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染織・工芸・絵画の展覧会カレンダー|2026年6月

  • 2026.6.1
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関東【群馬】群馬県立日本絹の里 特別展「デザインから観る和更紗」

《6月6日から開催》インドより渡来した更紗を模倣して江戸時代に生まれた「和更紗」。鮮烈な色彩の中に映し出される独特な美しさに魅了され、日本の職人たちは独自の文様を生み出しました。魅力ある和更紗のデザインを紹介します。

■会期/2026年6月6日(土)~7月12日(日)
■会場/群馬県立日本絹の里
(群馬県高崎市金古町888-1)
■休館日/火曜日
■料金/一般200円ほか

(藍地花文様陣羽織)

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関東【東京】東京国立博物館 前田育徳会創立百周年記念 特別展「百万石!加賀前田家」

《6月7日まで》加賀前田家は、初代・前田利家が北陸に領地を得て以来、金沢を本拠に、江戸時代を通じて加賀・越中・能登の三か国、百万石以上の規模を誇る大名家として、明治維新に至るまで領国統治を行いました。近代に入って東京に本拠を移し侯爵となった後も、前田家伝来の文化財の保全に努め、16代・利為(としなり)は、大正15年(1926)に育徳財団(現在の前田育徳会)を設立しました。

令和8年(2026)、前田育徳会は創立百周年を迎えます。これを記念して、加賀前田家歴代当主の事績を振り返るとともに、旧蔵品を含めた加賀前田家伝来品の数々を紹介いたします。百万石の城下で花開いた技術と造形、知識と思想を通じて、今に続く加賀文化の美の真髄に迫ります。

■会期/開催中 ~2026年6月7日(日)
■会場/東京国立博物館 平成館1~4室
(東京都台東区上野公園13-9)
■休館日/月曜日(祝・休日の場合は開館、翌平日休館)
■料金/一般2,300円ほか

(重要文化財 陣羽織 淡茶縬地菊鍾馗図 前田利家所用 安土桃山時代・16世紀/前田育徳会蔵【通期展示】)

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関東【東京】渋谷区立松濤美術館「中央アジアの手仕事 ―華麗なる刺繍とジュエリー 広島県立美術館コレクションより―」

《6月14日まで》シルクロード上に位置する中央アジアでは、古代より様々な民族が行き交ったことで、多様な文化が生み出されました。かつてソビエト連邦領であった中央アジア諸国(現在のウズベキスタン、カザフスタン、キルギス、タジキスタン、トルクメニスタン)の伝統的な生活や豊かな工芸品は、近年、漫画や大阪・関西万博等をとおして現地のことを知る機会が増え、その華やかな手仕事の数々に注目が集まっています。

オアシス都市に暮らしたウズベク人などに伝わる刺繍布“スザニ”や衣装は、個性的でミステリアスな文様、そして豊かな色づかいが特徴です。女性たちが手がけた布いっぱいを埋め尽くす刺繍は、時代や地域を越えて人々を魅了します。一方で、砂漠地帯で遊牧生活を送っていた人が多いトルクメンは、重量感のある銀製の装身具で身を飾る習慣をつくり出しました。これらのジュエリーは装飾品としてだけでなく、厳しい環境を生きぬくための知恵と祈りが込められたものでした。

本展では、国内随一のウズベクとトルクメンの染織およびジュエリーコレクションを誇る広島県立美術館所蔵品より、中央アジアで花開いた多彩な工芸品を紹介します。それぞれの民族に伝わる刺繍布やジュエリーをとおして、その繊細かつ華麗な手わざを楽しめる展覧会です。

■会期/開催中 ~2026年6月14日(日)
■会場/渋谷区立松濤美術館
(東京都渋谷区松濤2-14-14)
■休館日/月曜日
■料金/一般 1,000円ほか

(《女性用被衣(チルピ)》テケ族、トルクメン人 19世紀/広島県立美術館蔵)

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関東【東京】静嘉堂@丸の内「美を味わう ―懐石のうつわと茶の湯」

《6月14日まで》懐石とは、正式な茶会である茶事の中で、抹茶を喫する前に出されるもてなしの料理。本展では、国内外で作られた静嘉堂所蔵の懐石の器を、千利休や豊臣秀吉ゆかりの茶道具の優品とともに展示します。茶事を演出する器の趣と、多彩なデザインをお楽しみください。

■会期/開催中 ~2026年6月14日(日)
■会場/静嘉堂@丸の内
(東京都千代田区丸の内2-1-1 明治生命館1F)
■休館日/月曜日
■料金/一般1,500円ほか

(《向付各種》日本・中国・朝鮮・オランダ 17~19世紀/静嘉堂文庫美術館蔵 ※一部作品は前期後期で展示替えとなります)

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関東【東京】共立女子大学博物館 開館10周年記念展Ⅰ「きらめく時代のドレスたち-西洋服飾コレクションより-」

《6月20日まで》共立女子大学博物館は、2026年に開館10周年を迎えます。開館記念展の幕開けとなる本展では、同館の西洋服飾コレクションに焦点を当て、19世紀初頭から20世紀半ばに至る装いの変遷をたどります。

絶え間なく移り変わる現代の流行と同じように、各時代を彩ったドレスのスタイルもまた、人々の営みの中で多様な変化を遂げてきました。スタイルの移ろいとともに、当時のきらめきを今に伝える作品群を紹介します。

同館では開館以来調査・研究が重ねられ、このたび多くの資料が公開される運びとなりました。本展では、調査の中で存在が明らかとなった18世紀以前の貴重な資料も併せて展示します。

■会期/開催中 ~2026年6月20日(土)
■会場/共立女子大学博物館
(東京都千代田区一ツ橋2-6-1 共立女子学園2号館B1F)
■休館日/日曜日(ただし6/14は13:00まで開館)・祝日
※休館日、開館時間が変更になる場合があります。 詳しくは同館ウェブサイトをご覧ください。
■料金/無料

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関東【東京】たばこと塩の博物館「ひきつけるカタチとコトバ―看板・引札にみる明治の商い」

