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眉毛、抜きすぎて生えてこない!? トレンドを追う前に知るべき眉メイクのリスク

  • 2026.3.2
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あのトレンドが私たちの苦い記憶とともに帰ってきた。今やZ世代は極細アイブロウに熱狂し、インフルエンサーたちのVlogやTikTokのフィルターがその勢いを加速させている。そう、細眉トレンドの完全なる復活だ。

だがそれは、筆者の私にとって悪夢でしかない。かつての過ちに気づいて以来、失われた“まともな眉”を取り戻そうと長きにわたり、徒労に終わる予感を抱きつつも孤独な奮闘を続けてきたのだから。それでも、忘れ去られたと思われていたこのトレンドは、長らく君臨した太眉の王座を奪う勢いだ。

2025年の夏、すでに変化の予兆はあった。去年のタイミングでは眉尻を剃り落とすことが求められたが今では、眉全体を極限まで細く削ぎ落とすことが正解とされている。このリバイバルを牽引したのは最新のランウェイとベラ・ハディッド、ヘイリー・ビーバー、そしてライラ・モスといった一握りのItガールたち。

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この潮流は、90年代から2000年代を賛美するY2Kムーブメントによって加速した。ダークなコントアリップやヘイローリップ、主張の強いチーク、あるいはフロスティなメイクアップと同様に、細眉は今やSNSでもストリートでも称賛の的となっている。

もちろん、誰かにスタイルを強要するつもりはない。繰り返されるモードの歴史を講釈するつもりも、何十年も続く“太眉派 vs 細眉派”の論争を再燃させるつもりもない。ただ、あえて年長者として警告しておきたいだけなのだ。目の上の毛をすべて、あるいは限りなくすべてに近いほど毛を抜き去ろうとしている、愛すべき若者たちへ向けて。

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誰かに止めて欲しかった細眉トレンド

私の眉は、まさにジェノサイドの憂き目に遭った。思春期、そしてその後も私は愚直にトレンドを追いかけた。周囲がワックスやカミソリを選ぶ中、私はピンセットを武器に、自らの眉毛に対し容赦ないジェノサイドを敢行したのだ。あの頃、誰も警告をしたり止めたりしてくれなかったのだ。

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15年後の今、私の眉毛はまさに大惨事ともいうべき状況だ。ピンセットを手放すだけで、運よく元の毛流れを取り戻した同世代の女性たちもいる。だがその一方で、私を含む多くの敗残兵たちは、効果のほども定かではない育毛美容液や、より痛みを伴うアートメイクやその他の手段にすがりつき、失われた毛量の幻影を追い求めて戦い続けている。

私たちはかつて眉毛を抜きすぎた反動で、その空白を過剰に埋めようとしている。そしてモードに屈し続けた結果、私たちの眉は終わりのない工事現場と化してしまったのである。

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私たちの眉は永遠の工事現場となっている

すべてのトレンドが、必ずしも追随に値するわけではない。とりわけ“眼差しの美学”に関してはなおさらだ。

なかでも眉は、表情や感情を司り、私たちのアイデンティティそのものを定義するパーツ。ストリートを見渡せば答えは明白だろう。そこには単一の正解など存在せず、個々の骨格が織りなす無限の美しさがある。したがって、トレンドを盲目的に信じるよりも時にはプロフェッショナルの手に委ねてみるのも賢明な選択だ。仮に現在眉毛が薄くなっていたとしても、骨格や筋肉の動きまで緻密に計算された眉毛の再解釈は、他の誰のものでもない、あなただけのオートクチュールな曲線を約束してくれるはずだ。

私の言葉は、決してモラリスト気取りの説教ではない。ただ少しだけ立ち止まり、俯瞰してみてほしいというインビテーションだ。15年後の朝、後悔とともに目覚めることがないように。あるいは、半永久的だと信じ込んでいた眉のアートメイクが、実はそうではなかったと知って愕然としないために。

Realization : Pauline Jacmart Translation & Text : Nathalie Lima KONISHI
出典:ELLE FR

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