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防災にも役立つアウトドア用品 まずはこれから揃えよう<前編>

  • 2026.5.22

春は新しいことを始めたくなる季節。この春から、キャンプデビューを考えている人もいるのでは。いろいろなグッズがあるので、つい目移りしてしまいますが、今回は防災の観点も踏まえ、まずはじめに持っておくことをお勧めしたいグッズを2回にわたりご紹介していきます。
※掲載価格は編集部調べ、2026年5月19日時点のものです。

①水まわりの道具 水タンク+携帯浄水器

生活にも生命維持にも必要なものと言えばやはり水。まずは水タンクを用意しましょう。わが家で最初に購入したのは防災用の水タンク。3人家族、これぐらいの水が必要だよね? と大容量の20ℓを購入しましたが、畳めず、アウトドア用にもっていくにはかさばりすぎる…。次に購入したのが、写真手前の四角く折りたためるタンク20ℓと10ℓ。しばらくこちらを使っていましたが、使用後洗って乾かした際、中までしっかり乾かないため衛生面が気になっていました。

うーん、どうしたものか…と思っていた時に見つけたのが、モンベルのフレックスウォータ―キャリア8ℓ(税込み4,950円)。開口部が大きく開くため手入れが簡単にでき、素早く乾燥させられます。3人家族のわが家が、2泊3日でキャンプするときには、滞在中2~3回水を汲みに行くことになりますが、こどもでも持ち運びやすく、折りたためばコンパクトになるためとても重宝しています。

また、水回りのもので、できれば併せて持っておきたいのが、携帯浄水器です。携帯浄水器とは、川・池・給水所などで手に入る水をろ過して安全に飲める状態にする小型の浄水器のこと。備蓄には限りがありますが、浄水器があれば災害時に水が足りなくなった時でも近くにある水を飲み水に変えることができます。また、災害時以外にも、アウトドアや海外旅行先など幅広いシーンで活躍します。

携帯浄水器の種類は、ボトルタイプ・吊り下げタイプ・ストロータイプ・ポンプタイプの主に4つ。形状や使い方によって特徴が違い、得意とするシーンもさまざまなので、家族構成や使うシーンなどで何を選ぶか判断するとよいでしょう。ボトルタイプは、水筒感覚で持ち運べて手軽。ろ過しながら飲めるのが特徴なので、トレッキング・日常使い・旅行に。吊り下げタイプは、電源や手動の作業が不要でラクに浄水できますが、ストックするまでに時間がかかるので、拠点を移動しないキャンプ中や非常時に。ストロータイプの1番大きなメリットは軽量&安価な点。ただし、吸う力が弱い子どもや年配の人にはあまり向かないとされています。登山やソロキャンプなどの相棒にするにはいいかもしれません。ポンプタイプは手動で多量に浄水可能なのが魅力です。複数人用に最適ですが、サイズが大きいものが多いので持ち運びには不向き。こちらも吊り下げタイプ同様、移動を前提としないシーンでの活用が想定されると思います。

現在、わが家が持っているのはストロータイプのライフストローの携帯用浄水器(税込み3,728円)とボトルタイプのモンベルのウォーターフィルター(税込み6,600円)。大人数で浄水を利用したい場合には、ポンプタイプが便利かと思うので、ポンプタイプも追加購入を検討しています。

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②湯沸かしや煮炊きの道具 カセットコンロ&登山用バーナーなど

水の確保と並んで大切になるのが、火の確保。水を煮沸したり、煮炊きをしたり、暖をとったりと大切なライフラインに。わが家が火起こし道具として持っているのは、カセットコンロ、登山用シングルバーナー(ソトのレギュレーターストーブ、税込み7,480円)、焚火台(ユニフレームのファイアグリル、税込み7,920円)、ケリーケトル(ケリーケトルのスカウト 1.2L ステンレス、税込み11,660円)、バイオライトのキャンプストーブセット(税込み31,500円)などです。バーナーはハイキングに行った時に山でコーヒーを飲みたい夫が購入。ケリーケトルとキャンプストーブは木の枝やペレットが燃料になり、万が一ガスボンベが足りなくなっても、湯沸かしや煮炊きできる手段があるといいなと考え、購入しました。

こちらも用途や家族構成で何を買うのか検討するとよいと思いますが、まず買うならカセットコンロとバーナーを。キャンプデビュー当初、わが家は自宅にあった普通のカセットコンロを使っていたのですが、強風の日のキャンプで、風にあおられ火がすぐ消えてしまい調理ができない状況を経験し、イワタニのカセットフー“タフまる”(税込み11,000円)を導入しました。野外環境での調理も想定するなら、風にも強いカセットコンロをお勧めします。併せて防風板(ユニフレームのウィンドスクリーンワイド、税込み1,760円)もあると安心です。

③コッフェル類など調理器具

水と火のまわりのものが確保できたら、次は調理をするための道具類を。持っておきたいのが、メスティンやコッフェル類。メスティンは、軽量なアルミ製の「箱型飯盒(クッカー)」で、キャンプの定番ギア。熱伝導率が高く、炊飯以外にも焼く、煮る、蒸す、燻製まで多彩な料理が可能。コンパクトで持ち運びが便利で、わが家は、1合炊き~3合炊きまでサイズちがいを揃え、入れ子にして持ち運び、使いかけの食材入れなどとしても活用しています。

メスティンのほかに持っているのが、ソロ用のコッフェル。コッフェルは、登山やキャンプで使用される、携帯性に優れた小型の調理用鍋・容器です。ドイツ語の「Kocher(調理器具)」が語源で、アルミ、チタン、ステンレス製が主流。軽量でスタッキング(重ねて収納)でき、湯沸かしや炊飯、調理に使ったり、取り皿として使ったり。わが家はキャンプの時には普段使いの圧力鍋とフライパンを持っていっていますが、アウトドア用と分けたい方は、大きめのファミリー向けサイズのクッカーなども持っておくと便利です。わが家もフライパンがセットになった、モンベルのアルパインクッカー 18+20 パンセット(税込み9,680円)の購入を検討中です。

道具類もどんどん進化して、次々とよいものが発売されるのであれもこれもとほしくなってしまうのですが。わが家も含め、キャンプ道具の日常の収納場所に困っているキャンプ仲間も少なくありません(笑)。まずは収納場所を確保してから、道具類を買い足していくことをお勧めします。

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<執筆者プロフィル>
水野佳
保健師 / オートキャンプ歴9年
学生時代にはバックパックを担いでフィールドワークや旅に出かけ、バングラデシュでの井戸掘りなども経験。旅やアウトドアでの知識や経験を防災活動に繋げる。産業保健師として企業勤務時に、救命講習やBCPなどの企画・運営にも関わった経験も持つ。

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