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「真似してもらっていい」小樽の味の大定番に誕生秘話「いつも誰かが買ってくる」おいしさ

  • 2026.3.14

HBC テレビで、毎週月~金曜ごご4:50~7:00に放送中の情報ワイド番組「今日ドキッ!」。
北海道のさまざまな話題をご紹介している「今日ドキッ!」から、選りすぐりの情報をお届けします。

新しいお店が次から次へとオープンする一方、長く続いているお店があります。
北海道で50年以上続くお店にスポットをあて、愛されている理由を探るコーナー「ザ・ロングセラー愛されるにはワケがある」。
今回は、小樽にある老舗かまぼこ店で人気の「パンロール」誕生の秘話にせまります。

小樽 老舗かまぼこ店の名物「パンロール」

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人気観光スポットの小樽。
国内外から多くの人が訪れます。
そんな小樽で見つけたロングセラー。

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途切れることなく続く行列。
その先にあるものとは?

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東京から来た女性客:「友達からの口コミでここがおいしいって聞いたのできました」

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蘭越町からきた夫婦:「いつもよくきていて好きで、小樽にくれば食べている感じです」

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明治時代から北海道物流の拠点として栄えた小樽。
その歴史と共に歩んできた老舗かまぼこ店があります。

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明治38年創業、2025年で120周年を迎えたかま栄です。

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1番人気は、創業当時から製造されているといわれているこの「ひら天」。
すり身の風味を味わえるシンプルな味付けの「ひら天」は、年間180万枚を売り上げるかま栄の看板商品です。

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そして、「ひら天」と並んでかま栄の大ヒット商品となっているのが、今から64年前、昭和37年(1962年)に誕生したのが「パンロール」です。

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札幌からきた家族:「パンロールを買いました」

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道内在住の男性:「いつも誰かが必ず買ってくるのさ」

パンとかまぼこをマッチングさせたパンロールは、今やかま栄を支えるロングセラー商品となりました。

「パンロール」誕生 隠された秘話

ほんのり甘めのかまぼこと、サクッとした食感が楽しめるパンロールはなぜ生まれたのでしょうか?

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その誕生には、先代社長のある思いが秘められていました。
名物パンロールのおいしさの秘密を探りに工場へ…

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かま栄 福田さん:「こちら原料で、スケソウダラのすり身になります。とった魚を船の上ですり身にするので、鮮度が非常にいい。弊社で使用しているものは1番上のグレードのものを使用させていただいてます」

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かま栄 福田さん:「すり身も大事なんですけれども、やっぱり小樽というのがお水もおいしいので、すり身とお水がおいしくないとおいしいかまぼこというのはなかなかできないので」

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今は機械で大量生産できる時代ですが、かまぼこの成形は職人が手作業で行います。
職人の技術が必要となる工程です。

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かま栄 福田さん:「弊社はすべて職人さんが手作りで作っているのが1番のモットーの会社になりますので。ただ、手作りなんですけれども、職人さんの作るスピードが機械に負けないくらい早いスピードで作ってくれているので職人さんは弊社ではすごく大事な存在になります」

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そしてここが、かま栄のロングセラー「パンロール」が誕生している場所です。

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薄くスライスされた食パンの上に、無駄のない素早い手つきで、次々とすり身がのせられ、パンに巻かれていきます。

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パンロールのすり身の中には、おいしさを引き立てる具材として、豚ひき肉とタマネギがたっぷりとはいります。
さらに、ピリッとしたアクセントに一役かっているのがコショウ。
スパイシーさがほんのりと感じられる隠し味です。

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多い日には6000本が作られることもあるという「パンロール」。
成形されたあと、蒸し器で加熱され、店頭に並ぶ直前に油で揚げられて完成です。
年間90万本を売り上げるというパンロールはなぜ誕生することになったのでしょうか。

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かま栄 福田さん:「昭和37年ごろに当時の公亮社長が『かまぼこを手軽にスナック感覚で食べてもらいたい』というおもいがあったみたいで、知り合いのパン屋さんから食パンを最初はいただいていたんですけれども、それになんとなくかまぼこのすり身を塗って、揚げて、それが1番最初のパンロールといわれていまして…」

家庭の食卓に並ぶかまぼこだけではなく、街を歩きながら食べられるような、スナック感覚のかまぼこを作ることができないか。
そんな、かまぼこの常識を覆す斬新なアイディアは、当時小樽に70社近くはあったという同業者たちから大きな注目を浴びました。

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かま栄の2代目社長、佐藤 公亮さんは、パンロールの特許や商標登録をとることはしませんでした。
そして、同業の仲間たちが集まった場でこう話したといわれています。

かま栄 先代社長:「パンロールは真似していただいてかまいません。みなさんで小樽のかまぼこを盛りあげていきましょう」

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かま栄 福田さん:「基本弊社の製品は商標登録をとっていないんですよ。パンロールに関しても実際にいろんなところで販売をされているところはあるんですけれども、かまぼこを食パンで巻くという新しいアイディアだと思いますので、それをみなさん真似していただいても全然構わないですよと」

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かま栄 福田さん:「かま栄という社名からもきているんですけれども、「かまぼこで栄えたい」という意味もあるという話を聞いたことがありまして、「かまぼこでみんなで小樽でがんばっていこう」っていうようなニュアンスが強かったのかなとは思ってはいるんですよね」

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道外から来た女性:「パンロールを買いました。1回食べたことがあっておいしくてもう1回買いました」

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東京からきた女性:「パンロールです。毎回買っています」

愛されるワケは…

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福田さん:「たくさん売れるということはすごくありがたいんですけれども、やっぱり弊社はですね、手作りで作っておりますので、やっぱりいまあるひら天、パンロールという製品ですね、味を落とさないようにしっかり基本に忠実に今のままの味を長く継続していければと思っております」

【かま栄(工場直売店)】

住所:北海道小樽市堺町3-7
電話:0134-25-6181
営業:午前9時~午後6時

※掲載の内容は番組放送時(2026年2月5日)の情報に基づきます。

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