートには、同ビル1階の「SAKEICE Tokyo Shop」が手掛ける焼酎アイス(各¥660)をぜひ。

なかでも、宮崎県の人気蔵元・柳田酒造の「千本桜 熟成ハマコマチ」を使ったフレーバーがおすすめ。紅茶やトロピカルフルーツを思わせるハマコマチ特有の華やかな香りを生かした、すっきりとした甘さが食後に心地よく響く。

ほかにも、若潮酒造の「GLOW EP05」や、麦の香ばしさとミルクが絶妙にマッチした八丈興発の「麦冠 情け嶋」など、個性豊かな味わいが楽しめる。

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カウンターに置かれたおすすめ焼酎をチェック!

近年、焼酎業界では世代交代が進み、伝統を大切に守りながらも、新たな酵母や麹、新たな製法を取り入れた革新的な銘柄を生み出す蔵元が増えている。

従来のイメージを覆すポップでスタイリッシュなラベルも多く、初心者でも手に取りやすいのが魅力だ。ボトルのデザインには蔵元の目指す味わいや熱意が表現されているため、“ジャケ買い”で選んでも裏切られない楽しさがある。

伝統を受け継ぎつつ進化を遂げる一本を掘り下げるのも、未知の味わいに挑戦するのも自由。もし迷ったら、3種類を気軽に試せる「今月の飲み比べセット」(¥1,500〜)がおすすめだ。「若潮酒造」や「国分酒造」、話題の「1日シリーズ」など、テーマに沿ったユニークな個性を飲み比べながら、焼酎の奥深い世界をカジュアルに満喫したい。

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昼から夜まで楽しめる使い勝手の良さが魅力!

店名の「あんど」が意味するのは、「ほっとする安堵感」。一人でもふらりと立ち寄れる気軽な心地よさは、東京駅を利用する旅行客から近隣のオフィスワーカーまで、多くの人に支持されているのも納得。

昼はオープンスペースのフリーエリアで具沢山の豚汁と塩むすびを味わい、夜はシックなカウンターで熱々の創作串揚げと最先端の焼酎に酔いしれる。そんな昼夜で表情を変えるふたつのスタイルを使い分けながら、東京の真ん中で、焼酎の自由で新しい魅力に “あんど” するひとときを過ごしてみては。

Sho-chu and 焼酎 あんど
住所/東京都中央区八重洲2-2-1 東京ミッドタウン八重洲2F
営業時間/11:00~23:00(ディナーは15:00~)
電話番号/03‐4400‐8093
Instagram/@shochu_ando


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白練(シロネリ)/東京・学芸大学

ビル一棟で焼酎の魅力を楽しめる、新しいスタイルの店

東京のグルメタウン、学芸大学にオープンしてわずか2カ月で話題を集める。看板メニューは、店内の製麺機で打つこだわりの自家製麺と、さつまいもで作るもちもち食感のニョッキ、ラビオリだ。これら自慢の料理を引き立てるクラフト焼酎も豊富に揃え、食いしん坊たちを惹きつけてやまない。

おすすめは1階の立ち飲み。こちらではドリンクが200円引きというからうれしい限り。

まず味わいたいのが「リードヴォーととうもろこしのかき揚げ」(¥1,000)。煮込み料理の系列店を持つ同店ならではの一品で、サクッとした衣から弾けるとうもろこしの甘みと、トロトロに煮込まれたリードヴォーの濃厚なコクが見事に重なる。合わせたいのは、鹿児島県・松露酒造の「夏限定 松露」のソーダ割り(¥750/立ち飲み¥550)。紅いも由来の上品な甘香と奥深い味わいが、爽快な泡とともに心地よく広がる。

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ニョッキとラビオリがつまみに?!

