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「30過ぎて資格の勉強とか意味ある?」と笑った同僚→合格発表の日に届いたメッセージに泣いた話

  • 2026.5.17
ハウコレ

同僚に笑われながら半年間続けた資格の勉強。合格発表の日、その同僚から届いた長文のメッセージで、私の知らなかった彼女の本心を知ることになりました。

私は30代前半の事務職です。半年前から仕事終わりに資格の勉強を始めました。同期の同僚には休憩室で何度かからかわれましたが、それでも続けようと決めていました。ところが、合格発表の日に届いた一通のメッセージで、私はあの「笑い」の意味を初めて知ることになったのです。

休憩室で言われた一言

ある日、会社で参考書を開いていると、同期の同僚が向かいの席に座りました。私の手元を見て、彼女は少し笑いながら言いました。「30過ぎて資格の勉強とか意味ある?」。

冗談めいた口調でしたが、私は何と返せばいいかわかりませんでした。「キャリアアップのつもりで」と短く答えると、彼女は「真面目だね」と言って自分のお弁当に視線を落としました。それからも、参考書を開いていると、似たような言葉を何度かかけられたのです。

それでも続けた半年間

家に帰ってからも、その言葉が頭の中で響いていました。確かに、すぐに収入が増えるわけでもないし、転職も考えていません。

それでも、何かを変えたかった。

仕事に行き詰まりを感じていた私にとって、この資格の勉強は数少ない希望でした。仕事を終えて参考書を広げる時間が、いつしか私の支えになっていました。模試で結果が出ない日もありましたが、彼女の言葉を思い出すたびに、ノートを開く回数が増えていきました。

合格発表の朝

試験当日は、人生で一番緊張した日でした。マークシートを塗りながら、半年間の自分を全部ぶつけるつもりで挑みました。会社では誰にも受験のことを言いませんでした。同僚と顔を合わせるたびに、彼女の言葉が思い出されて、自分の挑戦が小さく感じてしまうのが怖かったからです。

試験から数週間後の朝、合格発表の日。

自宅でスマホから結果を確認した私は、画面を見つめたまま、しばらく動けませんでした。

そして...

その日の夜、同僚から長文のメッセージが届きました。「合格おめでとう。本当はずっと話したかったことがあるんだ。あの資格、私も3年前から挑戦していて、2回落ちた。今年は受験すらしなかった。あなたが勉強を始めたとき、自分が情けなくて、笑うことで自分を守っていた。ずっと尊敬していた。本当にごめん。そして、おめでとう」。文字を追ううちに、私は自分の中で何かがほどけていくのを感じました。あの「意味ある?」の裏に、彼女のどんな気持ちがあったのか、ようやく見えた気がしたのです。

(30代女性・事務職)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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