《6月21日まで》本展では、看板と引札から明治時代の商いを紹介します。店の顔である看板には、業種ごとの特色や設置場所による形の違いがありました。本展ではさまざまな業種の看板や、店舗を描いた絵画から、当時の店頭風景を紐解きます。

一方、引札は得意先へ配る印刷物でした。開店や売出しを知らせる引札、縁起物などを多色刷にした正月用の引札、戯作者の手がけた引札などを展示するほか、新機軸を打ち出した、守田治兵衛や岸田吟香による薬の広告類、岩谷・千葉・村井らたばこ業者による広告類も展示し、江戸から明治への商いの変遷をたどります。

■会期/開催中 ~2026年6月21日(日)
■会場/たばこと塩の博物館
(東京都墨田区横川1-16-3)
■休館日/月曜日
■料金/大人・大学生 300円ほか

(糸屋の模型看板/国文学研究資料館蔵 〈後期展示〉)

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関東【東京】東京藝術大学大学美術館「NHK日曜美術館50年展」

《6月21日まで》NHK「日曜美術館」は、1976年の放送開始から2,500回を超える長寿番組です。2026年に50年を迎えるにあたり、これまで番組に登場した"美"の魅力を伝える展覧会を開催します。

本展では、番組を彩ってきた120点を超える名品を、5つの章で紹介します。あわせて、番組の出演者たちがつむいできた時代を超えて響く言葉を過去の放送から厳選して上映するとともに、高精細映像も組み合わせて、"美"と人を繋いできた「日曜美術館」の歴史を紹介します。

■会期/開催中 ~2026年6月21日(日)
※会期中、一部展示替えがあります。
■会場/東京藝術大学大学美術館
(東京都台東区上野公園12-8)
■休館日/月曜日
■料金/一般2,000円ほか
■詳しくは展覧会公式サイトへ

(柚木沙弥郎《いのちの樹》2018年/松本市美術館蔵)

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関東【東京】明治神宮ミュージアム「花と皇室文化」

《6月21日まで》季節を彩る花々は、古より四季折々の情景と結びつき、わが国の文化に欠かせない美意識の1つといえます。花が表現する美しさ、儚さ、生命力といった造形はあらゆる芸術に息づき、絵画や詩歌などの主題とされたほかに、衣類や調度にも意匠化した吉祥文様が施され、親しまれてきました。宮中においても季節を祝う節句や花にまつわるさまざまな行事が催され、現在の皇室文化にも受け継がれています。

本展では、明治神宮が所蔵する明治天皇・昭憲皇太后の御物を中心に、「花」の意匠があしらわれた作品を集めて紹介します。

■会期/開催中 ~2026年6月21日(日)
■会場/明治神宮ミュージアム
(東京都渋谷区代々木神園町1-1)
■休館日/木曜日
■料金/一般1,000円ほか

(英照皇太后御料《御縫御召》/明治神宮蔵)

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関東【東京】三井記念美術館 特別展「岐阜県現代陶芸美術館コレクション ティーカップ・メリーゴーラウンド ヨーロッパ陶磁にみるモダンデザイン100年」

《6月21日まで》岐阜県現代陶芸美術館のコレクションより、モダンデザインの系譜につながる西洋陶磁器を一堂に公開。19世紀半ばから約100年間に焦点を当て、ドイツのマイセン、フランスのセーヴル、イギリスのミントン、デンマークのロイヤル・コペンハーゲン、フィンランドのアラビアなどのティー・ウェアやコーヒー・ウェアを中心に、室内装飾品などを加えた名品をご紹介いたします。

■会期/開催中 ~2026年6月21日(日)
会場三井記念美術館
(東京都中央区日本橋室町2-1-1 三井本館7階)
■休館日/月曜日
■料金/一般1,500円ほか

(マイセン 花飾ティーセット 19世紀後半/岐阜県現代陶芸美術館蔵)

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関東【東京】サントリー美術館「ゴールドマン コレクション 河鍋暁斎の世界」

《6月21日まで》幕末・明治期に活躍し、今なお国内外で高い人気を博する河鍋暁斎(1831–89)は、天保2年(1831)、下総国古河(現在の茨城県古河市)に生まれました。数え2歳の時に、家族とともに江戸に移り住むと、7歳の頃から浮世絵師・歌川国芳に手ほどきを受けるようになります。その後、駿河台狩野派の前村洞和・狩野洞白陳信のもとで修業を積み、19歳の時に洞郁陳之の号を授かります。安政4年(1857)に絵師として独立すると、その頃から「狂斎」を名乗り始め、肉筆画、浮世絵版画を数多く制作しました。様々な流派を広く学び、狩野派の本格的な訓練で培った高い技量と、狂画(戯画)の諧謔精神を組み合わせて、独自の画風を確立しました。

本展では、暁斎コレクションとしては世界でトップクラスの質と量を誇る、イギリス在住のイスラエル・ゴールドマン氏の所蔵作品より、コレクションを代表する名品や、日本初出品の貴重な肉筆画、第一級の摺と保存状態の版画など約110件を展示します。

■会期/開催中 ~2026年6月21日(日)
※作品保護のため、期間中展示替えを行います。
■会場/サントリー美術館
(東京都港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガレリア3階)
■休館日/火曜日
■料金/一般1,800円ほか

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関東【東京】文化学園服飾博物館「こころときめく☆キラキラ&リボン」

《6月22日まで》華やかなリボン装飾やリボンをモチーフとした柄、またスパングルや金属糸などの光る素材を使用した服や、キラキラと輝くような模様表現は、衣服や服飾小物を、さらにそれを着る人を魅力的に演出します。

本展では、ヨーロッパのイヴニング・ドレス、アジアやアフリカの民族衣装、日本の着物など、「キラキラ」と「リボン」の装飾や表現に注目し、その目的や意味を探ります。

《同時開催》第2展示室では、「デニム・ヒストリー」として、デニム誕生からの歴史を振り返ります。

■会期/開催中 ~2026年6月22日(月)
会場文化学園服飾博物館
(東京都渋谷区代々木3-22-7)
■休館日/日曜日、祝日、振替休日
■料金/一般1,000円ほか

(着物 日本 1938年/文化学園服飾博物館蔵)

