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柄本佑、石橋静河、広瀬奈々子監督が第31回釜山国際映画祭に参加!『このごにおよんで愛など』ワールドプレミアから会見までをレポート

  • 2026.10.13

現在開催中の第31回釜山国際映画祭(BIFF)の「釜山アワード部門」に正式出品された、長澤まさみ×柄本佑×石橋静河共演、新鋭・広瀬奈々子の長編映画第2作となるオリジナル作品『このごにおよんで愛など』(11月27日公開)。釜山へは、柄本、石橋、広瀬監督が現地入りし、ワールドプレミア上映や公式記者会見に参加した。その模様をオフショットも含めてたっぷりとお届けする。

【写真を見る】真紅のドレスで登壇した石橋静河、柄本佑の全身ショット

大盛況のワールドプレミア上映!Q&Aでは作品の魅力やテーマを深掘り

【写真を見る】真紅のドレスで登壇した石橋静河、柄本佑の全身ショット [c] 2026 K2 Pictures
【写真を見る】真紅のドレスで登壇した石橋静河、柄本佑の全身ショット [c] 2026 K2 Pictures

まずは、10月11日に開催されたワールドプレミア上映に、柄本、石橋、広瀬監督が参加。柄本、石橋にとっては初の釜山国際映画祭となる。広瀬監督は、デビュー作『夜明け』(18)、ドキュメンタリー映画『つつんで、ひらいて』(19)に続き、本作で3作品連続3度目の釜山国際映画祭出品という快挙を達成した。

本作が出品された「釜山アワード部門」は、コンペティションのメイン部門として昨年新設され、最優秀作品賞、監督賞、審査員特別賞、主演男優/女優賞、芸術的貢献賞が与えられる。さらに最優秀作品賞には、米アカデミー賞の国際長編映画部門への応募資格も与えられるなど、国際的にも大きな期待と注目を集める最重要部門だ。本作で広瀬監督が描く不器用な3人の愛の物語への注目度は高く、上映会場となった映画の殿堂、ハヌルヨン劇場(Busan Cinema Center Haneulyeon Theatre)は超満員の観客で埋め尽くされた。

長澤まさみ演じる詩の顔パネルを手にした柄本佑、石橋静河、広瀬奈々子監督 [c] 2026 K2 Pictures
長澤まさみ演じる詩の顔パネルを手にした柄本佑、石橋静河、広瀬奈々子監督 [c] 2026 K2 Pictures

上映前の舞台挨拶では、シックなオールブラックスーツに身を包んだ柄本、鮮烈な真っ赤なドレスが美しい石橋、そして広瀬監督が登壇。インフルエンザのため惜しくも現地への参加が叶わなかった主演の長澤だが、柄本の手には長澤演じる主人公、小島詩の顔パネルが。キャスト陣の粋な演出によって、晴れて“3人揃って”釜山の地へ立つ姿を見せると、会場は一気に温かな笑顔と熱気に包まれた。さらに、現地に駆けつけることができなかった長澤本人からもメッセージが到着し、柄本が代読した。

「今日は、すばらしい晴れ舞台に参加する事ができず、ごめんなさい。映画の撮影時から、『釜山映画祭に行けたらいいよねぇ』なんて、話していたなかでの念願の映画祭参加だったのでとても残念です。あ、でも、きっと佑くんと静河ちゃんが舞台挨拶を大いに盛り上げてくれると思いますので、安心しております。『このごにおよんで愛など』は、自分たちらしい“家族”の形を求めて、3人が悩んだり、立ち止まったりしながら必死に前に進んで行く物語です。この作品を通して、普段生活していて見えづらい、様々な人たちの存在や、視点に触れるきっかけになったように思います。複雑なことを知った気になるのではなく、知ろうとし続ける姿勢を大切に、日々を生きたいです。この映画が、釜山映画祭という大きな舞台で世界初上映されると思うと心が躍ります。 また、いつか、皆様とお会いできますように。ヨロブン、ノム チョアヘヨ(みなさん、大好きです)」という長澤からのコメントに、会場から温かな拍手が贈られた。

