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17歳を含めた女子選手の着替え盗撮…チェコ女子の監督、5年の国内活動禁止処分 「冗談じゃない」と選手怒る

  • 2026.4.8

先日、スイスの元トップ審判が女子チームのシャワー室やロッカールームを盗撮したとして、逮捕・起訴された事件が話題を集めた。

執行猶予付きの罰金判決という量刑が軽すぎると女子選手たちから厳しい批判も起きた。

『Guardian』などによれば、チェコでも同じような事件があったという。

FCスロヴァツコの女子チームで14年ほど女子選手を指導したペトル・ヴラホフスキーは、2023年9月に逮捕された。

U-19チェコ女子代表監督を務めたほか、国内女子サッカーの最優秀監督にも選ばれた人物だったが、更衣室やシャワー室を4年に渡って盗撮。被害者には17歳の女子選手もいたほか、ヴラホフスキーは、児童への性的虐待に関するコンテンツを所持していた。

昨年5月に執行猶予付きの有罪判決が下され、国内での活動が5年間禁止された。ただ、2030年からは国内での指導が可能になるほか、現時点でも国外での活動を禁じる法的制限はない。

非接触型の性的虐待だったが、女子選手たちには深刻な影響を及ぼしているという。スロヴァツコの元所属選手はこう証言している。

「常に周囲を見回す癖がなかなか直らない。冗談じゃない。あの経験は一生ついてまわる。人生やキャリアが大きく変わってしまった。

お金とかそういうことではなかった。女子サッカー選手である私たちにとって、お金は問題じゃない。

でも、彼が指導に復帰できるのは納得できない。今でも彼は海外なら若い女の子たちを指導することができる」

嘔吐するようになってしまった選手もいるという。

FIFPro(国際プロサッカー選手会)の女子部門ディレクターであるアレックス・カルビンは、「運営側の無策と、事件の深刻さに対する認識のズレは害を及ぼす。それは、性的暴行じゃないんだから、そんなにひどいことなのかといった考え方。ある選手は、この事件で身体醜形障害になったと話していた。選手にとって身体は生活の糧であり、収入源にも関わらず」と語っている。

身体醜形障害(醜形恐怖症)は、外見について過度に気に病んでしまう症状だそう。

「自分の体を見る目も変わってきて、何となく嫌悪感を覚えるようになってしまった」と語る被害選手もいる。

筆者:井上大輔(編集部)

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