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関東【東京】日中友好会館美術館「心惹かれるチャイナドレス ── 100年前のモダン都市に生まれた美の装い」

《6月28日まで》「身にまとう・時をひらく」をコンセプトとする本展では、清王朝(1644~1912年)の満洲民族の服装「旗袍(チーパオ)」を起源とするチャイナドレスが、西洋ファッションの影響を受けながら、中国に何千年も受け継がれてきた伝統的な衣裳形式から逸脱し、やがてモダン女性のファッションアイテムへと変化していく過程に注目します。

チャイナドレスコレクションとして名高い「謝黎コレクション」から、1900~1940年代を代表するアンティーク・チャイナドレスを厳選して展示。併せて、纏足(てんそく)の靴や調度品、手刺繍の小物なども紹介します。

各年代のチャイナドレスを通して、20世紀初頭、中国が封建王朝から近代国家へと移行するなかで生じた、女性の社会的地位の変化や身体的美意識の覚醒など、さまざまな側面における「ひらく」をテーマに掘り下げます。

■会期/開催中 ~2026年6月28日(日)
■会場/日中友好会館美術館
(東京都文京区後楽1-5-3 後楽国際ビル1F)
■休館日/月曜日
■料金/無料

(チャイナドレス 19世紀後半/謝黎コレクション)

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関東【東京】国立新美術館「生誕100年 森英恵 ヴァイタル・タイプ」

アジア人で初めてパリ・オートクチュール正会員となり、日本のファッションを牽引した森英恵の没後初となる回顧展が、生誕100年を迎えた2026年春に開催されます。

1950年代にキャリアを開始した森英恵は、当初、映画衣装の制作を通じて頭角を現します。戦後の高度経済成長期の日本において、家庭を持ちながらデザイナーとして社会的にも大きな仕事を成し遂げる姿は、新しい女性像の先駆けとして注目されるようになりました。そのような中で森が1961年、雑誌『装苑』にて新たに提唱したのが「ヴァイタル・タイプ」という人物像です。快活で努力を惜しまないその姿は、森のその後の生き方とも大きく重なるものでした。1965年にはニューヨークコレクションにデビューして以降、日本のみならず晩年まで世界を股にかけて活動を続けました。

本展はオートクチュールのドレス、資料、初公開となる作品を含む約400点を通じて、森のものづくりの全貌を明らかにします。デザイナーとしての表現だけではなく、生き方とその創造の根幹にまで迫るまたとない機会となるでしょう。

■会期/開催中 ~2026年7月6日(月)
■会場/国立新美術館 企画展示室1E
(東京都港区六本木7-22-2)
■休館日/火曜日
■料金/一般 2,200円ほか
■詳しくは展覧会公式サイトへ

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関東【東京】東京国立博物館 特集「古裂鑑賞のいろは―加賀藩前田家伝来 名物裂の世界―」

有名な茶人や寺院などに由縁をもつ裂には、これにちなんだ名称が付けられ、由来とともに「名物裂」として茶の湯において尊ばれてきました。

加賀藩前田家は、三代当主・前田利常(1593~1658)の時代より、さまざまな名物裂を収集したことで知られています。そのコレクションの一部は、昭和に入り東京国立博物館にも収蔵されました。特別展「百万石!加賀前田家」(6月7日(日)まで開催)にあわせ、特別展会場では紹介しきれない名物裂の多種多様な文様や使用されている染織技法、また近年の調査で得られた知見について、拡大写真や図を用いてわかりやすく解説します。一見難しく思われる古裂の味わい方を紹介し、名物裂の魅力を伝える特集です。

■会期/開催中 ~2026年7月12日(日)
■会場/東京国立博物館 東洋館 5室
(東京都台東区上野公園13-9)
■休館日/月曜日(祝・休日の場合は開館、翌平日休館)
■料金/東博コレクション展(平常展)観覧料(一般1,000円ほか)もしくは開催中の特別展観覧料(観覧当日に限る)が必要

(茶地花鳥波兎文様緞子 万暦緞子 中国 前田家伝来 明時代・16~17世紀/東京国立博物館蔵)
画像出典:ColBase(https://colbase.nich.go.jp/)

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関東【東京】大妻女子大学博物館「バティック 東の神、西の花―彩られた多文化の記憶」

バティックは、主にインドネシアで受け継がれてきた伝統的な染織品です。無地の布に、溶かしたロウで緻密な模様を描いて防染し、藍や茜、ソガなどの天然染科や、ナフトール染科などの合成染科で染め分ける、ろうけつ染めの技法が用いられ、その繊細な手仕事と鮮やかな色彩は、今なお世界中の人々を魅了し続けています。

インドネシアの歴史は、広大な海を舞台にした交易の歴史でもあります。バティックに描かれた模様にも多様な文化の影響が色濃く反映されています。

大妻女子大学博物館では、インドネシアバティックのコレクターであり研究家でもあった竹内葉氏より寄贈を受けた 269 点のバティックを所蔵しています。そのほとんどが、チャンティンと呼ばれる道具で描かれた一点物のバティック・トゥリス(手描きバティック)です。本展では、竹内コレクションからインドネシアのジャワ島各地で制作された特色ある模様のバティックを紹介します。重層的な歴史に育まれた多彩なモティーフの数々を楽しめる展覧会です。

■会期/開催中~2026年 7月12日(日)
■会場/大妻女子大学博物館
(東京都千代田区三番町12 大妻女子大学図書館棟地下1階)
■休館日/土曜、日曜、祝日(開館は月曜~金曜のみ)
※臨時開館日:7月12日(日)
■料金/無料

(「花鳥模様腰衣」(部分)20世紀初め/大妻女子大学博物館蔵)

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関東【東京】日本民藝館「柳宗悦と日本民藝館」

《6月6日から開催》

時充ちて、志を同じくする者集り、茲(ここ)に「日本民藝美術館」の設立を計る(1926年)