10月11日に『このごにおよんで愛など』のワールドプレミア上映が開催 [c] 2026 K2 Pictures
10月11日に『このごにおよんで愛など』のワールドプレミア上映が開催 [c] 2026 K2 Pictures

広瀬監督は「『夜明け』で釜山国際映画祭に招待していただいて、またここに戻ってくることができてとてもうれしいです。今日は長澤さんが来られなかったことが残念ではあるのですが、詩ちゃんがとても魅力的なキャラクターなので、ぜひ詩ちゃんに振り回されながらこの映画を楽しんでいただけたらなと思います」とアピール。

妻である詩の突然の提案に戸惑いながらも、彼女との幸せを模索する夫、小島杜夫役を演じた柄本は「アンニョンハセヨ。チョヌン、エモトタスクイムニダ(こんにちは。柄本佑です)。『皆さんよろしくお願いします』と言おうと思ったのですが、この道中でなんと言うか忘れちゃいました(笑)」と、会場の笑いを誘う。続けて「実を言うと海外の映画祭自体が初めてで、皆さんとこうやって非常に親密な距離感で緊張もしているのですが、現場を楽しみながらお話できそうだなと思っています」と笑顔で期待を込める。

そして、詩の担当編集者で、恋人関係でもある倉持潤奈役を演じた石橋は「アンニョンハセヨ。チョヌン、イシバシシズカイムニダ。チャル プタク トゥリムニダ(こんにちは。石橋静河です。よろしくお願いします)」と韓国語の挨拶を披露し、「私は今回初めて釜山に来ることができました。本当に温かく迎えてくださって、皆さんがすごく映画を愛しているんだなということを感じられる雰囲気でとても幸せです。長澤さんが来られなかったのは本当に残念ですが、3人の関係性をぜひ映画の中で楽しんで観て、そしてなにかを持ち帰っていただけたらいいなと思っております」と観客に向けて温かなメッセージを贈った。

ワールドプレミア上映の舞台挨拶に登壇した柄本佑、石橋静河、広瀬奈々子監督 [c] 2026 K2 Pictures
ワールドプレミア上映の舞台挨拶に登壇した柄本佑、石橋静河、広瀬奈々子監督 [c] 2026 K2 Pictures

上映には柄本、石橋、広瀬監督も揃って参加し、現地観客と同じ空間で作品を鑑賞。夫と彼女、2つの愛を手に入れようとした詩の「3人で子どもを作るのはどうかな?」という突拍子もない提案から始まる、3人の暮らし。愛する人と共に生きることに迷い悩む姿を描く繊細なドラマに、観客は深く引き込まれていく。

終映直後には、深い余韻を惜しむかのような大拍手が沸き起こった。上映後、再び登壇した広瀬監督は「すばらしい会場で皆さんと一緒に作品を観させていただいてとても幸せな気持ちでいっぱいです。少し笑いも起きていてほっとしました」と胸をなでおろし、万雷の拍手で迎えられた客席へ感謝の想いを伝えた。

小島杜夫役の柄本佑 [c] 2026 K2 Pictures
小島杜夫役の柄本佑 [c] 2026 K2 Pictures

柄本は「笑いが起きていたり、思わぬところで思わぬ反応があったりと、『こうやって観てもらえるんだ』という、ある種の感覚みたいなものが海を渡ったなっていうことを実感しました」とコメント。

石橋は「この映画のテーマっていうのはとても複雑なものだと思うのですが、広瀬監督はそのなかに軽やかさをたくさん詰め込んでいて、それをしっかり皆さんが受け取ってくださった感覚がしてとても胸がいっぱいです」と初上映を終え感無量の様子を見せる。