ここを訪れたなら、ニョッキやラビオリは外せない。一口サイズで一皿の量も程よく、お腹を満たしすぎずにお酒を楽しめる。

焼酎の原料に合わせてさつまいもで作ったニョッキは、ソースとの組み合わせも多彩だ。なかでも抹茶をニョッキに練り込んだ「緑×ゴルゴンゾーラ」(¥1,200)には、知覧茶の一番茶葉とともに蒸留した「知覧Tea酎」のソーダ割り(¥750/立ち飲み¥550)がうってつけ。ソーダの弾ける泡が、お茶の豊かな香りを一気に引き立ててくれる。

一方、ラビオリは「海老×アメリケーヌ」がおすすめ。つるるんとなめらかな生地で海老のすり身を包んだ一品で、海老の香ばしさとうま味が詰まった濃厚なソースがたまらない。

これに合わせたいのが、2025年に誕生した話題の蔵元、牛ノ根醸造所が手掛けた「KEND 九礼土モリ」(¥750/立ち飲み¥¥550)のお湯割り。オーク樽貯蔵とサツママサリの原酒をブレンドした重厚な甘香は、ソースのパンチある味わいにも巻き得ない力強さ。お互いのコクを引き立てあう相思相愛のペアリングだ。

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自家製うどんのもちっと感に震える!

遊び心ある料理が揃うなか、店の核となる自家製麺は「うどん」と「手揉みちぢれ中華麺」の2種を用意。お通しの温かい小うどんからも手打ち麺へのこだわりを感じられる。

食事の締めは、店内で打つ「ざるうどん」(¥800)はいかが? 舌触りよく、コシのある麺を噛み締めれば、小麦の豊潤な香味が立ち上る。いりこやカツオ、昆布のだしを効かせたコク深い麺つゆで、満腹でもまた一口と手が伸びる。

つるんと喉越しのよい麺に合わせたいのは、宮崎県にある蔵元、小玉醸造の主力銘柄「杜氏 潤平」。地元産の宮崎紅を用いた上品な紅芋焼酎で、まろやかな口当たりの中に芯のあるうま味が活きている。まろやかな甘香と柑橘のような爽やかさを併せ持ち、水割り(¥750/立ち飲み¥550)にすることで芋本来の芳しい香りが一段と引き立つ。

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焼酎の銘柄は100種類近く、お気に入りを見つけて!

焼酎のラインナップは圧巻の100種類以上。話題のフレーバー焼酎から伝統的な銘柄、東京の島焼酎など、どれも小規模生産されたクラフト焼酎を中心に、店主が自ら「うまい」と惚れ込んだ銘柄が揃う。

焼酎はストレート、ソーダ割りなど楽しみ方はさまざまだが、系列の日本酒店で培ったお燗の技を応用し、温度違いで香りのひらき方を味わうお湯割りもぜひ試して欲しい。

1階は気ままに立ち寄れるカウンター、2・3階はグループで寛げるテーブル席と、使い勝手の良さも抜群だ。ラビオリやニョッキと焼酎という新感覚のペアリングが成立するのも、焼酎が持つ包容力があってこそ。難しく考えず、感性のままに料理とお酒を組み合わせる自由な愉しみ方を体験して。

白練(シロネリ)
住所/東京都目黒区鷹番3-7-17 TKビル
営業時間/17:00(土曜15:00)~24:00、日曜・祝日15:00~23:00
電話番号/03‐6451‐2203
休み/不定休
Instagram/@shironeri.gakudai

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リン/東京・渋谷

焼酎×ビストロ。本格料理をカジュアルに!

焼売×サワーやモダン天ぷらなど数々の話題店を続々とオープンさせた、シェフの亀谷剛さんとプロデューサーの目良慶太さんが手掛ける店。2025年12月のオープン当初から看板だった「ロティサリーチキン」をそのままに、2026年8月、カジュアル居酒屋から居心地のよいビストロへスタイルを変えることで魅力がパワーアップ。

看板料理の「ロティサリーチキン」(¥3,960)は、前日から下味を入れた鶏肉をフランスから取り寄せた専用マシンでじっくり焼き上げる一品。遠赤外線の力でふっくらジューシーに仕上げ、レモン汁を加えた熱々の溶かしバターソースを絡めて味わう。さらにチュミチュリソース、サルサソース、バーブソースなどを別オーダーできるので、最後まで飽きずに食べられる。

