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卵の値段はいつ下がるの?2年保存できる「切り札」に注目!専門家に聞いてみると

  • 2026.1.22

年が明けても高騰している卵。品薄が続き、価格は高止まりしています。

「困っている」
「いつになったら元通りになるの?」

スーパーでは買い物客からの不安の声が聞かれているといいます。

「物価の優等生」はいったいどこに?

新たなエッグショックの背景と対策を取材しました。

連載「じぶんごとニュース」

元に戻るめどはまったくたたない…

1月6日、札幌市西区のスーパー「ラッキー山の手店」です。

卵売り場をのぞくと、10個入り1パックは298円から450円。
消費税を加えると、ゆうに300円を超えます。

供給量も少なく、これまで「1人1パック」買うことができた卵を、「1家族1パック」に制限しています。

Sitakke

消費者も不安を感じています。

「困ります、娘が高校生でお弁当に必要になってくるので」
「しょうがないですよね、また安くなるのを待っている感じで、300円を超えると手を出さないかなという感じです」

2025年12月の卵1パックの全国平均小売価格は308円。
「エッグショック」と言われた2023年の7月の306円を超え、過去最高値を更新しました。

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値上がりの理由のひとつが、品薄です。

ラッキー山の手店の堀弘幸副店長によると「卵は通常時の約7割程度の入荷量」とのこと。

「現状、まったく通常時の入荷量に戻る見込みがたっていません」

卵の価格高止まり…ずっと続くの?

Sitakke
白老町(2025年10月)

北海道内では、2025年10月から12月末にかけて、養鶏場で、高病原性鳥インフルエンザの感染が相次ぎました。
防疫のために殺処分されたニワトリは、全国13か所の養鶏場で合わせて390万羽。
そのうち北海道内は70万羽で、多くが採卵用のニワトリです。

鳥類の感染症に詳しい専門家である北海道大学大学院の迫田義博教授は、卵の供給量が戻るには、相当時間がかかるとみています。

「若鶏が急にスーパーに並ぶ卵を産むわけではないので、やっぱり半年近くの時間はかかる。初夏くらいの頃まで供給量が戻るのには時間がかかる」

感染拡大の原因とされる渡り鳥は、例年秋ごろから、日本列島を北から南へ縦断。
春にはまた北上するため、感染が再び広がる恐れもあります。

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たとえ卵の供給量が戻ったとしても、価格については、高止まりが続く見通しです。

迫田教授は「毎年冬になると、ある一定数の農家が鳥インフルエンザの被害を受けるので、これからも続くと思う。今の状況を見ると、これから卵の値段が下がることはないだろう」と話しています。

大切な栄養源の卵の高騰を抑えることはできないのか。
ある技術が注目されています。

卵が2年間保存できる?

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殻が取り除かれた状態の卵、液卵(えきらん)。
卵を、約65度で3分から5分温め、サルモネラ菌などを殺菌。冷凍することで、本来は傷みやすい卵を、約2年間保存できるようになりました。

主に業務用に作られていましたが、最近では、一般家庭向けの商品も開発されています。

農林水産省は、この技術に着目。

需要が少なく、価格が落ち着く夏の間に「液卵」の在庫を増やし、鳥インフルエンザが流行する秋以降に流通させることで、供給と価格を安定させたい考えです。

ニワトリのえさの高騰などもあって、卵の価格の高騰が続いています。

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政府が切り札として着目した「液卵」を増産し、業務用への供給を増やします。
すると、業務用で使っていた「卵」がその分家庭用に振り向けられるようになり、価格も安定していくという仕組みです。

政府は、液卵の確保に向けて、凍結した液卵の保管施設の整備などを財政支援することを考えています。

専門家が「卵の価格は今後も下がらない」見通しを示している今。
液卵を臨機応変に供給することで、価格が安定するのか、注目していきたいですね。

連載「じぶんごとニュース」

文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい

※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2026年1月7日)の情報に基づきます。

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