観客とのQ&Aコーナーでは、キャスト陣が繊細な演技で魅せたキャラクター、気になるエンディングについてなど深く迫る質問が次々と寄せられた。

「役作りにおいて共感したところは?」と問われた柄本は「このお話を特別なものではなくごく普通の日常として捉えていたので、共感という意味ではあまりなかったかもしれません」と回答。役作りにおける工夫については「僕が真顔でいると、どうしてもなにかを疑っているように見えてしまうみたいで(笑)。杜夫は序盤、潤奈と詩の関係にまったく気づいていない役どころなので、場を3人で楽しんでいる様子や『潤奈ちゃんいい子だな』という素直な気持ちが見えやすくなるよう、真顔を解除してリアクションをあえてライトかつ大きめにしていました。詩からカミングアウトを受けるまでは、とにかくその明るい反応をベースにして演じていました」と自身の役作りを明かし、会場の関心を集めた。

倉持潤奈役の石橋静河 [c] 2026 K2 Pictures
倉持潤奈役の石橋静河 [c] 2026 K2 Pictures

さらに「作品を通じて『愛の形』は“普通”と定義できるものはないと感じた。潤奈として、そして石橋自身が求める『愛の形』とは?」と投げかけられた石橋。

「潤奈は『子どもがほしい』という強い願いを持ち、それは当たり前に叶うものだと思って生きてきました。でも制度によってその『当たり前』から排除され、苦しむことになります。それでも自分の想いに直面し、詩ちゃんのことが好きで諦めない姿勢にすごく惹かれました」と役柄への愛おしさを語る。

また、自身にとっての「愛」について問われると「私にとって『愛すること』は『ギブすること(与えること)』だと思っています。潤奈も本当は誰かに惜しみなく愛を与えたかったはずなのに、それができなかったことがなによりの苦しみだったのではないかと思います」と役への真摯な想いを寄せた。

メガホンをとった広瀬奈々子監督 [c] 2026 K2 Pictures
メガホンをとった広瀬奈々子監督 [c] 2026 K2 Pictures

監督が“彼女に振り回されながら映画を楽しんでいただけたら”と語っていた主人公、詩のキャラクターについて聞かれると、広瀬監督は「詩ちゃんは『子ども』のような存在として、常に後部座席に座っているようなイメージで描いていました」と明かす。

「一見、詩ちゃんだけがわがままに見えますが、杜夫にも潤奈にもそれぞれ譲れないものがあります。それぞれの譲れない想いをぶつけ合い、混ぜあわせながら物語を作っていきました」と語り、かけがえのない3人の個性と、彼らの関係性が手繰り寄せる物語の行方に注目してほしいと述べた。

公式記者会見では「いろいろな愛の形」について柄本佑らがトーク

10月12日開催の釜山国際映画祭公式記者会見に登壇した柄本佑、広瀬奈々子監督 [c] 2026 K2 Pictures
10月12日開催の釜山国際映画祭公式記者会見に登壇した柄本佑、広瀬奈々子監督 [c] 2026 K2 Pictures

翌日10月12日には公式記者会見が開催され、昨日のワールドプレミアに続き、会見でも長澤演じる主人公、小島詩の顔パネルをもって柄本と広瀬監督が登場。アジア各国から詰めかけた大勢のメディアを前にトークを繰り広げた。

広瀬監督はこの作品を制作したきっかけが、レズビアンカップルの友人に子どもができたという知らせを受け、その子どもが無事に生まれて大きくなった時、いつかこの映画を観てもらいたいと思ったことだったという。

「婚姻や結婚、出産といった既存の家族像や固定観念に縛られて悩んでいる方に届けられる作品になればと思っています。当事者だけに閉じたお話にするのではなく、同性婚という形を借りながら、3人の物語として展開させました」と、本作に込めた想いを明かす。

釜山国際映画祭公式記者会見で様々な質問に答えた柄本佑、広瀬奈々子監督 [c] 2026 K2 Pictures
釜山国際映画祭公式記者会見で様々な質問に答えた柄本佑、広瀬奈々子監督 [c] 2026 K2 Pictures