この豪快な料理に合わせたいのが、宮崎県・松露酒造の限定芋焼酎「襲 2026」(水割り¥880)だ。原料のさつまいもを昨年の紅まさりから紅はるかに変えたことで、骨太なうま味を引き継ぎつつ、より軽やかで華やかな味わいへ昇華。氷をひとつ浮かべて水と1:1で割れば、ぶどうや柑橘を思わせる甘香とやさしい酸味が開花し、芋のふくよかなコクがチキンのうま味を鮮やかに引き立てる。

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トレンドの焼酎カクテルも揃う

チキンの焼き上がりを待つ間、アペロ感覚で味わいたいのがリン流の「トリュフレーズンバター」(4個¥990)だ。ラム酒ではなく黒糖焼酎に浸したレーズンとバター、クリームチーズ、きび砂糖のメレンゲを冷やし固め、カリッと焼いたバゲットにのせてトリュフオイルをかける贅沢な逸品。ラムを漬けた黒糖焼酎のまろやかなコクが全体を上品にまとめている。

一杯目には、本格焼酎ベースのオリジナルカクテルを合わせたい。ビストロ料理と楽しむ洗練されたスタイルは、焼酎になじみのない人にとっても絶好の入門編だ。

なかでも芋焼酎「池の露」を使った「カシスサワー」(¥770)がイチ押し。黒麹由来の力強い味わいがカシスの甘酸っぱい果実味と調和し、食欲をやさしく刺激してくれる。

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料理との共通点でおいしさ倍増

店内で目を引くロティサリーマシンでは、チキンだけでなく魚介や野菜、フルーツまでもが串に刺さって回転している。遠赤外線で均一に熱が入るため、食材本来の甘みとうま味がじっくり引き出される。

イチ押しは開店以来ファンの多い「焼パイナップルとブラータチーズ」(¥1,980)。アガベシロップに一晩漬けた果実を200℃で2時間焼き込み、濃厚な甘みと芳しさを凝縮させる。香ばしい焼き汁にレモン汁を合わせたドレッシングが、ミルキーなチーズにマッチする。赤唐辛子と黒こしょうの刺激、バジルの爽快感も効いた逸品。

この一皿には、芋焼酎「GLOW(グロー)」とパインを焼いたときに出るシロップを合わせた「パインサワー」(¥770)をぜひ。果実の甘酸っぱさと焼酎のフルーティーな香味が炭酸によってきれいに調和し、料理の魅力をさらに引き立ててくれる。

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本格焼酎の個性ごと味わって!

「これ本当に焼酎?」と聞きたくなるような、ライチや柑橘を思わせるフルーティーな味わいの焼酎が増えるなか、よりカジュアルに楽しむなら本格焼酎を使ったカクテルがおすすめ。単にシロップと合わせるのではなく、お互いの個性を高め合うアプローチが心憎い。

例えば熊本県天草にある天草酒造の「池の露」を用いたカシスサワー。自家栽培の芋と米で仕込む力強い甘みが、カシスの凝縮した酸味と見事に響き合う。

一方、若潮酒造の「GLOW」を使ったパインサワーは、焼酎が持つ南国果実のような華やかな香りとパイナップルが調和して爽快な一杯に。

どちらも印象的なラベルが目をひくため、ぜひボトルを見せてもらい、次回のお気に入りを試すヒントにしたい。

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大人数でワイワイ楽しむのに最適!

大きなガラス窓が広がる店内は、夜になるとグッとトーンダウンして情緒あふれる空間へ。リニューアル後は名物のロティサリーチキンをはじめ、ムール貝や季節の料理が大皿で並び、大人数でワイワイ囲む楽しさが加わった。

カウンター席なら少人数でゆったり過ごせるため、用途に応じた使い分けが可能。さらに焼酎だけでなくワインのラインナップも充実しており、お酒の好みが異なる仲間と訪れても各々が満足できる使い勝手の良さも光る。

RINN(リン)
住所/東京都渋谷区円山町4-6 QLINK渋谷神泉 3F
営業時間/17:00~24:00(日曜日23:00)
電話/03‐6416‐1224
定休日/不定休
Instagram/@rinn__shibuya

Fujiko

ナノ/東京・恵比寿

香りにもコクにも寄り添う焼酎は、イタリアンにも最適!