-この高らかな宣言から始まる「日本民藝美術館設立趣意書」。当館創設者の柳宗悦(1889~1961)、陶芸家の河井寛次郎(1890~1966)と濱田庄司(1894~1978)によって前年末に「民藝」という言葉が作られたことを受け、直ちにこの一文が起草されました。無名の職人による平凡な「下手もの」にこそ非凡な美が宿る、という柳の逆説的な主張は、多くの賛同者を得て全国へと広がります。日本民藝館が実際に開館を迎えたのは、趣意書の刊行から約10年後の1936年。これは日本の美術館史においても、極めて早い時期の開設でした。趣意書の刊行から100年、創設から90年を迎える2026年、本展では設立までの道のりと、新たな美の概念を提示した「日本民藝館」という美術館の存在を、改めて見つめ直します。

■会期/2026年6月6日(土)~8月12日(水)
■会場/日本民藝館
(東京都目黒区駒場4-3-33)
■休館日/月曜日(祝日の場合は開館し、 翌日休館)
■料金/一般 1,500円ほか

(引出式展示ケース 1942年撮影/日本民藝館蔵)

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関東【東京】静嘉堂文庫美術館「元禄! 師宣劇場 十二ヶ月風俗図巻 大公開」

《6月27日から開催》浮世絵の始祖・菱川師宣(?~1694)は、庶民のための憂き世(浮世)の絵を多く描きました。静嘉堂所蔵「十二ヶ月風俗図巻」は、師宣独自の描写力で庶民の暮らしを活写した、長大で華やかな絵巻です。本展では東京国立博物館所蔵の師宣の代表作「見返り美人図」(2週間限定公開)などの名品が、静嘉堂の元禄絵画コレクションと夢の競演を果たします。

■会期/2026年6月27日(土)~8月23日(日)
前期:6月27日(土)~7月26日(日)
後期:7月28日(火)~8月23日(日)
※会期中、展示替えを行います。
■会場/静嘉堂@丸の内
(東京都千代田区丸の内2-1-1 明治生命館1F)
■休館日/月曜日(ただし7月20日は開館)、7月21日(火)
■料金/一般1,500円ほか
※元禄コーデ割引あり。和装はもちろん、色使いや小物でのコーデも対象。受付で「元禄コーデで来ました!」と申し出ると一般入館料が200円割引になります(他の割引との併用不可)。

(菱川師宣「美人若衆図」江戸時代・元禄元~7年(1688~1704)頃/(公財)静嘉堂蔵【展示期間7/14~8/23】)

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関東【東京】東京国立博物館 法隆寺宝物館「デジタル法隆寺宝物館リニューアル」

東京国立博物館の敷地にたつ法隆寺宝物館。この建物の中2階にある「デジタル法隆寺宝物館」は、材質の脆さゆえに常時展示がかなわない法隆寺ゆかりの名宝を、デジタル技術や復元模造によってくわしく鑑賞、体験できる展示室として2023年1月に開室。今年3月にリニューアルし、2つの新たなデジタルコンテンツを導入しました。

新設のデジタルウォール〈さわって楽しむ「法隆寺のたからもの」〉は、86インチの大型モニターを用いたウォール型のインタラクティブコンテンツです。画面の上部から流れてくる宝の玉に触れることで、鑑賞したい文化財を選択し、高精細な画像を拡大・回転しながら、細部までじっくりと鑑賞できます。

〈めくってみよう「御宝物図絵」〉は、東京国立博物館で初めて導入される、本のかたちをしたインタラクティブコンテンツです。本型ツールのページを実際にめくりながら操作する本コンテンツでは、ページが切り替わるたびに天保 13 年(1842)に行なわれた法隆寺の「出開帳」を記録した史料「御宝物図絵」に描かれた図と、東京国立博物館所蔵の宝物の3Dモデルや画像が重なり、アニメーションやサウンドとともに楽しむことができます。

■会期/通年展示(復元模造は半期ごとに展示替え)
■会場/東京国立博物館 法隆寺宝物館 中2階
(台東区上野公園13-9)
■休館日/月曜日 (ただし月曜日が祝日または休日の場合は開館し、翌平日に休館)
■料金/東博コレクション展(平常展)観覧料(一般1,000円ほか)もしくは開催中の特別展観覧料(観覧当日に限る)が必要

(写真は「めくってみよう『御宝物図絵』」の体験イメージ)
「聖徳太子くん」イラスト作成・提供=KDDI株式会社(au Design project)

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関東【東京】世田谷文学館コレクション展「没後30年 宇野千代展」

『色ざんげ』『おはん』『生きて行く私』など、現代を生きる私たちの道標ともなる数々の名作を残した作家・宇野千代(1897~1996)。

若き日には、画家の東郷青児とともに世田谷の淡島に“コルビジェ風”のアトリエ付きの瀟洒な家を建てて暮らしました。その作家としての人生は、尾崎士郎、東郷青児、北原武夫らとの数々の恋や、画家や詩人、評論家など各界で活躍する人々との華麗な交友関係の中で大きく花開いていきました。

本展は、2023年度に世田谷文学館に寄贈された宇野千代旧蔵の新資料を前期・後期に分け、年間を通して紹介するものです。

■会期/開催中 〜2027年3月28日(日)
前期:開催中 〜2026年9月6日(日)
後期:2026年9月26日(土)〜2027年3月28日(日)
■会場/世田谷文学館
(東京都世田谷区南烏山1-10-10)
■休館日/月曜日(祝日の場合は開館し、翌平日休館)・展示替え期間・年末年始・館内整備期間
■料金/一般 220円ほか

(宇野千代旧蔵 切りばめの着物:宇野デザインの129枚の布を接ぎ合わせて作られた着物/世田谷文学館蔵【前期展展示】)

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関東【神奈川】シルク博物館「昭和の染めと織り-シルク博物館所蔵のキモノを中心に-」

《6月7日まで》シルク博物館の昭和時代の所蔵資料は、昭和30年代以降に収集した和装を中心とした染織品です。第二次世界大戦後、急速に進んだ洋装化とともに、和装(着物)の需要は減少しましたが、昭和40年代までは特別な日に着物が選ばれて着られていた時代でした。