続いて、主人公、詩の夫である杜夫を演じた柄本は「それぞれの愛の形を描いた作品ですが、僕自身はそういった様々な形があって当たり前だと思っていますし、非常におもしろい物語として楽しんで脚本を読ませていただきました。この3人はみんなすごくわがままで欲しがり屋さんなんです(笑)。そのなかで杜夫の欲望はどこにあるのかと考えた時、とにかく『詩と一緒にいたい』というシンプルな思いをベースにして演じました」と、まっすぐに役と向き合った舞台裏を振り返った。

「APM(アジアン・プロジェクト・マーケット)」に出展されていた本作。その当時から英題が変更となっており、広瀬監督はそのことについて聞かれると、当初の英題が『WHAT'S LOVE GOT TO DO WITH IT』なのですが、長すぎて覚えられないと言われたので(笑)、もう少しシンプルなタイトル(『BETWEEN TWO LOVERS』)にしました。重いテーマを扱いつつもとても軽やかな映画なので、シンプルに振り回されながら楽しんでほしいという想いや、2人の恋人の間で揺れ動く様をタイトルに込めさせていただきました」と想いを語る。「タイトルに続く言葉は、ぜひ観客の皆様それぞれに考えていただけたらうれしいです」と続け、詩、杜夫、潤奈の3人の関係が紡ぐ物語の行方にぜひ注目してほしいと呼びかける。

長澤まさみ演じる詩の顔パネルを手にした柄本佑と広瀬奈々子監督 [c] 2026 K2 Pictures
長澤まさみ演じる詩の顔パネルを手にした柄本佑と広瀬奈々子監督 [c] 2026 K2 Pictures

続いて「日韓問わず現代の若い女性たちが結婚や出産、キャリアなどのプレッシャーに悩む姿を描く作品が増えている背景をあげつつ、本作を通じて女性たちへどんなメッセージを届けたいですか?」という質問に対して、広瀬監督は「日本の女性たちは『こうでなければいけない』という価値観にとらわれすぎてしまって、我慢しながら生きている方がまだたくさんいらっしゃると感じています。特に出産期や年齢のこともあり、お仕事をしながら…ということが難しいんですよね。そういったことに私自身、非常に感心があって、この作品のなかで女性のライフステージというテーマを詰め込ませていただきました」と現代の社会背景と通ずる本作のテーマについて話す。

さらに監督は「社会の規範を守って一生懸命頑張っている人ほど、そうではない人に対して『私こんなに頑張っているのに』というような気持ちになってしまうことがあります。だからこそ、このキャラクターたちを通して『もうちょっと楽に生きていいんだよ』というメッセージを届けられたらと思っています」と作品に込めた真摯な想いを語り、生きづらさを抱える人々の背中を優しく押す本作の魅力を力強くアピールした。

釜山国際映画祭公式記者会見での柄本佑 [c] 2026 K2 Pictures
釜山国際映画祭公式記者会見での柄本佑 [c] 2026 K2 Pictures

また、今回が初の海外映画祭参加となった柄本が、釜山の印象や観客の反応、また複雑な杜夫という役の作り方について聞かれると「街全体で映画を盛り上げている空気感がありました。映画を観ていた時に笑いが起きる場所の不意打ち感みたいなものは、なかなか客観的には見えないところもありますが、それでも『この映画のおもしろいところってここだよね』というふうにどこか思っているところがあったりして。それとは全然違うところで笑いが起きていたりしていたので、それを見た時に『海越えたな』という感じがして、とてもうれしかったです」と生のリアクションに対して感無量の様子。

「全体的な印象で言うとすごくピュアに、精度高くこの映画を観てくれている。観客の方々がすごくストレートにまっすぐ作品を見に来てくれているなということも同時に思いましたね」と、国境や言語を越えて届いた現地観客の温かな反応に手応えを語る。

