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舞妓と芸妓の違いって何? 札幌の芸妓が2つの違いを解説【さっぽろ芸妓日記vol.31】

  • 2025.9.23

札幌で芸妓をしております、「こと代」と申します。 「芸妓」といえば、京都のイメージが強いと思います。
しかし北海道にも開拓期から道内各地に花柳界がございました。
現在は札幌のみになってしまいましたが、「さっぽろ 名妓連」には11名の芸者衆が所属し、毎日お稽古、お座敷などで活動しております。

Sitakke

連載「さっぽろ芸妓日記」では、札幌の花柳界の歴史や 文化などをご紹介していきたいと思います。お付き合いのほど、どうぞ宜しくお願いいたします!

舞妓と芸妓の違いって何?

京都では、舞妓・芸妓(げいこ)と呼びますが、地域によって呼び方が違うというお話は以前もさせていただきました。
札幌では、舞妓→半玉(はんぎょく)、芸妓→芸者と呼ぶことが多いです。

それでは、半玉と芸者の違いは一体なんなのでしょうか?

Sitakke
私は23歳でデビューしたので、芸妓(芸者)からのスタートでした

一番分かりやすい違いは、「年齢」です。
半玉さんは18〜20歳くらいまで、芸者さんは20歳以上からで、定年や年齢制限はありません。

京都では中学校を卒業した15歳くらいから仕込みさん(見習い)ができますが、札幌は18歳以上じゃないとできないという決まりがあります。

ちなみに、半玉(はんぎょく)は半分の玉(ぎょく)と書きます。これは、芸者見習いである半玉は玉代(お花代、ギャラのこと)が半分ですよ、という意味があり、このように呼ばれています。もうひとつ、大きな違いがあります。それは、「お衣装」です。

半玉さんはお振袖を着ます。色合いも明るめのものを着ることが多いです。簪は季節のものをさし、ぽっくり(高さのある下駄)を履きます。これだけでも、かなり特徴的ですよね。

半玉さんは可愛らしく華やかに、芸者さんは粋にかっこよく!そんなイメージといったところでしょうか。

Sitakke
向かって左側が同期の小梅ちゃん。彼女は18歳でこの世界に入門したので、初めの数年は半玉さんをしていました。今は芸妓さんになっています

仕事内容に関しては、ほとんど変わりません。お稽古やお座敷に励むという点では、半玉さんも芸者さんも一緒ですね。

残念ながら現在、札幌には半玉さんはいません。半玉さんがいるだけで、お座敷はぱっと華やぎます。もし京都の舞妓さんに憧れている方がいましたら、札幌でも挑戦できますよ!ということを知っていただけると嬉しいです。

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連載さっぽろ芸妓日記」

文:さっぽろ名妓連 こと代
編集:Sitakke編集部IKU

<「こと代」プロフィール>
札幌生まれ、札幌育ち。2018年にお披露目して以降、現在も最北の花柳界「さっぽろ 名妓連」で芸妓として活動中。開拓期から続く北海道の花柳界文化をたくさんの方に知っていただくべく日々奮闘中。飼い猫達と遊ぶことが日々の癒し。

※掲載の内容は記事執筆時(2025年9月)の情報に基づきます

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