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「年下が上司になり、イライラが増えた…」 ネガティブな心との向き合い方を臨床心理士が回答

  • 2025.10.16

仕事で感じるさまざまな悩みやストレス。「メンタルヘルスとの向き合い方やセルフケア方法を知りたい」「日頃の悩みについて専門家の意見を知りたい」そんな気持ちに応える、仕事とメンタルヘルスのお悩みについて臨床心理士に一問一答してもらう本連載。

『メンタル強めになる習慣』(フォレスト出版)の著者で、臨床心理士および公認心理師として3万人以上のカウンセリングサポートを行う松島雅美先生にお話を伺った。

今回は、年下の上司との上手な関わり方について質問!

Q、「年下が上司になり、イライラすることが増えました。上手に関わる方法を教えてください」

A、そのイライラの原因は、プライドの問題だけではありません。自分を否定せず、これからは“役割と人”を切り分けて考えましょう。

「なんであの子が上司に?」「指示されるのがムカつく」――。そう感じるとき、問題は“相手”ではなく、自分の中にある価値観とのズレにあるのかもしれません。

例えば、「経験を積んだ人がリーダーであるべき」という固定概念が揺らぐと、自我が不安定になり、イライラや不満として現れやすくなります。イライラの背景には、「こうあるべき」「こうであってほしい」という“自分なりの正しさ”があるものです。それを手放すことは、相手に負けることではなく、自分をラクにすることにつながります。

でも、そう感じるのは自然なこと。まずは自分を否定せず、「私はなぜモヤモヤしたのか?」と立ち止まって整理してみましょう。“役割と人”を切り分けて考えることで、気持ちはラクになります。

今日からできる心の整え方5ステップ

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言葉や態度、自分の立場・役割などの何にモヤモヤを感じたのか。自分の“引っかかりポイント”に気づくことが大切です。

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なぜ彼らがその立場になったかを考えて、論理的に納得するのもありです。

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「自分にしかできないこと」に目を向けると、安心感が戻ってきます。

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言い方に引っかかっても、「この人は何を伝えようとしているのか?」「チームとしてどうしていきたいのか」を考えるだけで、見え方が変わります。

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もし「自分が逆の立場(若くして上司になった側)だったら?」など自分以外の視点で想像することで、イライラが理解に変わることも。

イライラは、“本音”に気づくきっかけ

人は、「自分の正しさ」が脅かされると、怒りや不安という感情に変換してしまいます。でもそれは、あなたの価値が下がったわけではありません。立場に振り回されず、“関係性”を築くことに意識を向けることで、職場のストレスは確実に減らせます。

お話を伺ったのは……

臨床心理士 /公認心理師・松島雅美先生

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Je respire株式会社 代表取締役社長

一般社団法人国際メンタルビジョントレーニング協会代表理事
埼玉大学大学院理工学研究科研究員

1972年広島県生まれ 京都女子大学大学院修士課程修了
メンタルケアは病んだ人がするものという文化を変え、メンタルの強さは性格ではなく「頭の使い方」であることを伝えるべく、「方法や結果の見える心理学」プログラムを開発・提供。被災地やクリニック、学校、就労委支援センターなどでのべ3万人以上のカウンセリング、オリンピック選手などのアスリートのべ2千人以上サポート。

Text:Saya Inoue

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