釜山国際映画祭公式記者会見での広瀬奈々子監督 [c] 2026 K2 Pictures
釜山国際映画祭公式記者会見での広瀬奈々子監督 [c] 2026 K2 Pictures

演じた杜夫について柄本は「(詩、杜夫、潤奈の3人で)豚の角煮を食べるシーンのリハーサルで、詩と潤奈の関係のことにはまったく気づいていないという演技をする時に、僕としてはそういうことを含ませているつもりはないのですが、ただ潤奈さんを見ていたり、ただ詩ちゃんを見ていたり…すると、『2人の関係に勘ぐってるようにみえる』と監督から言われたことがありました。その場を楽しんでいる雰囲気を少しオーバーに見えるくらい演じたほうが、そういった勘ぐっているという感じをゼロにできるのではないかなと。その晩に詩ちゃんからのカミングアウトを聞いて100になるみたいな(笑)。その差を出すということを監督から言われて、そこが杜夫を演じていくベースになりました」と監督とのやり取りを通じて役の奥行きを深めていったエピソードを披露。

長澤まさみの顔パネルを掲げ、絆をのぞかせる笑顔の柄本佑 [c] 2026 K2 Pictures
長澤まさみの顔パネルを掲げ、絆をのぞかせる笑顔の柄本佑 [c] 2026 K2 Pictures

柄本は「脚本の段階でも話をして、(詩ちゃんから)カミングアウトを受けた時もけっこうわかりやすく慌てふためいていたのですが、そこを逆にちょっとストップしない?(笑)というアイデアも提案させていただいたりして。“動と静”の使い分けみたいなことですかね。監督から受けた演出によって出てきたという印象です」と、監督との真摯な対話を通じて緻密に組み立てられた役作りの舞台裏を明かし、監督とキャスト陣の深い信頼関係が生み出した絶妙なキャラクター制作秘話に、現地メディアから大きな関心が寄せられた。

釜山の海岸沿いを楽しむ柄本佑と石橋静河 [c] 2026 K2 Pictures
釜山の海岸沿いを楽しむ柄本佑と石橋静河 [c] 2026 K2 Pictures

終始キャスト、監督陣の深いチーム愛があふれ、記者会見は終了。国境を越え、現地観客の心をしっかりと掴んだ映画『このごにおよんで愛など』。ワールドプレミアでの大盛況を皮切りに、今後の展開と日本公開へ向けて大きな期待が膨らむ釜山国際映画祭のステージとなった。

石橋静河のリラックスした表情 [c] 2026 K2 Pictures
石橋静河のリラックスした表情 [c] 2026 K2 Pictures

あわせて、レッドカーペットや公式記者会見で見せた表情とは一味違う、キャスト陣の自然体な魅力が満載のアザーショットもお届け。海風が心地よい釜山の海岸沿いを楽しむ柄本、石橋の姿や、会場となる「BIFF」の大型ロゴをバックに2人揃ってお茶目に指ハートを贈るキュートな姿、さらには今回登壇が叶わなかった長澤の顔パネルを掲げ、絆をのぞかせる笑顔のひと幕など、映画祭の現場のあたたかな空気感とキャスト同士の仲のよさがあふれ出た貴重なショットとなっている。

「BIFF」の大型ロゴをバックに、お茶目に指ハートを贈る柄本佑と石橋静河 [c] 2026 K2 Pictures
「BIFF」の大型ロゴをバックに、お茶目に指ハートを贈る柄本佑と石橋静河 [c] 2026 K2 Pictures

10月24日(土)にはいよいよジャパンプレミアが開催され日本でも本作が初お披露目となる。わがままで、ずるくて、だけどどこか愛おしい、不器用な3人が揺れ動く感情と向き合いながら紡ぎ出す映画『このごにおよんで愛など』にぜひ期待してほしい。

文/山崎伸子

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