「大変そうだな…」野菜室はもう使わない…？手足のしびれと向き合う母が見つけた《新しい家事》の方法とは

漫画家兼イラストレーターとして活動している、えりた（@erita_enikki）さん。営業職時代の体験談や育児、日常の出来事を漫画にし、Instagramで発信しています。

思わず「わかる」と頷いてしまう、家の中のちょっとした変化とは？

少しずつ変わる日常

手足のしびれが出てから、母の暮らしは少しずつ変化していきました。お風呂、料理、家事……どれもこれまで通りにはいかなくなり、家の中にはいろいろな椅子が増えていきます。「家の中はイスだらけ（笑）」と笑って話す母。お風呂場の前にも椅子を置き、まずはそこで休憩してから入浴へ。洗面器は使わずシャワーで体を流し、ポンプ式の石鹸を手にとって「てちてち」と叩くように洗います。指先のしびれで細かい動作が難しいため、浴槽に入るのも、出るのもゆっくりと。入浴時間は40分ほどかかりますが、それでも自分のペースでこなしています。

料理も工夫がいっぱい。今は夜だけ宅配弁当を頼み、朝は納豆ごはん、昼はざるうどんなどの簡単なメニューを用意。フォークを使い、椅子に座りながらお米を研いだり洗い物をしたりしています。父も家事に参加しており、洗濯やゴミ出し、スーパーの買い出しまで担当。かつてはノー家事だった父の変化に驚きつつも、頼もしさを感じます。

一方で、あきらめたことも。「野菜室はかがめないから使わなくなった」「ボタン付きの服は難しいから、マジックテープ式の服をネットで買っている」と話す母。無理せず工夫を取り入れながら、「今の自分に合った暮らし方」を模索しています。

「前々からベッドにしておいてよかった」「減塩つくりおき作ったよ！」そんな母と娘の穏やかな会話に、温かい気持ちになります。たくさんの椅子と細やかな工夫に支えられた、母の暮らしの記録です。

Instagram：えりた（@erita_enikki）

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