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“2週連続” X世界トレンド1位!「超えるドラマない」“賞 総なめ”の完成度「全国民みるべき」3年経っても止まない“大絶賛”

  • 2026.6.11

ドラマや映画の中には、派手な事件やどんでん返しがなくても、視聴者の心を強くつかんで大きな反響を呼ぶ作品があります。今回は、そんな中から“圧倒的快挙で注目を集めたドラマ”をテーマに5本セレクトしました。本記事ではその第4弾として、ドラマ『いちばんすきな花』(フジテレビ系)をご紹介します。 

4人の会話と沈黙だけで、ここまで多くの共感を集めた本作の魅力とはーー?

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です 
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

あらすじ 

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TASAKIブランド創業70周年イベントレセプション 多部未華子   (C)SANKEI
  • 作品名(放送局):ドラマ『いちばんすきな花』(フジテレビ系) 
  • 放送期間:2023年10月12日〜2023年12月21日 
  • 出演:多部未華子(潮ゆくえ 役)、松下洸平(春木椿 役)、今田美桜(深雪夜々 役)、神尾楓珠(佐藤紅葉 役) ほか

ドラマ『いちばんすきな花』は、4人の主人公がそれぞれ抱えてきた生きづらさを通して、友情とも恋愛とも言い切れない人と人との関係を描いたドラマです。潮ゆくえ(多部未華子)は、新潟から上京し、妹と2人で暮らしながら学習塾の講師として働く女性です。ゆくえは子どもの頃から「二人組をつくること」に苦手意識を抱えており、唯一気楽に話せる男友達を失ったことで、椿(松下洸平)、夜々(今田美桜)、紅葉(神尾楓珠)と出会っていきます。

この作品が面白いのは、4人が同じ悩みを共有しているようで、少しずつ違う傷を抱えているところです。たとえば、ゆくえが同窓会で自分だけ結婚式に呼ばれていなかった事実を知り、その場で笑って受け流そうとして逆に言葉を失う場面は強く残ります。大きな事件ではなく、誰かの何気ない一言や場の空気で心が削られる感覚を登場人物が会話で見せてくれるので、自分自身の過去の記憶まで呼び起こされるような感覚になります。

2週連続Xの世界トレンド1位、TVerお気に入り登録100万突破

ドラマ『いちばんすきな花』を“圧倒的快挙”のドラマと呼びたい理由は、静かな会話劇でありながら、放送のたびに大きな反響を呼び配信でも高い数字を記録したからです。第1話は放送日を含む4日間で無料見逃し配信が200万再生を突破し、その後1週間で332万再生を記録しました。さらに10月26日時点で、TVerのお気に入り登録数は100万を突破し、10月期放送の民放ドラマでは最速の到達となります。初回放送では番組タイトルがXの世界トレンド1位に入り、翌週も番組タイトルが世界トレンド1位となり、2週連続で首位を記録しました。

派手なアクションがなくても数字が伸びたのは、視聴者が自分の経験を重ねやすかったからではないでしょうか。たとえば第2話では、美容師として働く夜々が職場で、相手に気を使い続けてしまうしんどさをこぼします。また、紅葉がバイト仲間たちの会話を聞き、自分が便利な存在として見られていたと知って傷つきます。誰かが怒鳴ったり泣き叫んだりする前に、言葉をのみ込んでしまう瞬間を丁寧に見せるので、見た人がその夜のうちに感想を書きたくなったのでしょう。

ドラマアカデミー賞でも作品・俳優・主題歌が高評価

この作品の功績は、話題になって終わらなかったところにもあります。第118回ザテレビジョンドラマアカデミー賞では、ドラマソング賞を藤井風さんの『』が受賞しました。さらに同賞ではドラマ『いちばんすきな花』が最優秀作品賞で3位、多部未華子さんが主演女優賞で3位、松下洸平さんが主演男優賞で2位に入りました。4人主演という新しい形も含め、作品全体が高く評価されたと言えます。

加えて、実績のある制作陣が再び集結した点も、本作の完成度を支えています。本作はドラマ『silent』の村瀬健プロデューサーと生方美久さん、さらに高野舞監督が再び組んだ作品です。『silent』と似た繊細な空気を持ちながらも、今回は“恋愛の成就”ではなく、“二人組に入れなかった記憶”や“うまく関係を名付けられない苦しさ”へ踏み込んでいます。4人がテーブルを囲み、誰かが話し誰かが黙るだけで1場面が成立するのは、会話劇としての設計がしっかりしているからです。

SNSでは、今もなお「大好きなドラマ」「ほんとに出会えてよかった」「超えるドラマない」「全国民みるべき」といった称賛の声が寄せられています。

多部未華子が潮ゆくえの言葉にできない痛みを表現

多部未華子さんの演技は、本作の繊細で静かな空気を支えていました。多部さんが演じた潮ゆくえは、学習塾の講師という人に教える立場にありながら、自分の本音を人前でうまく言葉にできない女性です。明るく振る舞っていても、帰り道では一人で傷ついています。その見せ方がとても自然でした。

特に印象に残るのは、ゆくえが相手を責めたいわけではないのに、結果として言葉が刺さってしまう場面です。多部さんは大きな芝居に頼らず、少し視線を落としたり返事の間を長く取ったりして、ゆくえの戸惑いを見せます。同窓会のあとに平静を保とうとして笑顔を作る場面や、椿たちの前でやっと本音をこぼす場面では、言葉より先に表情が揺れます。だからこそ、ゆくえが「分かってほしいのに、うまく言えない」人としてきちんと立ち上がっていました。

本作は、多部さんにとってフジテレビ系連続ドラマで初めて主演を務めた作品でもあり、その意味でもこの役は節目だったはずです。4人主演の中で一人だけが前へ出過ぎるのではなく、それでも画面の中心に残るバランス感覚は見事でした。ゆくえが誰かを強く否定しないまま、それでも傷ついていることを伝えられたのは、多部さんの細やかな演技があったからだと思います。

繊細な会話劇で2週連続のXの世界トレンド1位を記録し、TVerお気に入り登録者数100万人を突破した本作は、まさに“圧倒的快挙で注目を集めたドラマ”と呼ぶにふさわしい一作です。まだ見ていないなら、4人が初めて向き合う第1話から、ぜひじっくり追いかけてみてください。

※記事は執筆時点の情報です

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