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「ナッツ」は食物繊維が豊富「健康のために毎日食べている」の声も…つい見落としがちな“盲点”とは?

  • 2025.7.22
ナッツに含まれている栄養素とは?
ナッツに含まれている栄養素とは?

7月22日は「ナッツの日」です。ナッツ類の普及活動を行う日本ナッツ協会が、7(ナ)と22(ッツ)の語呂合わせにちなんで制定しました。アーモンドやカシューナッツ、クルミなど、さまざまな種類のナッツがあり、いずれも栄養豊富といわれています。SNS上では「おやつにナッツをよく食べる」「健康のためにミックスナッツを毎日食べるようにしている」という内容の声が上がっていますが、ナッツを食べるときはどのような点に注意する必要があるのでしょうか。管理栄養士の松田加奈さんに聞きました。

脂質に注意

Q.ナッツが栄養豊富というのは本当でしょうか。主な栄養素について、教えてください。

松田さん「ナッツには不飽和脂肪酸という脂質が多く含まれています。脂質というと良くないイメージを持つかもしれませんが、不飽和脂肪酸は良質な脂といわれていて、適正量であれば中性脂肪や悪玉コレステロールの数値が改善する効果などがあります。また、植物性のタンパク質や便秘解消などにも良い食物繊維、抗酸化作用のあるビタミンB群なども多く含まれています」

Q.ナッツを摂取する際の注意点はありますか。カロリーは高いのでしょうか。

松田さん「味が付けられている商品の方が食べやすいかもしれませんが、塩分過多になってしまう可能性があります。できれば、味が付いていない商品が良いですね。また『ナッツ類は腹もちが良く間食などによい』などといわれていますが、裏を返すとそれだけ消化に時間がかかるとも言えます。そのため、胃腸が弱い人や体力が落ちている人が積極的に取るのは避けた方が良いかもしれませんね。

カロリーはナッツの種類にもよりますが、脂質が多めのカシューナッツは1粒10キロカロリーもあります。そのため、1日10粒ほど、多くても15粒程度を目安としましょう」

Q.ナッツ類と一緒に食べると栄養バランスが良くなる食べ物はありますか。

松田さん「野菜や果物と一緒に合わせると、お互いが摂取できない栄養素を補完できるのでさらに良いと思います。また、ナッツを砕いてサラダにかけるとより手軽に取り入れやすいだけでなく、食感のアクセントにもなるためお勧めです」

オトナンサー編集部

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