本展では当時流行していた着物を中心とした昭和時代の染織資料(日常着、礼装着、芸能衣装、室内装飾品、着物雑誌など)を展示公開します。

■会期/開催中 ~2026年6月7日(日)
■会場/シルク博物館
(神奈川県横浜市中区山下町1 シルクセンタ 2階)
■休館日/6月1日(月)
■料金/一般:500円ほか

(「奉祝文様」綸子地染繍 野口功造 1963年/シルク博物館蔵)

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関東【神奈川】横浜ユーラシア文化館「韓国 手仕事の美事―刺繍、ポジャギ、メドゥプ・・・」

2026年、横浜市と釜山広域市がパートナー都市提携20周年を迎えたことを記念し、横浜ユーラシア文化館は、在釜山日本国総領事館首席領事・在済州日本国総領事館総領事などを歴任した鈴木光男・千香枝夫妻のコレクションを紹介する企画展「韓国 手仕事の美事(みごと) ― 刺繍、ポジャギ、メドゥプ・・・」を開催中です。鈴木夫妻は韓国の手芸品と木工品の「用の美」の魅力に惹かれ、20世紀初め頃から現代に至るまでの品々を収集、千香枝夫人は自身でも手工芸を制作、研究しています。

朝鮮王朝時代、中・上流階層の女性たちは、屋敷のアンバンという女性中心の生活空間で、ポジャギ(包み布)やチュモニ(袋物)など様々な手芸品を作り、家門の繁栄や家族の幸福を願う吉祥文や意匠を縫い込みました。近代に至り、女性教育の普及と相まって、手仕事の新しい技法などが一般庶民にも広がり、現在は韓国の伝統文化を伝える「手工芸品」という新たな地位を得て、作家による豊かな作品が生み出されています。

本展は、日本初公開となる鈴木夫妻の貴重なコレクションのほか、鈴木千香枝氏の作品などを展示します。

■会期/開催中 ~2026年7月5日(日)
■会場/横浜ユーラシア文化館
(横浜市中区日本大通12)
■休館日/月曜日
■観覧料/一般800円ほか
※6月2日(火)は横浜開港記念日のため観覧無料

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中部【山梨】山梨県立美術館「カルン・タカール・コレクション インド更紗 世界をめぐる物語」

《6月21日まで》インドの代表的な染織品である更紗。木綿という優れた機能を持ちながらも染色の難しい素材に、天然染料の茜や藍を用いて複雑な文様を色鮮やかに、そして堅牢に染め上げる職人の技術は世界中の人々を魅了しました。更紗は古くから東南アジアやヨーロッパ諸国、日本においても高級品として重宝されるとともに、商人からの要望に応じて各国の好みに合わせた新しいデザインが生み出されるなど海を越えた文化交流の舞台にもなりました。

本展では世界屈指の染織品コレクターとして知られるカルン・タカール氏のコレクションを中心に、インド国内向けに作られた全長7.7メートルもの壮大な布からアジア・ヨーロッパ各地の趣味嗜好を反映させた多様な布、更紗をあしらった服飾品や室内装飾、茶道具に至るまでの優品の数々をご紹介します。インド更紗の魅力と歴史を堪能できる展覧会です。

■会期/開催中 ~2026年6月21日(日)
※会期中一部の作品を展示替えします。
■会場/山梨県立美術館
(山梨県甲府市貢川1-4-27)
■休館日/月曜日
■料金/一般1,000円

(《赤地立木形花樹文様更紗掛布(パランポア)》18世紀/Karun Thakar Collection, London. Photo by Desmond Brambley)

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中部【長野】岡谷蚕糸博物館 企画展「牛首紬きもの展 日本の伝統を世界へ」

石川県白山市白峰で古くから生産されている牛首紬。その歴史は古く、平安時代にさかのぼるとも言われています。山深く、冬には豪雪地帯となる白峰で育まれてきたのが養蚕、玉繭を使用した紬織でした。

やがて牛首紬は全国的に有名な紬織物となりますが、着物離れがすすみ、職人が1人という厳しい時代も迎えました。このような中、岡谷市のテキスタイルデザイナー故宮坂博文氏の指導もあり、牛首紬は世界へ市場を広げました。

現在も着物にとどまらず、現代社会のニーズ、そして世界に求められる素材を提供しようと挑戦し続けています。石川県指定無形文化財、経済産業大臣指定伝統工芸品にもなっており、全国に牛首紬の愛好家がいます。牛首紬の歴史と未来への展望を着物や制作現場の写真などを通して紹介します。

■会期/開催中 ~2026年6月28日(日)
■会場/岡谷蚕糸博物館
(長野県岡谷市郷田1-4-8)
■休館日/ 水曜日、祝日の翌日
■料金/一般530円ほか
※期間中、着物で来館された方にノベルティプレゼントがあります。

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中部【新潟】新潟市美術館「竹久夢二のすべて 画家は詩人でデザイナー」

《6月13日から開催》大正ロマンを代表する画家、竹久夢二(たけひさゆめじ、1884-1934)。「夢二式美人」で一世を風靡し、時代の寵児となった夢二は、絵画の世界にとどまらない多彩な個性と才能で、今もなお高い人気を誇っています。

本展は、京都・嵐山の福田美術館が所蔵する、実業家・河村幸次郎(かわむらこうじろう、1901‐1994)旧蔵のコレクションをまとめて公開する貴重な機会です。画家であり、詩人、デザイナーでもあった夢二の「クリエイター」としての魅力に焦点を当て、本コレクションの特徴ともいえる、大正期の代表的連作《長崎十二景》や《女十題》の原画を一堂に展示。あわせて《青春譜》や《旅》などの名作を通して、夢二が歩んだ画業の軌跡を辿ります。また、音楽とのコラボレーションが楽しい「セノオ楽譜」や「中山晋平楽譜」の表紙原画、文才を発揮した小説や俳句、そして当時の女性たちに人気を博した千代紙や便箋などの可愛いデザインワークまで、約200点におよぶ作品を展観。あらゆるジャンルで才能を開花させた、夢二の全貌に迫ります。

