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【北中米W杯】メキシコに走る亀裂 アギーレ監督が“脅迫”リーガMX勢は反発

  • 2026.5.8

北中米W杯で韓国代表と同じグループに入るメキシコが、開幕を前に内部崩壊の危機に瀕している。

メキシコシティにある代表トレーニングセンター。本来なら開催国としての高揚感に包まれるはずの場所に、いま、刺すような緊張感が漂っている。発端は、ハビエル・アギーレ監督による強引な「早期招集」だ。

アギーレ監督が突きつけたのは、選手にとってあまりに過酷な「踏み絵」だった。「キャンプに合流しなければ、W杯の名簿から外す」。その一言が、自国リーグのクラブと代表チームの間に決定的な溝を作った。

(写真提供=FA PHOTOS)右端がハビエル・アギーレ監督

代表の強化を優先したい協会に対し、リーガMX(メキシコ1部)の各クラブは猛反発。特に大陸選手権や国内プレーオフを控えるクラブにとって、主力選手の離脱は死活問題だ。

CDグアダラハラのオーナーが「合意は双方が尊重してこそ有効だ」とSNSで公然と批判したように、事態は泥沼化の様相を呈している。主役となるはずの選手たちは、国への忠誠と所属先への責任の間で、出口のない葛藤をのぞかせている。

「これは譲歩できないプロジェクトだ」。アギーレ監督の言葉には、不退転の決意とともに、なりふり構わぬ焦燥感がにじむ。開催国としての威信を守るための強権発動は、果たして団結への劇薬となるか、あるいは破滅への序曲か。揺れるメキシコ代表は、大きな火種を抱えたまま、本番へのカウントダウンを刻んでいる。

(構成=ピッチコミュニケーションズ)

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