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疲れ・肌の衰え・物忘れ…健康のカギを握る【毛細血管】の老化度をチェック!

  • 2026.2.21

疲れ・肌の衰え・物忘れ…健康のカギを握る【毛細血管】の老化度をチェック!

全身にくまなくはりめぐらされ、細胞に酸素や栄養、免疫物質など大切なものを運んでくれる毛細血管。この毛細血管の老化を防ぎ、増やすことができれば体の中から若返り、不調が改善し、さまざまな病気も予防できます。

お話を伺ったのは
根来秀行さん 医師、医学博士、ハーバード大学医学部客員教授

ねごろ・ひでゆき●1967年、東京都生まれ。
東京大学大学院医学系研究科内科学専攻博士課程修了。
最先端の臨床、研究、医学教育の分野で国際的に活躍中。
著書に『ハーバード&パリ大学根来教授の特別授業 「毛細血管」は増やすが勝ち!』(集英社)など。

細胞に酸素や栄養を届ける毛細血管

血管は動脈、静脈、毛細血管に大きく分けられ、動脈は血液を心臓から全身に送り出す役目。そして静脈は全身の血液を心臓に戻す役目を担っている。

「動脈と静脈の間にはりめぐらされている毛細血管は、細胞に酸素を届けて二酸化炭素を回収する、細胞に栄養を届けて老廃物を回収する、必要な場所に免疫物質やホルモンを運ぶ、体温を調節するなど、体にとって非常に重要な働きをしています」と話すのは、ハーバード大学医学部客員教授の根来秀行さん。全身の血管の99%を占める毛細血管は、すべてをつなぐと地球のほぼ2周半分にもなるそう。そのため、一部がダメージを受けても自覚症状はないという。しかし、つまる、減るなどして血液が流れなくなると毛細血管はゴースト(幽霊)化!

「ゴースト血管が増えると消化器の不調、免疫低下、脳梗塞や認知症、腎臓のトラブルや高血圧、糖尿病の悪化、ドライアイやドライマウス、シワ、薄毛、髪のパサつきなど、全身にさまざまな悪影響が表れてきます」

60代は20代より毛細血管が4割も減!

「毛細血管の老化は30代から始まっていて、60代になると、その数は20代の頃より4割も減ってしまいます。でもあきらめなくても大丈夫。食事、日常生活の工夫、運動で毛細血管の老化や劣化が防げるだけでなく、増やすことも可能です」

毛細血管の健康や若々しさを保つコツは、血流をよくして自律神経のバランスを整えること。さらに成長ホルモンやメラトニンなどのアンチエイジングホルモンを十分に分泌させ、必要な場所に運ぶことも大切だ。

「病気になるか、ならないか。老けてしまうか、若々しさを保てるかは全身の血管の99%を占める毛細血管の健康にかかっています」と根来さんは言う。

毛細血管の老化を予防する、若返らせる、新しく作るための具体的な方法は次の記事から紹介する。日常になじむもの、できそうなことから始めてみよう。

毛細血管がゴースト化するとこんなトラブルが表れる

あなたの毛細血管老化度をチェック!

爪床(そうしょう)テスト

❶左手の人さし指を、右手の指で上下からはさむようにしてつまみ、強く5秒間押す。

❷右手の指をパッとはなす。

【爪の色をチェック】
指をはなした瞬間、爪の色は白っぽいが、2秒以内で、爪に赤みが戻ってくればOK。2秒以上かかる場合は毛細血管が老化し、血液の循環が悪くなっている可能性が。

YES、NOチェックテスト

□髪の毛が減った、抜け毛が気になる、白髪が増えた
□顔色が悪いと人に言われた
□シミやシワが増えた
□目の下にクマができやすい
□目が乾く、目がかすむ
□涙が出る、目が充血しやすい
□口の中が乾く
□鼻水や鼻血が出やすい
□頭痛がする
□肩こりや首こりが気になる
□腰痛がある
□イライラしやすい
□やる気が出ない
□寝つきが悪い
□動悸やめまいを感じる
□高血圧である
□血糖値が高い
□胃もたれしやすい
□お酒に弱くなった
□かぜをひきやすい
□疲れる、だるい
□痔や頻尿が気になる
□手足が冷える、むくむ
□爪が欠けやすくなった

【YESの数をチェック】
ここに挙げた項目は、すべて毛細血管の老化を表す症状。YESの数が多ければ多いほど、毛細血管が劣化している証拠。

取材・文/植田晴美
イラスト/つぼゆり

※この記事は「ゆうゆう」2026年3月号(主婦の友社)の記事を、WEB掲載のために再編集したものです。

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