加えて新潟会場独自の展示として、夢二と交流のあった出湯温泉の「石水亭」主人・二瓶武爾(にへいたけじ、1899‐1952)氏とそのご子息の文和(ふみかず)氏が蒐集した「二瓶コレクション」を特別公開いたします。あわせて、十日町市の伝統的な絹織物を身にまとった女性を描いた《十日町明石ちぢみ》に関する資料も出品。美人画家の枠におさまりきらない、竹久夢二の魅力をぜひ会場でご覧ください。

■会期/2026年6月13日(土)~8月30日(日)
前期:6月13日(土)~7月20日(月・祝)
後期:7月22日(水)~8月30日(日)
※前・後期で一部展示替えがあります。
※8月4日(火)から8月7日(金)はコレクション展の展示替えのため、企画展のみ開催
■会場/新潟市美術館
(新潟市中央区西大畑町5191-9)
■休館日/月曜日、7月21日(火) ※7月20日は開館
■料金/一般 1,500円ほか

(竹久夢二《長崎十二景 眼鏡橋》(部分) 1920年/福田美術館蔵〈旧河村コレクション〉)

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中部【石川】国立工芸館「ルネ・ラリック展 -ガレ、ドームから続く華麗なるフランスの装飾美術-」

《6月14日まで》ルネ・ラリック(1860-1945)はジュエリーとガラスのふたつの分野で活躍したフランスの工芸作家です。19世紀末から20世紀前半、ヨーロッパではアール・ヌーヴォー、次いでアール・デコと呼ばれた美術様式が流行しました。ラリックは優美な曲線に彩られたジュエリーに始まり、ガラスの透明感や色彩を生かした花瓶や香水瓶、カーマスコットなどこの時代を映し出した数多くの作品を発表しました。

本展では国立工芸館に寄託された井内コレクションのラリック作品を中心に、ラリックに先駆けて活躍したエミール・ガレ(1846-1904)やドーム兄弟(オーギュスト:1853-1909 /アントナン:1864-1930)など、同時代の工芸・デザイン作品もあわせて紹介します。

ラリックのジュエリーやガラス作品とともに、ガレやドームの多彩なガラス、当時の家具やポスターなど、時代を彩った作品が一堂に会し、華やかな時代の空気を感じられる展覧会です。

■会期/開催中 ~2026年6月14日(日)
■会場/国立工芸館
(石川県金沢市出羽町3-2)
■休館日/月曜日
■料金/一般1,200円ほか

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中部【石川】石川県立美術館「輪島塗 ―漆文化を後世に―」

《6月27日から開催》日本を代表する漆芸「輪島塗」。それは、木地から加飾まで30近くに及ぶ制作工程を、幾人もの職人、作家が卓越した技を繋いで作り上げられる芸術です。輪島塗が漆芸分野で重要無形文化財に指定されたのも、幾重にも積み重ねられた高度な技ゆえと言えるでしょう。こうしたことを可能としているのは、それぞれの工程に携わる千人近くの職人や作家が輪島の地において産地という集団、まとまりを形成しているからにほかなりません。

令和6年元旦に発生した大震災とその秋の豪雨は輪島塗に深刻な打撃を与えました。作業場を失い、道具を失い、そして、人が失われました。

あれから2年半。今、輪島では、これまでにない新たなかたちでの輪島塗再興の胎動が始まりつつあります。

本展においては、堅牢優美な輪島塗の制作工程に光をあて、高度な技を繋いで作り上げられる、その「技のバトンリレー」について紹介するとともに、そうした技を絶やすことなく後世にも繋いでほしいとの思いから、最終章には、これからを担う中堅や若手の作品を展示し、未来への「技のバトンリレー」の応援メッセージとするものです。

■会期/2026年6月27日(土)~8月2日(日)
■会場/石川県立美術館
(石川県金沢市出羽町2-1)
■休館日/会期中無休
■料金/一般 1,000円ほか

(前大峰《庭の草道沈金彫手筥》1950年/石川県立美術館蔵)

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近畿【京都】野村美術館「春爛漫 ー春の茶の取りあわせー」

《6月7日まで》野村美術館にて、館蔵品茶道具による「春の取りあわせ」展を開催しています。前期展示では立春のころ、上巳の節句、桜の咲くころ、また後期展示では、端午の節句・葵祭・梅雨入りのころの取りあわせを紹介します。茶道具のほか、能装束も展示されます。

春を待ちわびる時期に始まり、春を惜しむころを経て、新緑から梅雨に入るまでの季節のうつろいを感じられる展示です。

■会期/開催中 ~2026年6月7日(日)
■会場/野村美術館
(京都市左京区南禅寺下河原町61)
■休館日/月曜日
■料金/一般1,000円ほか

(茶地藤棚紋唐織/野村美術館蔵【後期展示】)

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近畿【京都】京都国立博物館 特別展「北野天神」

《6月14日まで》京都の北西、天門の地にある北野天満宮は、菅原道真(すがわらのみちざね)を祭神としてまつる御社です。令和9年(2027)に道真薨去(こうきょ)から1125年目の式年大祭「半萬燈祭(はんまんとうさい)」が執り行われることを機に、京都国立博物館では北野天満宮に伝わる国宝・重要文化財17件を中心とした全国の天神信仰ゆかりの品々を一挙公開する特別展を開催します。

史上初となる国宝「北野天神縁起絵巻(承久本)」全巻全場面公開のほか、重要文化財の「弘安本」「光信本」「光起本」など多くの北野天神縁起絵巻を展観し、説話上の北野天神誕生の場面を紹介します。

また、京都国立博物館と北野文化研究所の調査によって発見された作品や、日本各地の天満宮・天神社ゆかりの社寺に伝わる名品の数々から、これまであまり語られてこなかった天神信仰の多様な側面と、これらが日本文化の中で果たしてきた重要な役割をひもときます。

■会期/開催中 ~2026年6月14日(日)
■会場/京都国立博物館 平成知新館
(京都市東山区茶屋町527)
■休館日/月曜日
■料金/一般2,000円ほか
■詳しくは展覧会公式サイトへ

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近畿【京都】京都国立近代美術館「モダン都市生活と竹久夢二 ―川西英コレクション」

