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銀行で勧められ“投資信託”を購入→「ほったらかしで大丈夫」放置した結果…5年後、発覚した事実に40代男性が“青ざめたワケ”

  • 2026.6.10
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

「投資はほったらかしでOK」。最近よく聞くフレーズですよね。筆者自身も、インデックスファンドを積立購入して、ほったらかしています。

実際に、ほったらかし投資は自体は間違っていません。ただ、この言葉を「完全に放置していい」と受け取ってしまうと、思わぬ落とし穴にハマることがあるんです。

今回は、5年間まったくノーチェックだった48歳男性・会社員・Aさん(仮名)の、ちょっと冷や汗もののお話です。

5年放置したら、数十万円を取り逃していた

Aさんは5年前、銀行で勧められるまま投資信託を購入。

「あとはほったらかしで大丈夫だろう」と判断し、本当にそのまま放置していました。

ところが先日、筆者と相談しながら一緒に運用状況を確認してみたところ、思わぬ誤算が。

買っていたのは、信託報酬(運用にかかる手数料)が年1.5%もする商品。今どきは0.1%台の優秀な商品がいくらでもある時代に、です。正直「ぼったくりレベル」の商品でした。

しかも運用成績も、低コストのインデックスファンドを下回っています。ざっくり計算すると、5年間で数十万円分のリターンを取り逃していました。成績が良くないうえに手数料は確実に取られるので、このような差が生まれてしまうのです。

「ほったらかし」と「放置」は、似て非なるもの

ここで大事なのが、「ほったらかし投資」と「完全放置」はまったくの別物だということ。

そもそも「ほったらかしでOK」が成り立つのには、大前提があります。

それは「まともな金融商品を買っていること」。具体的には、幅広く分散が効いていて、なおかつ信託報酬の低い商品です。こういう商品なら、値動きに一喜一憂せずどっしり構えていられる。これが本来の「ほったらかし投資」です。

逆に言えば、Aさんのように分散が中途半端で手数料の高い商品を握ったまま放置するのは問題です。土台がしっかりしていない商品を放っておいても、いい結果にはつながりにくいんですね。

「ほったらかしでOK」という言葉が指しているのは、あくまで「売買のタイミングを気にしなくていい」という部分です。相場が上がった下がったで慌てて売り買いするのは、たいてい裏目に出ます。だから値動きには手を出さなくていい、という意味では合理的な方法なのです。

「コスト」「資産配分」「税制」に関しては、値動きと違って自分でちゃんと見ておかないと、知らないうちにジワジワ損をしていきます。Aさんのケースは、まさにこの「見るべき部分」を見ていなかった典型例でした。

「放置=思考停止」になると、いざという時に動けない

完全放置の一番こわいところは、お金の知識(リテラシー)が育たないことかもしれません。

一度買って忘れてしまうと、新しくて低コストな商品が出ても気づけない。相場が大きく動いても、税制が変わっても、家計の状況が変化しても、「どうすればいいんだ?」と固まってしまう。

結婚、出産、住宅購入など、人生の節目ごとにお金との付き合い方は本来見直すべきものです。年に1回でも自分の資産と向き合っていれば、こうした変化にも落ち着いて対応できるようになります。

チェックといっても、毎日チャートとにらめっこする必要はありません。年1回、運用報告書が届いたタイミングで「手数料はいくら?」「全体でプラス?マイナス?」「当初の資産配分から大きくズレていない?」を確認しましょう。30分もあれば十分です。それだけでも、Aさんのような取り逃しはかなり防げます。

まとめ

「ほったらかしでOK」は、たしかに正しい。でもそれは、「考えなくていい」という意味ではありません。

まともな商品を選んだうえで、値動きはどっしり構えてほったらかす。コストと配分と制度だけは、年に1回ちゃんと見る。このメリハリこそが、賢い「ほったらかし投資」の正体です。

Aさんのように「もっと早く見ておけば」と慌てる前に、まずは今度の週末にでも自分が何を持っているか、手数料はいくらか、確認してみてはいかがでしょうか。


執筆・監修:柴田 充輝
厚生労働省や保険業界・不動産業界での勤務を通じて、社会保険や保険、不動産投資の実務を担当。FP1級と社会保険労務士資格を活かして、多くの家庭の家計見直しや資産運用に関するアドバイスを行っている。金融メディアを中心に、これまで1,200記事以上の執筆実績あり。

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