“焼酎とイタリアン”というコンセプトを掲げる「ナノ」は、週に2日のみ営業し、ほかの曜日は同じ店舗で別ジャンルの中華の店「七一飯店」がのれんを出す二毛作スタイル。

数年前に焼酎のおいしさに目覚め、自身のルーツであるイタリア料理と掛け合わせようと「ナノ」を始めた両店の店主・長野雄さんは、「イタリアンを食べたいけどワインの気分じゃない、そんなときも焼酎はスッとなじんでくれます。例えば果物のソースなどを使った料理はフルーティーないも焼酎とよく合うし、濃い味付けの料理をキレのある麦焼酎ですっきり流すのもいいですよ」と教えてくれた。焼酎の新たな可能性を、軽やかに提示してくれる一軒だ。

例えば、うにをたっぷりトッピングした「塩雲丹のスパゲッティ」(¥2,700)。塩うになどのクセや磯の香りが立つ食材には、甘みを抑えたロースト香のある麦焼酎がよく合う。一緒に味わいたいのが、東京・八丈島で造られる島焼酎「麦冠情け嶋」(¥900)。麦の香ばしさが際立ちながらも軽い飲み口なので、ソーダ割りにするのがおすすめだ。パンチの効いた味付けのシンプルなパスタと合わせれば、食も酒も進む好相性に。

Fujiko

やさしい味わいの芋焼酎はお湯割りでよりまろやかに

ガッツリした肉料理にも焼酎は真価を発揮する。いちじくの葉で包み、オーブンで蒸し焼きにした「子羊のロースト」(¥3,000)には、宮崎県・松露酒造の「心水(もとみ)黒麹」(¥900)を合わせたい。

綿菓子を思わせる甘香とコクを持つ芋焼酎で、羊肉の個性的な風味や脂の甘みを柔らかく包み込んでくれる。お湯割りにすれば、立ち上る温かな香りがさらに口中で優しく開花。

添えられた自家製りんごジャムのフルーティーな甘酸っぱさともきれいに共鳴し、肉のうま味を引き立ててくれる。

Fujiko

食後酒としてスイーツと楽しむのも◎

デザート×焼酎は通がこぞってハマる最高のペアリング。ストレートで味わえば食後のグラッパ感覚で楽しめる。

濃厚な「チョコレートテリーヌ」(¥900)に添えたいのは、黒木本店の「謳歌 タマアカネ」(¥900)。焼酎が持つ柑橘の香味がチョコと重なり、まるでオランジェットのような華やかな余韻が広がる。

一方、大和桜酒造の「大和桜」(¥900)を合わせれば、麹由来のやさしい甘みとビターな濃密さが心地よく溶け合い、まろやかな一体感が生まれる。一杯の銘柄によってガラリと表情を変える、味わいの違いをじっくり飲み比べたい。

Fujiko

秘密基地のような空間で焼酎三昧!

「ナノ」の営業日には、カウンターに30種類ほどの焼酎が並ぶ。自分で好みを選ぶのもよし、おすすめを聞くのもよし。奥の棚に並んでいるのは「七一飯店」の営業時に提供している、中国の焼酎である白酒。ふたつの顔をもつ店ならではのラインナップ。

もともとデザイン会社のショールームだった店内には椅子がオブジェのように飾られている。ビンテージのテーブルや照明がアクセントになる店内はさながら大人の秘密基地。

nano(ナノ)
住所/東京都渋谷区東2-20-2三和ビル1F
営業時間/火・水曜18:00~23:00
休み/木曜(金~月曜は「七一飯店」として営業)
Instagram/@nano_pfl

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