《6月21日まで》2024年に生誕 140 年と没後 90 年を迎えた竹久夢二。今や近代日本美術史上の巨匠としての評価はゆるぎないものとなり、各地で回顧展が開催されています。しかし大正・昭和期の少年少女や美術愛好家たち、青年芸術家たちにとっては、巨匠というよりももっと身近な、イラストレーターであり、デザイナーだったことでしょう。生前に発売された絵葉書や封筒、千代紙、風呂敷など多彩なグッズの数々がそのことを物語っています。

創作版画家の川西英も夢二の絵と詩に魅了された一人で、彼が収集した膨大な版画コレクションの3分の1以上が夢二の版画・書籍・グッズなどで占められています。

この展覧会では、大正期のモダンな大衆文化時代のスターとして幅広い人々に親しまれた夢二の作品とともに、夢二に憧れた川西英や恩地孝四郎をはじめとする昭和期の画家・版画家たちが描き出した都市生活やモダンな景観、前衛と遊びの世界を紹介します。

■会期/開催中 ~2026年6月21日(日)
■会場/京都国立近代美術館
(京都市左京区岡崎円勝寺町26-1)
■休館日/月曜日
■料金/一般1,800円ほか

(竹久夢二《セノオ楽譜 №44 蘭燈》1917年/京都国立近代美術館蔵)

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近畿【京都】千總ギャラリー「本と着物のあいだ」

《6月21日まで》千總には、明治から昭和初期に制作された着物の裂(きれ)が数多くのこされています。裂には原画となった絵画や図案などが確認できるものもあり、千總ギャラリーで過去数回にわたって紹介してきました。このたび、その裂の模様に一致する図版をおさめた書籍や雑誌が書庫から見つかりました。

本展では資料と裂を並べ、図版や挿絵がどのように着物の模様へと落とし込まれたのかをご紹介します。写すことからはじまり、構図を変え、要素を組み合わせ、再構築していく──資料と模様のあいだに、美をほどき、ふたたび編み直そうとする思考を見出します。

■会期/開催中 〜2026年6月21日(日)
■会場/千總ギャラリー〈ギャラリー1〉
(京都市中京区三条通烏丸西入御倉町80 千總本店2階)
■休館日/水曜日
■料金/無料
※臨時休業等により開館時間が変更となる場合があります。

([左]友禅染裂 中国茶器 大正時代頃 [右]Chinese Pottery & Porcelain vol.2 1915/千總ホールディングス蔵)

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近畿【京都】泉屋博古館 特別展「文化財よ、永遠に2026 -次代につなぐ技とひと 住友財団文化財維持・修復事業助成の成果展示」

《6月28日まで》本展は、住友財団の助成事業によって修理がなされ、よみがえった文化財を展示することで、文化財の保存修理を取り巻く環境と技術、そして人に光をあてようとするものです。社会の高齢化と地方の過疎、それに伴う文化財に携わる担い手の不足、逼迫する財政そして災害の激甚化と、文化財はいよいよ厳しい境遇に置かれています。何人もの人間が一つの作品のために連携して、厳選した材料を惜しみなく投入し、伝統と最新を兼ね備えた技術で最善を模索し続ける文化財修理というものが、はたして大量消費を前提としてコストパフォーマンスを重視する現代社会でどのように生き残っていけるのか。文化財修理の意義と技術、さらにそこに注ぎ込まれた人々の努力を紹介します。

■会期/開催中 ~2026年6月28日(日)
■会場/泉屋博古館
(京都市左京区鹿ヶ谷下宮ノ前町24)
■休館日/月曜日
■料金/一般1,200円ほか

(重要文化財「紅縮緬地熨斗文友禅染振袖」 江戸時代・18世紀/友禅史会蔵【Ⅲ期展示】)

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近畿【京都】美術館「えき」KYOTO「青山悟 刺繍少年フォーエバー in Kyoto」

《6月27日から開催》青山悟、1973年東京生まれ。ロンドン大学ゴールドスミスカレッジ(イギリス)テキスタイルアート科を卒業後、シカゴ美術館付属美術大学大学院(アメリカ)にて美術学修士号を取得。以降、古い工業用ミシンを使用して制作した刺繍作品を各地で発表しています。

青山の作品で取り上げられるのは、刺繍やミシンという技法にまつわるジェンダーの問題をはじめ、現代社会における労働や資本主義の構造など多岐にわたります。近年は、新型コロナウイルスのパンデミックや世界各地で起こる戦争や紛争、またそれらが引き起こす分断などの社会問題を背景に、批評性とユーモアを交えながら刺繍という手段で常に表現し続けてきました。

本展では、青山の初期の作品から新作までを織り交ぜて展示します。

■会期/2026年6月27日(土)〜7月26日(日)
■会場/美術館「えき」KYOTO
(京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町 ジェイアール京都伊勢丹7階隣接)
■休館日/会期中無休
■料金/一般 1,100円ほか

(《Foundscape (2018年 東京の夕暮れ)》 2024年/個人蔵
撮影=宮島径 ©︎AOYAMA Satoru, Courtesy of Mizuma Art Gallery)

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近畿【京都】細見美術館「水の情景、涼へのいざない」

《6月13日から開催》細見コレクションを中心に、水辺の景色やそこに暮らす人々を描いた絵画、多種多彩な水の意匠や表現の工芸作品を紹介します。涼を誘う作品の数々は水とともに生きて育まれてきた伝統を感じさせるとともに、夏の暑さをひとときの間、忘れさせてくれます。

■会期/2026年6月13日(土)~8月2日(日)
■会場/細見美術館
(京都市左京区岡崎最勝寺町6-3)
■休館日/月曜日(祝日の場合、翌火曜日)
■料金/一般1,800円ほか

(「宇治橋図団扇」尾形光琳 江戸中期/細見美術館蔵)

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近畿【京都】西陣織会館 西陣織史料室「西陣織の輝き-秀吉の好んだ黄金の世界-」

西陣織には、金箔を貼った和紙を細く糸状に裁断した金箔糸や金箔を芯糸に巻きつけた金糸を織り込む技術を用いて、荘厳な輝きを表現する織物があります。

西陣は、本年のNHK大河ドラマ「豊臣兄弟」で注目される豊臣秀吉の庇護の下、高級織物産地として発展し、また、金を好んだことで知られる秀吉は、天守閣や調度品などを金箔で豪華に施し、黄金の茶室を作るなど、権力を示すとともに、その絢爛豪華な桃山文化は西陣織にも影響を与えました。

