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影響が不安なマイクロプラスチック、キムチが体外への「排出」に役立つ?

  • 2026.3.26
Oscar Wong / Getty Images

プラスチックはその大半が、時間の経過とともにマイクロプラスチック(粒径1マイクロメートル~5ミリメートル)やナノプラスチック(粒径1マイクロメートル以下)と呼ばれる微小な粒子に分解される。すでに数多くの研究により、それらが食品や水を通してヒトの体内、例えば心臓や胃、さらには脳にまで侵入しているとみられることが報告されている。

この微小粒子へのばく露を巡る状況は、悪化の一途をたどっているように見られる。そして、私たちの臓器やDNA、そして代謝やリプロダクティブ・ヘルス(性と生殖に関する健康)にまで悪影響を及ぼす深刻な問題になってきている。

こうした中、韓国の研究チームがジャーナル『バイオリソース・テクノロジー』に発表した新たな研究結果によると、体内に蓄積されたマイクロプラスチックは、あるものによって自然に排出される可能性があるという。

それは、キムチに含まれる乳酸菌。研究チームは、この菌は腸内で分離されると「ナノプラスチックと結合し、それを便とともに体外に排出すると考えられる」と説明している。

Kohei Shinohara / Getty Images

マウスを使用した実験では、キムチ由来の菌を投与したグループの糞からは、いずれのプロバイオティクスも投与しなかったグループに比べて約2倍のナノプラスチックが検出されたという。

プラスチック汚染は「環境だけでなく、私たちの公衆衛生上のリスクとしても懸念されるようになっている」と指摘する論文の責任著者は、「私たちの研究結果が示すのは、伝統的な発酵食品に含まれる微生物が、この新たな課題に対処するための新たな生物学的アプローチとなる可能性があるということです」と述べている。

※この記事は、海外のサイトで掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。

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