今回、秀吉が好んだ金に焦点を当て、金が用いられた西陣の織物を中心に紹介します。また、特別出品として、秀吉が愛用したと伝わる鳥獣文様陣羽織の貴重な復元品を展示します。西陣織における黄金の世界をご覧ください。

■会期/開催中 ~2026年8月30日(日)
■会場/西陣織史料室
(京都市上京区堀川通今出川南入西側 西陣織会館3階)
■休館日/月曜日(月曜祝日の場合は翌火曜日)
■料金/入場無料

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近畿【奈良】入江泰吉記念奈良市写真美術館「入江泰吉の昭和 大阪時代の文楽」

入江泰吉と文楽との出会いは、戦前の1939年、大阪でした。知人から文楽人形の「首(かしら)」を撮影してほしいいと依頼されたことがそのきっかけでした。初めて目にした人形の、写実をこえた人間の内面性と生命力を備えた首に魅了され、文楽座に通いはじめます。人形が遣い手によって人間以上の存在へと高められ、生命が吹き込まれることに驚き、古典芸能の真髄をとらえようと、1945年3月の大阪大空襲で被災するまでの約6年間、四ツ橋・文楽座に足しげく通いました。人形と遣い手が一体となる瞬間をとらえた作品をはじめ、舞台裏や楽屋の様子、文楽に関わる人々にも焦点をあてて撮影しました。

本展では、入江の出世作となった文楽作品を、残されたフィルムから新たに制作した30点を含む、計78点で紹介します。

■会期/開催中 ~2026年7月5日(日)
■会場/入江泰吉記念奈良市写真美術館
(奈良市高畑町600-1)
■休館日/月曜日
■料金/一般 700円〈奈良市民は500円〉

(「義経千本桜」道行初音の旅路 静御前と狐忠信 1942年1月/入江泰吉記念奈良市写真美術館蔵)

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近畿【兵庫】神戸ファッション美術館 ドレスコレクション展「シルク・コレクション」

《6月7日まで》今から約5千年前、中国大陸で発明された「絹糸」。蚕が作る繭から取り出した絹糸は光沢に富み、軽く丈夫で暖かく、着心地に優れました。また、その糸はあらゆる天然の染料がよく染まり、美麗な文様を織り成すことを可能にしました。

そうして仕立てられた絹織物は、キャラバンによって砂漠や草原を越え、海を渡り、西は遠くローマへ、東は朝鮮半島、日本へと運ばれました。初めて絹に出会った人々はその神秘的な美しさに魅了され、感嘆の声をあげたことでしょう。

本展では、神戸ファッション美術館館の所蔵品から、「シルクロード」によって栄えた各地域における20世紀のファッションとともに、絹を素材とする18世紀以降の西洋のドレスを紹介します。

東西の交流で、隣り合う国々や地域が影響を受けつつ発展した絹のファッションの歴史を想像しながら楽しめる展示です。

■会期/開催中 ~2026年6月7日(日)
■会場/神戸ファッション美術館
(兵庫県神戸市東灘区向洋町中2-9-1)
■休館日/月曜日
■料金/特別展観覧料金に含まれます。特別展「トーベン・クールマン絵本原画展」観覧料:一般 1,200円ほか

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近畿【兵庫】西宮市大谷記念美術館「スウェーデン・テキスタイル展」

《6月28日まで開催》北欧デザインは、日本でも根強い人気を誇っています。スウェーデンのアルメダールス、ボラス・コットン、グスタフスベリ、イケア、フィンランドのマリメッコ、イッタラ、アラビアなど、デザインに関心のある方なら一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。自然と寄り添いながら暮らす北欧のライフスタイルや、シンプルで美しいデザインは、日本の生活文化とも高い親和性を持ち、今なお多くの人々を魅了し続けています。

日本の約1.2倍の国土を持ち、スカンジナビア半島の東側に位置するスウェーデンは、国土の大半が森林に覆われ、約10万の湖と複雑に入り組んだ海岸線に沿って無数の島々が広がる自然豊かな国です。長く厳しい冬を過ごすため、室内を彩る美しいテキスタイルが発達してきました。スウェーデンのテキスタイルは、自然や伝統的なモチーフに着想を得ながらも、大胆でカラフル、そしてどこか抽象的なデザインが特徴です。

本展ではテキスタイルを中心に関連資料なども含めた約250点とともに、これまで日本で紹介される機会が多くなかったスウェーデン・テキスタイルの歴史やデザインの変遷をたどり、デザイナーが作品へ込めた物語をひも解きます。

■会期/開催中 ~2026年6月28日(日)
■会場/西宮市大谷記念美術館
(兵庫県西宮市中浜町4-38)
■休館日/水曜日
■料金/一般 1,200円ほか

(「夏休み」アンナ=レナ・エムディエン 制作年不詳/サラ・アクステイリウス氏蔵)

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中国【岡山】倉敷民藝館 企画展 「絣の国、日本」

《6月21日まで》絣とは、糸をあらかじめ染め分けてから織ることで、布地に文様を表す織物技法のひとつです。「弓浜絣」や「久留米絣」など、特定の産地で作られる布の名称としても知られています。

倉敷民藝館が所蔵する絣は726点を数え、本展ではそのうち産地が判明している日本の絣290点の中から約80点を選び展示いたします。いずれも主な収集者は染織家の外村吉之介で、山形県から沖縄県にかけて、明治から昭和時代に制作された品々です。

柳宗悦や外村吉之介が高く評価した絣の美。絣の魅力を通して、日本各地を旅するようなひとときを楽しめる展覧会です。

■会期/開催中 ~2026年6月21日(日)
■会場/倉敷民藝館
(岡山県倉敷市中央1-4-11)
■休館日/月曜日(祝日の場合は翌日)
■料金/一般1,200円ほか

(木綿絣衣 福岡県久留米 明治時代/倉敷民藝館蔵)

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